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2015年05月10日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part11 奇策!?
チームA 40
チームB 36
安西「ほっほっほっ。さすが仙道君ですね。一筋縄ではいきませんね。」
チームAは再び藤真がボールを仙道に入れる。
三井もしっかりマークについているが、仙道はドリブルインしながらノールックパス。
その先には、流川。
仙道「そこに来てないわけないよな。」
流川はボールを受けるとあっさりとシュートを決める。
チームA 42
チームB 36
清田「し、しまった。」
牧「清田、どうした。流川にはかなわないか?」
清田「や、やってやる。」
ピイーーーー。
安西がここでタイムアウトを要求。
安西「残り時間が1分半で、6点差です。30秒で2点ずつ詰めないといけません。」
桜木「(また、当たり前のことを言ってやがる。)」
牧「オフェンスに力を入れるということですね!」
安西「ほっほっほ。攻撃的に行きましょう。福田君、池上君と変わりましょう。
マークは、福田君は藤真君についてください。
牧君が神君につきます。」
三井「福田が藤真に!?」
安西「今の藤真君は、豪華な攻撃陣を味方にして、切れ込むことよりパスをすることに
喜びを感じている。そこにかけます。
福田君は、抜かれてもいいから3Pだけ止めるようにフェイスガードをしてください。」
花形「ここから逆転するには、ある程度のバクチも必要だ。」
三井「確かにな。いっちょやってみるか。」
安西「あと、牧君。ちょっと。」
なにやら安西と牧が話をしている。
牧「なるほど。面白いですね。やってみましょう。」
三井「何を話したんだ。?」
牧「お楽しみだ。期待しているぜ。三井よ。」
そして試合が再開された。
彦一「おおー。フクさんの復活や。」
藤真「なるほど。高さで攻めてくる気だな。
マークは、花形に赤木。福田に仙道。清田に流川。三井に神。牧に俺だ。」
素早く指示を出す藤真。
牧「行くぞ!」
安西が指示をしたのは、
安西「おそらく、福田君を入れると仙道君がマークにつくはずです。
そうなると三井君のマークが神君になる。
神君には悪いが、今の三井君は、神君のディフェンスでは止められないはずです。
そこをつきましょう。
神君にとっても来年に向けての課題が明確になりますよ。」
牧は、チェンジオブペースで藤真を交わした。
赤木「ここからはいかせん。」
赤木がフォローに入った瞬間、三井も動く。
うまく花形をスクリーンに利用し、神を振り切った。その瞬間、矢のようなパスが三井へ渡る。
三井「ナイスパース。」
迷いなく3Pシュートを放った。
そのシュートはまるで入るのが約束されたような軌道を描き、綺麗にリングをくぐった。
チームA 42
チームB 39
宮城「さすが、3年生たちだな。まるでいつも同じチームでプレーしているような連携だ。」
安西「宮城君、あのタイミングでボールを出すというのを肌で感じてください。
君ならできますよ。」
桜木「いつになく、ミッチーのシュートが入っているな。」
宮城「あの人は、入りだすと止まらないからな。やはり湘北にとって大きな武器だ。」
田岡「なぜうちに来なかった。三井よ・・・。」
赤木「逆転はさせんぞ。」
仙道「しっかり一本行きましょう。」
藤真がフロントにボールを運ぶと
彦一「おおっ。フクさんが藤真はんについとるでー。」
田岡「なるほど。身長差もあり、3Pだけは防ごうって感じか。
しかし、福田の守備ではあっさり抜かれるぞ。」
しかし、藤真の頭の中は、いかに、赤木、仙道、流川、神の4人を活かすかと
いうことに集中していたため福田を抜くという選択肢がなかった。
安西の思惑通りだった。
藤真は、確実に一本取ろうとしていたため、神の3Pもリスクを考え選択肢から外していた。
藤真「ここは任せた。」
そういって出したパスは流川へ渡った。
清田「止めてやる。ここから先へは行かせねぇ。」
高頭「避けては通れない相手だ。高校卒業するまで付きまとう相手だ。
しっかりやれ。」
つい独り言が出てしまった高頭。
チームAの監督である高頭だが、やはり海南の選手が気になって仕方がない。
流川「フン!関係ねぇ!」
流川は、インターハイ前の仙道とのワンオンワン。
沢北との戦いを経て、大きく成長していた。
それは、インターハイの決勝まで行った清田が得た経験より大きなものだった。
牧「な、なにぃ!」
一瞬で清田を置き去りにした。
(パスッ!)
チームA 44
チームB 39
(続く)
チームB 36
安西「ほっほっほっ。さすが仙道君ですね。一筋縄ではいきませんね。」
チームAは再び藤真がボールを仙道に入れる。
三井もしっかりマークについているが、仙道はドリブルインしながらノールックパス。
その先には、流川。
仙道「そこに来てないわけないよな。」
流川はボールを受けるとあっさりとシュートを決める。
チームA 42
チームB 36
清田「し、しまった。」
牧「清田、どうした。流川にはかなわないか?」
清田「や、やってやる。」
ピイーーーー。
安西がここでタイムアウトを要求。
安西「残り時間が1分半で、6点差です。30秒で2点ずつ詰めないといけません。」
桜木「(また、当たり前のことを言ってやがる。)」
牧「オフェンスに力を入れるということですね!」
安西「ほっほっほ。攻撃的に行きましょう。福田君、池上君と変わりましょう。
マークは、福田君は藤真君についてください。
牧君が神君につきます。」
三井「福田が藤真に!?」
安西「今の藤真君は、豪華な攻撃陣を味方にして、切れ込むことよりパスをすることに
喜びを感じている。そこにかけます。
福田君は、抜かれてもいいから3Pだけ止めるようにフェイスガードをしてください。」
花形「ここから逆転するには、ある程度のバクチも必要だ。」
三井「確かにな。いっちょやってみるか。」
安西「あと、牧君。ちょっと。」
なにやら安西と牧が話をしている。
牧「なるほど。面白いですね。やってみましょう。」
三井「何を話したんだ。?」
牧「お楽しみだ。期待しているぜ。三井よ。」
そして試合が再開された。
彦一「おおー。フクさんの復活や。」
藤真「なるほど。高さで攻めてくる気だな。
マークは、花形に赤木。福田に仙道。清田に流川。三井に神。牧に俺だ。」
素早く指示を出す藤真。
