2017年10月30日
フェイスブックを使った国際ロマンス詐欺 (出会いサイトだけではない)
最近日本へ一時帰国したとき、あるFBのグループに参加するため、今まで避けてきたFacebookに登録することを余儀なくされました。
あまり慣れないことなので、最初は「友達承認」を無差別にやっていたため、あっという間に何百人と友達が増えていきました。
その中に明らかに「怪しい男性」が含まれていたので、ここで公開することにしました。
なぜ、私が「怪しい」と断言できるかというと、以下にあげる写真は、もうすでに何度も詐欺に使われているという証拠を掴んだからなのです。
私は幸いお金を騙し取られたことはありませんが、怪しいと思って調べていたら、色々な「国際ロマンス詐欺」の手口があることを発見。
被害が出ないようにここに注意を喚起するものです。
まず、この将校の写真。
FBでの名前はmarinova sashka yulianova となってますが、この方はWikipediaにも乗ってるほどの有名人。バーモント州の将校で、全く別の名前です。
「友達承認」後メッセンジャーでコンタクトしてきました。
最初は「なぜこんな(偉い?)人が私にコンタクトしてくるのだろう?」という純粋な疑問から、数回のやり取りをしました。
すると数回しかメッセージをやりとりしてないのに、いきなり「愛してる」だの「君は僕の理想の女性」だの、あまりにも見え透いたことを言い始めて、「会ってもいないのに、なぜそんなことが分かるの?」
というと、「僕には写真を見ただけでわかるんだ。君がどんなに素晴らしい女性かということがね。」と云う。
「これはなにかおかしい」と思い、彼に「それじゃ今すぐ自撮りの写メを送って。そしたら、あなたの言うことを信じるわ。」と、いいました。
すると、送ってくるわ、送ってくるわ。これでもか、これでもかと次々と彼の公私共に撮った数々の写真が。
でもその場での「自撮り」はもちろんなし。
疑問があると、追求しないではおれない性格の私は、すでに調べ上げて偽者だということが分かっていたので、すぐに彼をブロックしました。
本物の方は公式のFBしか持っておらず、誰かが「君の写真を別のFBで見たよ。シリアにいるって?」という投稿に、自分は個人のアカウントを持っていないので、自分の写真を使ってるFBがあったらすぐに削除するように、とありました。
ほーらね。あんたのやってることはミエミエなのですよ。私を騙そうったってそうはいきませんヨ。
はい、それではお次。
こちらは「友達承認」する前に申請の時点ですぐに見分けがつきました。
なぜなら、すでに以前なにかのサイトを通じて、私に言い寄ってきた輩だったからです。
性懲りもなく同じような写真を使って、当然また別の偽名でFBに登録。
Mark Anderson なる名前を使ってますが、これもまったくのウソ。 本人はニューヨークで前立腺がんの個人クリニックを手広く経営しているお医者さん。 当然家族も奥さん、子供がいるのですが、FBの基本データには死別となっています。 |
前には、自分は美容整形外科で、ドイツで開業したい。などと言って私にコンタクトしてきたのですが、やはり数回のやり取りの後に、「愛してる」だの、はーだのと言ってきたのでした。
その時点では、まだ本当の彼がどこで、何をしてるかを知らなかったのですが、偽者の話に矛盾点が多いことや、やはり自撮りを送ってこなかったと言うこともあってすぐに見破ったのでした。
しかし、いったいどういう手口を使ってお金を騙し取ろうとするのですかね〜?!
私には知る由もないですが、ネットで被害者の投稿等を見てみると、
「窮地に追い込まれた自分を救ってくれないか」
「身内の手術費が足りない」
「軍から報酬がでて君宛に送ったが、送料代を立て替えないと荷物が届かない」
「すごく儲かるビジネスで、すでに取り掛かってるが少し資金が足りない。協力してくれたら、君にも儲けがある」 等々、あの手この手で思いつくわ、思いつくわっ、てなもんですね。
FBに限って言えば、見分けの仕方をちょっと私なりに纏めてみましたので、参考になればと思います。
まず、基本データに「友達」の数が殆どない、あるいは共通の友達が数人。というのが上げられます。
これは、目的が「友達作り」ではないので、当然といえば当然ですが、考えられるのは、
友達同士の繋がりを持たせないために、FB友がいても、設定でプレビューさせないのではないでしょうか。
あと、写真の投稿に生活感のないことが多いです。ありきたりの「愛」をテーマにした写真等が数枚。
時々数枚の個人写真があったりしますが、FB友とのやり取りが極力少ないか、全くない。
投稿してからまだ数ヶ月か1〜3年
というのが特徴ですか。
これは、本当に私の独断と偏見なので、個人の範疇においてはこの限りではありません。
日本人の情けを利用したり、国際結婚に憧れている女性をターゲットにする、こういったロマンス詐欺は、後を絶たないようです。
この記事を目にしたあなたも、ぜひぜひ気をつけてくださいね〜!
こともあろーに、あの例のMark Andersonなる医者はですね〜、また同一人物の写真を使って、Barnes Carol Joanneという別の偽名を使って、私に「友達申請」してきましたよ。
アホかっつ?と言いたくなりますが、お互いに同じ写真を使ってるのを知らないのでしょう。
何せサイトには腐るほど彼の写真がありますもん。
きっとこいつらは犯罪組織も違うところ同士(例えばナイジェリアとかモロッコとか)だろうから、こういう形でバレルのを予想してない模様。
しかし、私もよく餌食にされますよね〜。
よっぽど騙されやすそうに見えるのかな〜っつ・・・?
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