牧「行くぞ!」
安西が指示をしたのは、
安西「おそらく、福田君を入れると仙道君がマークにつくはずです。
そうなると三井君のマークが神君になる。
神君には悪いが、今の三井君は、神君のディフェンスでは止められないはずです。
そこをつきましょう。
神君にとっても来年に向けての課題が明確になりますよ。」
牧は、チェンジオブペースで藤真を交わした。
赤木「ここからはいかせん。」
赤木がフォローに入った瞬間、三井も動く。
うまく花形をスクリーンに利用し、神を振り切った。その瞬間、矢のようなパスが三井へ渡る。
三井「ナイスパース。」
迷いなく3Pシュートを放った。
そのシュートはまるで入るのが約束されたような軌道を描き、綺麗にリングをくぐった。
チームA 42
チームB 39
宮城「さすが、3年生たちだな。まるでいつも同じチームでプレーしているような連携だ。」
安西「宮城君、あのタイミングでボールを出すというのを肌で感じてください。
君ならできますよ。」
桜木「いつになく、ミッチーのシュートが入っているな。」
宮城「あの人は、入りだすと止まらないからな。やはり湘北にとって大きな武器だ。」
田岡「なぜうちに来なかった。三井よ・・・。」
赤木「逆転はさせんぞ。」
仙道「しっかり一本行きましょう。」
藤真がフロントにボールを運ぶと
彦一「おおっ。フクさんが藤真はんについとるでー。」
田岡「なるほど。身長差もあり、3Pだけは防ごうって感じか。
しかし、福田の守備ではあっさり抜かれるぞ。」
しかし、藤真の頭の中は、いかに、赤木、仙道、流川、神の4人を活かすかと
いうことに集中していたため福田を抜くという選択肢がなかった。
安西の思惑通りだった。
藤真は、確実に一本取ろうとしていたため、神の3Pもリスクを考え選択肢から外していた。
藤真「ここは任せた。」
そういって出したパスは流川へ渡った。
清田「止めてやる。ここから先へは行かせねぇ。」
高頭「避けては通れない相手だ。高校卒業するまで付きまとう相手だ。
しっかりやれ。」
つい独り言が出てしまった高頭。
チームAの監督である高頭だが、やはり海南の選手が気になって仕方がない。
流川「フン!関係ねぇ!」
流川は、インターハイ前の仙道とのワンオンワン。
沢北との戦いを経て、大きく成長していた。
それは、インターハイの決勝まで行った清田が得た経験より大きなものだった。
牧「な、なにぃ!」
一瞬で清田を置き去りにした。
(パスッ!)
チームA 44
チームB 39
(続く)
タグ:スラムダンクのその後 国体
2015年05月06日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part10 田岡の想い
チームA 38
チームB 36
2点差に詰め寄られて、残り時間が2分を切った。
チームAの司令塔藤真から、再び仙道へ矢のようなパスが通った。
丁度その頃、陵南高校の田岡監督が合宿へ差し入れのジュースを持ってきた。
田岡「仙道・・・。ちょっと雰囲気が違うな。」
仙道は、魚住の引退で、自分がキャプテンになったものの、目標を失いつつあった。
それは、今までは、受け身であり、積極的にバスケをすることがなかったからだ。
しかし、今、目の前の三井寿に、ボールを奪われ、すごい3Pシュートを見せられ、
くすぶっていたものが再燃した。
それは、インターハイ予選で流川、桜木と対戦した時の高揚感と似たものだった。
彦一「集中してはる。仙道さんが燃えてはるでーーー!
釣りばっかりしてた仙道さんが。やはり湘北のメンバーは燃えさすものがあるんやー。」
仙道は、一瞬右にドリブルをすると見せかけた。
三井は、その動きをフェイクとよみ、逆側に体重を移動しかけた瞬間、大きな壁にぶつかった。
三井「あ、赤木」
赤木「悪いな。スクリーンは誰かさんがよく要求してくれたおかげで得意でな。」
その一瞬のスキをついて、仙道は、切れ込んだ。
ドガーーーーン!!
すさまじい勢いのダンクが決まった。
チームA 40
チームB 36
仙道「よっしゃ!」
田岡「仙道め!やっと目覚めたか。この冬の選手権を含め、来年は陵南が全国制覇するために、
仙道が本気になる必要があるからな。」
田岡は彦一に気づく。
田岡「彦一。仙道は、やる気になったみたいだな。何かきっかけがあったのか?」
彦一「か、監督!きはったんですか。
先程、三井さんにボールを奪われたあと、すごい3Pを決められて、ボールを要求するようになったんですわー。
燃えてはりますよ。仙道さんは。」
田岡「三井か・・・。なぜうちに来なかった・・・。
しかし、仙道が本気になってくれてうれしい限りだ。
合宿に参加させてよかった。」
桜木「こらー、ゴリ。邪魔するな!仙道にいいかっこさせるな。」
赤木「フッ!勝負は勝負だ。三井は、今は敵だからな。」
牧「まだ、時間はあるぞ。確実に一本返そう。」
そういっておきながら、一瞬のスキをついて強引なペネトレイト。
藤真「しまった。三井へパスが出るぞ!」
しかし、花形がスクリーンをせず、ローポストへ。
そこへ寸分たがわぬタイミングで牧からボールが来る。
赤木「譲らんぞ。花形!」
花形「くっ!」
花形は、ボールを一瞬の判断で、清田へ回した。
清田「ようやく出番が来たぁあああ!」
そこへ流川が現れた。
清田「流川。てめぇにはぜってぇ負けねー。」
そういいながら、すさまじい勢いでドリブルイン。
流川はあっさり抜かれたかのように見えた。
しかし、それは罠だった。
その先には、仙道!
「ピピ――――!」
オフェンスチャージング
仙道「いててて!」
清田「せ、仙道!!」
田岡「ゲーム感も戻りつつあるようだな。
大事な場面でのチャージングを取る技術も一流だ。」
(続く)
チームB 36
2点差に詰め寄られて、残り時間が2分を切った。
チームAの司令塔藤真から、再び仙道へ矢のようなパスが通った。
丁度その頃、陵南高校の田岡監督が合宿へ差し入れのジュースを持ってきた。
田岡「仙道・・・。ちょっと雰囲気が違うな。」
仙道は、魚住の引退で、自分がキャプテンになったものの、目標を失いつつあった。
それは、今までは、受け身であり、積極的にバスケをすることがなかったからだ。
しかし、今、目の前の三井寿に、ボールを奪われ、すごい3Pシュートを見せられ、
くすぶっていたものが再燃した。
それは、インターハイ予選で流川、桜木と対戦した時の高揚感と似たものだった。
彦一「集中してはる。仙道さんが燃えてはるでーーー!
釣りばっかりしてた仙道さんが。やはり湘北のメンバーは燃えさすものがあるんやー。」
仙道は、一瞬右にドリブルをすると見せかけた。
三井は、その動きをフェイクとよみ、逆側に体重を移動しかけた瞬間、大きな壁にぶつかった。
三井「あ、赤木」
赤木「悪いな。スクリーンは誰かさんがよく要求してくれたおかげで得意でな。」
その一瞬のスキをついて、仙道は、切れ込んだ。
ドガーーーーン!!
すさまじい勢いのダンクが決まった。
チームA 40
チームB 36
仙道「よっしゃ!」
田岡「仙道め!やっと目覚めたか。この冬の選手権を含め、来年は陵南が全国制覇するために、
仙道が本気になる必要があるからな。」
田岡は彦一に気づく。
田岡「彦一。仙道は、やる気になったみたいだな。何かきっかけがあったのか?」
彦一「か、監督!きはったんですか。
先程、三井さんにボールを奪われたあと、すごい3Pを決められて、ボールを要求するようになったんですわー。
燃えてはりますよ。仙道さんは。」
田岡「三井か・・・。なぜうちに来なかった・・・。
しかし、仙道が本気になってくれてうれしい限りだ。
合宿に参加させてよかった。」
桜木「こらー、ゴリ。邪魔するな!仙道にいいかっこさせるな。」
赤木「フッ!勝負は勝負だ。三井は、今は敵だからな。」
牧「まだ、時間はあるぞ。確実に一本返そう。」
そういっておきながら、一瞬のスキをついて強引なペネトレイト。
藤真「しまった。三井へパスが出るぞ!」
しかし、花形がスクリーンをせず、ローポストへ。
そこへ寸分たがわぬタイミングで牧からボールが来る。
赤木「譲らんぞ。花形!」
花形「くっ!」
花形は、ボールを一瞬の判断で、清田へ回した。
清田「ようやく出番が来たぁあああ!」
そこへ流川が現れた。
清田「流川。てめぇにはぜってぇ負けねー。」
そういいながら、すさまじい勢いでドリブルイン。
流川はあっさり抜かれたかのように見えた。
しかし、それは罠だった。
その先には、仙道!
「ピピ――――!」
オフェンスチャージング
仙道「いててて!」
清田「せ、仙道!!」
田岡「ゲーム感も戻りつつあるようだな。
大事な場面でのチャージングを取る技術も一流だ。」
(続く)
2015年05月01日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part9 三井の覚醒
チームA 38
チームB 33
牧「藤真。1軍を譲った気はないからな。2軍チームを勝利させて1軍を当確にさせてもらう」
藤真「ふっ。そうでなくてはな。取り返すぞ!」
ブンッ!!
藤真からすごいスピードのパスが仙道に出た。
その瞬間、仙道はドリブルインをしようとしたが、三井がコースをふさいでいた。
仙道「!!」
そう、三井は夏のインターハイを乗り越えて、スタミナがついただけでなく、眠っていた
才能がほとばしり始めていたのだ。
それは、毎日の流川との1on1のトレーニングのおかげでもあり、尊敬する安西の指導の
おかげでもあった。
その反面、新キャプテンに任命されながら、今イチバスケに集中できていなかった
仙道は、ゲーム感覚が落ちていた。
三井「もらった。」
三井が仙道のボールをはたいた。
仙道「っと!」
そのボールに素早く反応したのが牧。
再びものすごいスピードでフロントにボールを運んだ。
牧「一本、確実に返すぞ!」
と指を立てたかと思うと、花形がやはりスクリーンの動きを見せ、神をブロックする。
桜木「(おおっ)メガネめっ!」
逆方向に走っていた三井がフリーになった瞬間にあっという間にパスが出る。
しかし、その瞬間、赤木が前に出た。
赤木「三井よ。そのパターンは見え見えだ。」
赤木がチームハエタタキに行こうとした瞬間、三井はバックステップを踏みながら
スリーポイントを放った。
(パスッ!)
藤真「な、なに!!」
彦一「あ、あのスピードでフェイダウェイなんて。アンビリーバブルすぎや!!
要チェック過ぎるでー」
三井は後ろによろけて倒れる。
赤木「・・・。」
三井「赤木よ。見え見えのパターンがなんだって!」
赤木「(こ、この男・・・。すごすぎる。)」
三井「花形よ。まねさせてもらったぜ。」
花形「(あの高速スピードでパスをもらって、動きながらのフェイダウェイ。信じられん。)」
牧「よく決めたな。」
チームA 38
チームB 36
2点差にチームBが迫った。
そして、とうとう仙道にスイッチが入る。
仙道「藤真さん。ボール回してください。」
(続く)
2015年04月25日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part8 お手本
チームA 38
チームB 30
残り時間は、ちょうど3分を切った。
安西は、国体の強化の依頼を利用しながら、冬の選手権を見据え、
湘北高校の戦力強化を図る狙いがあった。
安西にとって、山王工業戦の後の惨敗が心残りであったのだ。
それは、怪我をわかっていながら出場させた桜木への申し訳なさと
体力の限界のチームに対して何もしてやれなかった自分への反省。
そして、輝くばかりの才能に触れ、かつてホワイトヘアードデビルと言われた血が
再び騒ぎ出したのだ。
それは、日本一を狙える可能性を湘北というチームに見出していたからだ。
その中で急成長が必要と考えたのが、宮城と桜木の2名。
お手本とするべき牧と花形のプレーを見せたいと考えたのだ。
そして、流川にはライバルが必要と考え清田をつけた。
本来であれば、仙道をつけたいと考えていたが、チームが一緒のため、
爆発的な運動能力を誇る清田のようなタイプも今後を見据え勉強をさせたかった。
牧「一本止めるぞ。」
三井「確かにそろそろ止めて追いつかないとな。」
藤真は、ドリブルでフロントに運んだあと、少し驚いた。
藤真「(パスコースがない。)」
福田を下げたことによって、ディフェンスの穴がなくなったのだ。
実力あるメンバーがマンツーでディフェンスで迷いがなくなったのだ。
その刹那、
牧「甘いっ!」
バシィ!!
彦一「スチールや!!」
藤真「!!」
ボールがこぼれた。
そのボールを清田が拾った。
清田「牧さん!!」
清田からリターンパスが牧に返った。
流川が追いついた。
宮城「流川も良く戻ったな。」
しかし、牧は強引に切れ込んだ。
流川「にゃろう!」
牧の手をはたいたが、
「ピピ――――!」
審判の笛が鳴った。
「パスッ!」
審判「ディフェンスチャージ」
彦一「入った。3点プレーや。」
牧はボーナススローも難なく決めた。
チームA 38
チームB 33
安西「宮城君。牧君は、流れが必要な時は必ず自分で切れ込んできます。
それを止めないと湘北の勝ちはありません。
あの流れを読む力は経験です。
宮城君もインターハイに出て、経験を積んできています。
冬は止めれますよ。」
(続く)
チームB 30
残り時間は、ちょうど3分を切った。
安西は、国体の強化の依頼を利用しながら、冬の選手権を見据え、
湘北高校の戦力強化を図る狙いがあった。
安西にとって、山王工業戦の後の惨敗が心残りであったのだ。
それは、怪我をわかっていながら出場させた桜木への申し訳なさと
体力の限界のチームに対して何もしてやれなかった自分への反省。
そして、輝くばかりの才能に触れ、かつてホワイトヘアードデビルと言われた血が
再び騒ぎ出したのだ。
それは、日本一を狙える可能性を湘北というチームに見出していたからだ。
その中で急成長が必要と考えたのが、宮城と桜木の2名。
お手本とするべき牧と花形のプレーを見せたいと考えたのだ。
そして、流川にはライバルが必要と考え清田をつけた。
本来であれば、仙道をつけたいと考えていたが、チームが一緒のため、
爆発的な運動能力を誇る清田のようなタイプも今後を見据え勉強をさせたかった。
牧「一本止めるぞ。」
三井「確かにそろそろ止めて追いつかないとな。」
藤真は、ドリブルでフロントに運んだあと、少し驚いた。
藤真「(パスコースがない。)」
福田を下げたことによって、ディフェンスの穴がなくなったのだ。
実力あるメンバーがマンツーでディフェンスで迷いがなくなったのだ。
その刹那、
牧「甘いっ!」
バシィ!!
彦一「スチールや!!」
藤真「!!」
ボールがこぼれた。
そのボールを清田が拾った。
清田「牧さん!!」
清田からリターンパスが牧に返った。
流川が追いついた。
宮城「流川も良く戻ったな。」
しかし、牧は強引に切れ込んだ。
流川「にゃろう!」
牧の手をはたいたが、
「ピピ――――!」
審判の笛が鳴った。
「パスッ!」
審判「ディフェンスチャージ」
彦一「入った。3点プレーや。」
牧はボーナススローも難なく決めた。
チームA 38
チームB 33
安西「宮城君。牧君は、流れが必要な時は必ず自分で切れ込んできます。
それを止めないと湘北の勝ちはありません。
あの流れを読む力は経験です。
宮城君もインターハイに出て、経験を積んできています。
冬は止めれますよ。」
(続く)
2015年04月20日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part7 安西の策略
第2Qも終盤に差し掛かったころ点差はかなり開いていた。
チームA 38
チームB 27
三井「くそっ。藤真の奴。パスが冴えわたっている。」
高頭「(ひょっとすると自分で切れ込む牧より、これだけのメンバーがいると
周りを活かす藤真の方がこのチームにあっているのか?)」
宮城「ハァハァ。しかし、コイツら、ハンパねぇなぁ。」
(バタン)
扉があく音がしたと同時に大きな声が響いた。
彩子「こらー、リョータ。しっかりしろーー!」
・・・・
宮城「あ、彩ちゃん!!」
その背後から、
桜木「こらー、ミッチー。キツネにやられるな!」
三井「桜木・・・。怪我はよくなったのか・・・。あ、安西先生。」
流川「フン・・・。」
高頭「ようこそいらっしゃいました。安西先生。」
安西「ほう。面白そうなチーム編成だね。」
高頭「はっ。1軍と2軍と意識させるようにチーム編成してみました。」
安西「ほっほっほ。それでは、私に2軍とされているチームBを指揮させていただけますか?
ただし、牧君をこちらに入れさせてください。」
高頭「牧を!?」
ピピーーーー。
安西「タイムアウトです。牧君、宮城君と交代です。宮城君、こちらに来てください。」
宮城「お、おれが交代!?」
安西「宮城君、ここで牧君のプレーを私と見ましょう。
現時点では、君は牧君に及ばない。だが、君はこれから牧君以上に成長する可能性がある。
まずは牧君のプレーを見て、彼を超えてください。
それが冬の選手権で湘北が県大会を制するために必要だ。」
宮城「・・・。牧に及ばない・・・。」
彩子「なに落ち込んでるのよ。牧を超えるんでしょう。
これから勝てばいいのよ。」
牧「フッ。藤真にいいところばかり取られたからな。残り3分半で11点差か。
中々苦しいが、まだ巻き返せるぞ。」
三井「あぁ。あきらめねーぞ。」
花形「そうだな。」
安西「それでは、作戦です。
ディフェンスは、マンツーにしましょう。なれないゾーンではうまくいってない。
花形君は赤木君。
仙道君には、三井君。お願いできますか?」
(自信たっぷりに)
三井「もちろんです。任せてください。」
安西「流川君には、清田君。行ってみましょうか。」
清田「やっと出番か。どっちがNOルーキーか教えてやるぜ。」
福田「ハァ、ハァ。こ、交代・・・。」
安西「福田君は少し休んでください。この後、必ず福田君の力を必要とします。
そして、神君には、池上君。
藤真君には牧君です。」
チームBのボールから開始された。
牧「おらぁ、行くぞ!」
時間も少なくなってきたため、強引なペネトレイトで切れ込んだ。
不意を突かれた藤真はあっという間に抜き去られた。
藤真「くっ!」
赤木「止めるぞ!牧!」
桜木「おぉ、ゴリ!」
しかし、その瞬間、牧は、フリーの三井にパスを出した。
三井は、花形をうまく利用し、神のマークを外したのだ。
三井「任せろ!」
(パスッ)
三井のスリーポイントがリングをくぐった。
チームA 38
チームB 30
安西「宮城君、あれが牧君のすごいところだ。自ら切れ込み、ディフェンスを崩すことで
外がフリーになる。海南の必勝パターンだ。」
宮城「・・・。」
安西「そして、桜木君。
今、花形君が行ったプレーを見ましたか?
三井君がフリーになるために、神君のスクリーンとして壁になった。
何気ないプレーだが、あの花形君の動きをしっかり見ておいて下さい。
湘北が全国制覇をするために必要なプレーだ。」
桜木「全国制覇・・・。いい響きだ。」
安西「宮城君、このパターンは、君が山王戦で、無意識に行っていたパターンでもある。
赤木君がスクリーンになり、フリーになった三井君にパスをすることで、
湘北は盛り返していった。
このスタイルを一時的なものではなく、いつでも出せるようにすることが
宮城君の課題とします。」
(続く)
チームA 38
チームB 27
三井「くそっ。藤真の奴。パスが冴えわたっている。」
高頭「(ひょっとすると自分で切れ込む牧より、これだけのメンバーがいると
周りを活かす藤真の方がこのチームにあっているのか?)」
宮城「ハァハァ。しかし、コイツら、ハンパねぇなぁ。」
(バタン)
扉があく音がしたと同時に大きな声が響いた。
彩子「こらー、リョータ。しっかりしろーー!」
・・・・
宮城「あ、彩ちゃん!!」
その背後から、
桜木「こらー、ミッチー。キツネにやられるな!」
三井「桜木・・・。怪我はよくなったのか・・・。あ、安西先生。」
流川「フン・・・。」
高頭「ようこそいらっしゃいました。安西先生。」
安西「ほう。面白そうなチーム編成だね。」
高頭「はっ。1軍と2軍と意識させるようにチーム編成してみました。」
安西「ほっほっほ。それでは、私に2軍とされているチームBを指揮させていただけますか?
ただし、牧君をこちらに入れさせてください。」
高頭「牧を!?」
ピピーーーー。
安西「タイムアウトです。牧君、宮城君と交代です。宮城君、こちらに来てください。」
宮城「お、おれが交代!?」
安西「宮城君、ここで牧君のプレーを私と見ましょう。
現時点では、君は牧君に及ばない。だが、君はこれから牧君以上に成長する可能性がある。
まずは牧君のプレーを見て、彼を超えてください。
それが冬の選手権で湘北が県大会を制するために必要だ。」
宮城「・・・。牧に及ばない・・・。」
彩子「なに落ち込んでるのよ。牧を超えるんでしょう。
これから勝てばいいのよ。」
牧「フッ。藤真にいいところばかり取られたからな。残り3分半で11点差か。
中々苦しいが、まだ巻き返せるぞ。」
三井「あぁ。あきらめねーぞ。」
花形「そうだな。」
安西「それでは、作戦です。
ディフェンスは、マンツーにしましょう。なれないゾーンではうまくいってない。
花形君は赤木君。
仙道君には、三井君。お願いできますか?」
(自信たっぷりに)
三井「もちろんです。任せてください。」
安西「流川君には、清田君。行ってみましょうか。」
清田「やっと出番か。どっちがNOルーキーか教えてやるぜ。」
福田「ハァ、ハァ。こ、交代・・・。」
安西「福田君は少し休んでください。この後、必ず福田君の力を必要とします。
そして、神君には、池上君。
藤真君には牧君です。」
チームBのボールから開始された。
牧「おらぁ、行くぞ!」
時間も少なくなってきたため、強引なペネトレイトで切れ込んだ。
不意を突かれた藤真はあっという間に抜き去られた。
藤真「くっ!」
赤木「止めるぞ!牧!」
桜木「おぉ、ゴリ!」
しかし、その瞬間、牧は、フリーの三井にパスを出した。
三井は、花形をうまく利用し、神のマークを外したのだ。
三井「任せろ!」
(パスッ)
三井のスリーポイントがリングをくぐった。
チームA 38
チームB 30
安西「宮城君、あれが牧君のすごいところだ。自ら切れ込み、ディフェンスを崩すことで
外がフリーになる。海南の必勝パターンだ。」
宮城「・・・。」
安西「そして、桜木君。
今、花形君が行ったプレーを見ましたか?
三井君がフリーになるために、神君のスクリーンとして壁になった。
何気ないプレーだが、あの花形君の動きをしっかり見ておいて下さい。
湘北が全国制覇をするために必要なプレーだ。」
桜木「全国制覇・・・。いい響きだ。」
安西「宮城君、このパターンは、君が山王戦で、無意識に行っていたパターンでもある。
赤木君がスクリーンになり、フリーになった三井君にパスをすることで、
湘北は盛り返していった。
このスタイルを一時的なものではなく、いつでも出せるようにすることが
宮城君の課題とします。」
(続く)
タグ:スラムダンクのその後
2015年04月14日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part6 休憩
藤真「しかし、流川の爆発力は、神奈川の武器になるな。」
牧「あぁ、味方もパスを出したくなるオーラがある。
手が付けられなくなる雰囲気だ。
しかし、まだおとなしくしている奴もいるしな。」
(チラッ、牧が仙道を見ると)
仙道「まいったな。」
赤木「そういう牧もまだまだだろう。いい加減スロースタートなのは
改善できないのか?」
牧「フッ。ガードとしては、まずは戦力の把握が大事だからな。
赤木もゴリラっぷりがまだ足らないんじゃないか?」
赤木「誰が、ゴリラだ!!」
藤真「牧、第2Qは俺にさせてくれないか?」
牧「あぁ、この戦力は、うまく機能すればすさまじいぞ。
ただ、相手も曲者ぞろいだからな。気を付けろ。
って言わなくてもわかっているって顔だな。」
藤真「ああ、任せてくれ。」
その頃、チームBは、
三井「やはり、福田では流川は厳しいな。俺がマークにつこうか?」
花形「・・・。確かに、根性論では難しい部分があるな。」
清田「監督っ!流川を止める役を俺に任せてください。
アイツには、負けたくないんだ。」
高頭「確かに福田では、流川のスピードは厳しそうだな。
しかし、今日は我慢しろ。俺は戦力を見極めたいんだ。
お前の力はわかっているし、それにお前は・・・。
おっと。」
清田「お前は、何ですか?」
高頭「ま、まぁ、そのうちチャンスはやる。もう少し待ってくれ。
福田のオフェンス力をもう少し見ておきたい。」
花形「2-3のゾーンを試してみるか。
池上、三井に代わって、神のマークを頼む。
宮城は、引き続き牧を。中は、3人で守ろう。」
三井「まぁ、そんなところか。急造だが、それが一番よさそうだな。」
池上「神に3ポイントは決めさせないぜ。」
宮城「点を詰めていかないといけないですね。」
福田「俺にもっとパスをよこせ。」
宮城「そんなこといったって。仙道のマークを振り切れるのかよ。」
福田「決める!」
花形「そうだな。少し、福田に任せてみよう。
おそらくディフェンスは、俺と三井の負担が大きくなる。
福田にオフェンスで力を見せてもらわないとこのままでは厳しい。」
三井「仕方ねぇな。負けちゃ何にもならないからな。
我慢してやるか。」
池上「よし、第2Q、巻き返そう!」
その頃、湘北高校では、・・・。
桜木「ぬ、だ、誰もいない。せっかく天才がリハビリの合間に様子を見に来たのに!」
彩子「あら、桜木花道じゃない。リハビリが嫌になったの?」
桜木「愚問を。この天才がこなせないリハビリなどありません。
リハビリ王の名をほしいままにしてますから。」
彩子「リハビリ王って・・・。」
晴子「あら、桜木君。」
桜木「(ほんわ〜)晴子さん。
ほかの庶民たちはどこにいったんですか?」
晴子「お兄ちゃんと、三井さん、宮城さん、流川君は、海南で合宿中よ。」
桜木「合宿!?」
晴子「そう、国体に神奈川選抜で挑むのよ。そのメンバーに選ばれたの。」
桜木「な、なにぃ。この天才を差し置いて。」
安西「ほっほっほっ。桜木君、今回は、2、3年生に花を持たせましょう。
君には来年がある。怪我を直して、来年、暴れるための秘密兵器ですよ。」
桜木「まぁ、そういうことなら仕方がねぇ。ミッチーたちに譲ってやるか。」
彩子「そおよ。早く怪我を直して、練習を開始しないと、どんどん流川に離されていくわよ。」
桜木「そ、そういえば流川も選ばれったって。オヤジ、また、オレをだまそうとしてるのでは!?」
安西「(ギクッ)。」
桜木「おのれー。」
桜木は、いつものように安西にタプタプをしようとしたが、やめた。
桜木「まぁいい。今は我慢だ。今オレにできることをやる。」
晴子「そうだ!今から海南に練習を見に行かない?(流川君も見たいし。)」
桜木「えっ。(二人きりでデート!?)」
安西「そうですね。あのメンバの練習を見るのも有効でしょう。
私も高頭監督に呼ばれているので一緒に行きましょう。」
桜木「えぇーーーー。アネゴ、オヤジをなんとかしてくれーー。」
彩子「誰が、アネゴよ。(バシッ)。まあ私も見に行こうかしら。」
(続く)
牧「あぁ、味方もパスを出したくなるオーラがある。
手が付けられなくなる雰囲気だ。
しかし、まだおとなしくしている奴もいるしな。」
(チラッ、牧が仙道を見ると)
仙道「まいったな。」
赤木「そういう牧もまだまだだろう。いい加減スロースタートなのは
改善できないのか?」
牧「フッ。ガードとしては、まずは戦力の把握が大事だからな。
赤木もゴリラっぷりがまだ足らないんじゃないか?」
赤木「誰が、ゴリラだ!!」
藤真「牧、第2Qは俺にさせてくれないか?」
牧「あぁ、この戦力は、うまく機能すればすさまじいぞ。
ただ、相手も曲者ぞろいだからな。気を付けろ。
って言わなくてもわかっているって顔だな。」
藤真「ああ、任せてくれ。」
その頃、チームBは、
三井「やはり、福田では流川は厳しいな。俺がマークにつこうか?」
花形「・・・。確かに、根性論では難しい部分があるな。」
清田「監督っ!流川を止める役を俺に任せてください。
アイツには、負けたくないんだ。」
高頭「確かに福田では、流川のスピードは厳しそうだな。
しかし、今日は我慢しろ。俺は戦力を見極めたいんだ。
お前の力はわかっているし、それにお前は・・・。
おっと。」
清田「お前は、何ですか?」
高頭「ま、まぁ、そのうちチャンスはやる。もう少し待ってくれ。
福田のオフェンス力をもう少し見ておきたい。」
花形「2-3のゾーンを試してみるか。
池上、三井に代わって、神のマークを頼む。
宮城は、引き続き牧を。中は、3人で守ろう。」
三井「まぁ、そんなところか。急造だが、それが一番よさそうだな。」
池上「神に3ポイントは決めさせないぜ。」
宮城「点を詰めていかないといけないですね。」
福田「俺にもっとパスをよこせ。」
宮城「そんなこといったって。仙道のマークを振り切れるのかよ。」
福田「決める!」
花形「そうだな。少し、福田に任せてみよう。
おそらくディフェンスは、俺と三井の負担が大きくなる。
福田にオフェンスで力を見せてもらわないとこのままでは厳しい。」
三井「仕方ねぇな。負けちゃ何にもならないからな。
我慢してやるか。」
池上「よし、第2Q、巻き返そう!」
その頃、湘北高校では、・・・。
桜木「ぬ、だ、誰もいない。せっかく天才がリハビリの合間に様子を見に来たのに!」
彩子「あら、桜木花道じゃない。リハビリが嫌になったの?」
桜木「愚問を。この天才がこなせないリハビリなどありません。
リハビリ王の名をほしいままにしてますから。」
彩子「リハビリ王って・・・。」
晴子「あら、桜木君。」
桜木「(ほんわ〜)晴子さん。
ほかの庶民たちはどこにいったんですか?」
晴子「お兄ちゃんと、三井さん、宮城さん、流川君は、海南で合宿中よ。」
桜木「合宿!?」
晴子「そう、国体に神奈川選抜で挑むのよ。そのメンバーに選ばれたの。」
桜木「な、なにぃ。この天才を差し置いて。」
安西「ほっほっほっ。桜木君、今回は、2、3年生に花を持たせましょう。
君には来年がある。怪我を直して、来年、暴れるための秘密兵器ですよ。」
桜木「まぁ、そういうことなら仕方がねぇ。ミッチーたちに譲ってやるか。」
彩子「そおよ。早く怪我を直して、練習を開始しないと、どんどん流川に離されていくわよ。」
桜木「そ、そういえば流川も選ばれったって。オヤジ、また、オレをだまそうとしてるのでは!?」
安西「(ギクッ)。」
桜木「おのれー。」
桜木は、いつものように安西にタプタプをしようとしたが、やめた。
桜木「まぁいい。今は我慢だ。今オレにできることをやる。」
晴子「そうだ!今から海南に練習を見に行かない?(流川君も見たいし。)」
桜木「えっ。(二人きりでデート!?)」
安西「そうですね。あのメンバの練習を見るのも有効でしょう。
私も高頭監督に呼ばれているので一緒に行きましょう。」
桜木「えぇーーーー。アネゴ、オヤジをなんとかしてくれーー。」
彩子「誰が、アネゴよ。(バシッ)。まあ私も見に行こうかしら。」
(続く)
2015年04月11日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part5 逆襲
彦一 「き、きたぁっ。」
牧の強引なまでのペネトレイト。
宮城「くっ。このおっさん、当たりが強いぜ。」
花形「これ以上行かせるか。」
花形のこれでもかというくらいの高い位置からのブロック。
清田「た、たけぇ。」
しかし、冷静に牧は花形のブロックをかわし、マークが外れた
赤木へパス。
赤木「うほっ!」
彦一「で、でたぁっ!湘北名物のゴリラダンクやーー!」
牧「やられたらやり返さないとな。」
赤木「花形よ。神奈川のセンターの座は譲らんぞ。」
この赤木のダンクがきっかけだった。
両軍入り乱れての乱打戦となった。
これは、急増チームのため、ディフェンスの連携が
そこまでうまくいっていないからだ。
(第1Q終了間際 8分50秒)
チームA 18
チームB 19
しかし、その均衡が突然崩れた。
均衡を破ったのは、流川だった。
流川「へい。」
仙道からボールを受け取った流川がいいように福田を抜き去り、
豪快なワンハンドダンク!
チームA 20
チームB 19
その後、宮城から花形へのパスを神がカット。
神「そのパターンは何度も見たよ。」
牧「速攻だ!」
高頭「おおっ。速い!」
先頭を真っ先に駈け出していた流川。
そこに牧がパスを出した。
宮城「まてっ、流川。」
快速宮城が流川に追いついたと思った瞬間、
流川は急停止。静かにスリーポイントを放つ。
宮城「な、なにっ。」
(パスッ)
チームA 23
チームB 19
三井「ちっ。リバウンダーが誰もいない状況でスリーかよ。」
福田「・・・。コイツ、できる。」
池上「一本返して、1Qを終わるぞ。」
そういって、宮城に不意に出したパスをカットしたのは仙道。
仙道「池上さん、先程のお返しですよ。」
池上「し、しまったぁ。」
そういって仙道は、そのままドリブル。
仙道「おっ!」
福田が仙道をマークしにかかる。
福田「仙道は、危険だ。」
しかし、その瞬間を仙道が見逃すはずはなかった。
ゴールに向けて、すさまじい勢いのボールが投げられた。
(ドドンッ)
彦一「き、決まったぁ。アリウープや!仙道さんと流川君のホットライン完成や!
最強やこのコンビは!アンビリーバブルや!」
清田「・・・。くそっ。試合に出たい。」
ゴールを決めた流川は、
流川「いてぇ。もう少しやさしい球をよこせ。」
仙道「あれぐらいならお前ならとれるだろう。」
牧・赤木「・・・すげぇな。」
福田「・・・。負けん!」
チームA 25
チームB 19
1Q終了間際にあっという間に流川が7点をたたき出した。
(続く)
牧の強引なまでのペネトレイト。
宮城「くっ。このおっさん、当たりが強いぜ。」
花形「これ以上行かせるか。」
花形のこれでもかというくらいの高い位置からのブロック。
清田「た、たけぇ。」
しかし、冷静に牧は花形のブロックをかわし、マークが外れた
赤木へパス。
赤木「うほっ!」
彦一「で、でたぁっ!湘北名物のゴリラダンクやーー!」
牧「やられたらやり返さないとな。」
赤木「花形よ。神奈川のセンターの座は譲らんぞ。」
この赤木のダンクがきっかけだった。
両軍入り乱れての乱打戦となった。
これは、急増チームのため、ディフェンスの連携が
そこまでうまくいっていないからだ。
(第1Q終了間際 8分50秒)
チームA 18
チームB 19
しかし、その均衡が突然崩れた。
均衡を破ったのは、流川だった。
流川「へい。」
仙道からボールを受け取った流川がいいように福田を抜き去り、
豪快なワンハンドダンク!
チームA 20
チームB 19
その後、宮城から花形へのパスを神がカット。
神「そのパターンは何度も見たよ。」
牧「速攻だ!」
高頭「おおっ。速い!」
先頭を真っ先に駈け出していた流川。
そこに牧がパスを出した。
宮城「まてっ、流川。」
快速宮城が流川に追いついたと思った瞬間、
流川は急停止。静かにスリーポイントを放つ。
宮城「な、なにっ。」
(パスッ)
チームA 23
チームB 19
三井「ちっ。リバウンダーが誰もいない状況でスリーかよ。」
福田「・・・。コイツ、できる。」
池上「一本返して、1Qを終わるぞ。」
そういって、宮城に不意に出したパスをカットしたのは仙道。
仙道「池上さん、先程のお返しですよ。」
池上「し、しまったぁ。」
そういって仙道は、そのままドリブル。
仙道「おっ!」
福田が仙道をマークしにかかる。
福田「仙道は、危険だ。」
しかし、その瞬間を仙道が見逃すはずはなかった。
ゴールに向けて、すさまじい勢いのボールが投げられた。
(ドドンッ)
彦一「き、決まったぁ。アリウープや!仙道さんと流川君のホットライン完成や!
最強やこのコンビは!アンビリーバブルや!」
清田「・・・。くそっ。試合に出たい。」
ゴールを決めた流川は、
流川「いてぇ。もう少しやさしい球をよこせ。」
仙道「あれぐらいならお前ならとれるだろう。」
牧・赤木「・・・すげぇな。」
福田「・・・。負けん!」
チームA 25
チームB 19
1Q終了間際にあっという間に流川が7点をたたき出した。
(続く)
2015年04月09日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part4 2軍の維持?
牧がフロントへボールを運んだ。
花形「マンツーマンで行くぞ!」
マッチアップは・・・、
牧 - 宮城
赤木- 花形
流川- 福田
仙道- 池上
神 - 三井
となった。
池上「仙道が相手か・・・。骨が折れそうだな。
しかし、俺も3年の維持がある。俺の仕事をしてアピールさせてもらう。」
仙道「まいったな。池上さんか。」
三井「花形、流川に福田で大丈夫か?正直、俺でも苦労するぞ。」
福田「負けない。」
花形「こっちのチームは、寄せ集めの中の残り物だ。バランスより
みんなの個性を生かす方がよい。福田の闘争心に期待しよう。」
宮城は、腰をしっかり落としていた。
(ペネトレイトだけはさせない。)
そう考えていたのだ。
夏のIH予選では幾度となくやられていたからだ。
牧「宮城め、しょっぱなから気合十分だな。
さて、どこから攻めるか・・・。」
牧はとりあえず仙道にパスを流した。
仙道「あっ!」
池上の手が伸びる。
池上「俺は守備でアピールする。」
ボールが転がった。
なんとそのボールを拾ったのは、福田だった。
すかさず宮城にパスを渡した。
彦一「おおーー!いきなり陵南コンビが活躍やーーー!。
すごいでー。すごすぎるーー!!」
清田「(コイツ、隣に座ったらうるさいやつだなー)。」
宮城は、ボールをつきながら、
(さて、陵南の二人ががんばってくれたので、福田くらいから攻めてみるか・・・)
と考えていた。
チームAのディフェンスもマンツーマンだ。
こちらのマッチアップは、池上に流川、福田に仙道がついた。
花形「宮城、こいっ。」
ローポストの花形がボールを要求!
花形「赤木に実力の差を見せてやる。!」
赤木「なにっ!返り討ちにしてくれるわ。」
宮城「(ダンナと花形か。面白そうだな。)」
すかさずローポストの花形にボールを入れた。
花形は、すかさず振り向きシュート体制に。
赤木「なめるな!!」
しかし、夏のIH予選が終わってからさらに磨きをかけた
フェイダウェイシュートで赤木のブロックを交わした。
(パスっ)
チームA 0
チームB 5
赤木「くっ・・・・。」
花形「俺たちは挑戦者だ。どんどん攻めるぞ!」
藤真「チームA。チームBの気合いに負けているぞ。
3年生の二人がふがいないぞ!気持ちで負けるな。まずはしっかり1ゴールだ。」
牧「・・・。油断したつもりはなかったが・・・。」
赤木「フッ。まだまだこれからだ。安心しろ。」
仙道「牧さん、一本返しましょう。」
流川「ドンマイ。」
神「まだ、始まったばかりです。二人とも落ち着いていきましょう。」
宮城「フフフ。俺のパスのおかげ・・・。」
三井「宮城!俺にパスを回せよ。俺は国体で活躍して大学推薦を勝ち取るからな。」
宮城「・・・。(まぁた自分勝手な)」
高頭「2軍にされたのがよっぽど悔しかったのか、チームBは気合が入っているな。
しかし、そろそろ1軍も気合を入れてもらわねばな。全国制覇に向けて。」
(続く)
花形「マンツーマンで行くぞ!」
マッチアップは・・・、
牧 - 宮城
赤木- 花形
流川- 福田
仙道- 池上
神 - 三井
となった。
池上「仙道が相手か・・・。骨が折れそうだな。
しかし、俺も3年の維持がある。俺の仕事をしてアピールさせてもらう。」
仙道「まいったな。池上さんか。」
三井「花形、流川に福田で大丈夫か?正直、俺でも苦労するぞ。」
福田「負けない。」
花形「こっちのチームは、寄せ集めの中の残り物だ。バランスより
みんなの個性を生かす方がよい。福田の闘争心に期待しよう。」
宮城は、腰をしっかり落としていた。
(ペネトレイトだけはさせない。)
そう考えていたのだ。
夏のIH予選では幾度となくやられていたからだ。
牧「宮城め、しょっぱなから気合十分だな。
さて、どこから攻めるか・・・。」
牧はとりあえず仙道にパスを流した。
仙道「あっ!」
池上の手が伸びる。
池上「俺は守備でアピールする。」
ボールが転がった。
なんとそのボールを拾ったのは、福田だった。
すかさず宮城にパスを渡した。
彦一「おおーー!いきなり陵南コンビが活躍やーーー!。
すごいでー。すごすぎるーー!!」
清田「(コイツ、隣に座ったらうるさいやつだなー)。」
宮城は、ボールをつきながら、
(さて、陵南の二人ががんばってくれたので、福田くらいから攻めてみるか・・・)
と考えていた。
チームAのディフェンスもマンツーマンだ。
こちらのマッチアップは、池上に流川、福田に仙道がついた。
花形「宮城、こいっ。」
ローポストの花形がボールを要求!
花形「赤木に実力の差を見せてやる。!」
赤木「なにっ!返り討ちにしてくれるわ。」
宮城「(ダンナと花形か。面白そうだな。)」
すかさずローポストの花形にボールを入れた。
花形は、すかさず振り向きシュート体制に。
赤木「なめるな!!」
しかし、夏のIH予選が終わってからさらに磨きをかけた
フェイダウェイシュートで赤木のブロックを交わした。
(パスっ)
チームA 0
チームB 5
赤木「くっ・・・・。」
花形「俺たちは挑戦者だ。どんどん攻めるぞ!」
藤真「チームA。チームBの気合いに負けているぞ。
3年生の二人がふがいないぞ!気持ちで負けるな。まずはしっかり1ゴールだ。」
牧「・・・。油断したつもりはなかったが・・・。」
赤木「フッ。まだまだこれからだ。安心しろ。」
仙道「牧さん、一本返しましょう。」
流川「ドンマイ。」
神「まだ、始まったばかりです。二人とも落ち着いていきましょう。」
宮城「フフフ。俺のパスのおかげ・・・。」
三井「宮城!俺にパスを回せよ。俺は国体で活躍して大学推薦を勝ち取るからな。」
宮城「・・・。(まぁた自分勝手な)」
高頭「2軍にされたのがよっぽど悔しかったのか、チームBは気合が入っているな。
しかし、そろそろ1軍も気合を入れてもらわねばな。全国制覇に向けて。」
(続く)
2015年04月06日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part3 練習試合
高頭「そろそろチームの連携を試してみるか。集合!!」
藤真「牧、海南の練習はこんなものなのか?」
牧「フッ。まだまだこれからが本番だ。」
高頭「練習試合を行う。国体まで時間がない。過去、選抜チームが
勝てないのは、連携ができていなかったからだ。
このチームでは、レギュラーチームと補欠チームと明確に分けて
練習試合を行う。どうしてもレギュラーチームに入りたければ
実力で勝ち取れ!」
彦一「おおっ!田岡監督並に厳しい!」
花形「(センターは誰が)」
赤木「全国制覇に向け、負けられん。負けんぞ、花形、高砂。」
三井「宮城、残念だったな。牧に、藤真か。来年がんばれよ!」
宮城「くっ。そういう三井さんだって、得点王の神がいますよ。」
三井「うっ。だ、大丈夫なはずだ。」
清田「へへっ。全国2位の実績を誇る海南のスーパールーキーが補欠のはずが・・・。」
三井「お前は、どう考えても補欠だろ!」
清田「な、なにっ!このスタミナ切れ男が!まったく湘北の奴らは口が悪くて仕方がない。」
流川「どあほうが3人も。」
三井・宮城・清田「なんだと!」
仙道「やれやれ。」
高頭「まあまあ、あわてるな。レギュラーチームでも連携がうまくいかなければ
入れ替える。チーム力として一番なメンバーを選ぶ。
まずは最初の構想のチーム発表だ。」
一同「ゴクリ!」
高頭「チームA。牧、藤真、赤木、仙道、流川、神。
チームB。宮城、花形、高砂、福田、三井、池上、清田。
このメンバーで試合だ。
10分ずつ2Q行うぞ。」
彦一「おおっ。仙道さんがレギュラーチームや。福さん、池上さんは
残念やけどチームBでも一流のチームや。」
牧「赤木に、仙道、流川か。なかなか豪華なメンバーだな。」
藤真「牧、スタートは譲るよ。ベンチで連携を見させてもらう。
ただ、下手なことしたらすぐに交代だ。」
牧「手厳しいな。まあ、藤真の采配も参考にさせてもらおう。」
三井・宮城・清田「ぐぐっ!チームB」
花形「あわてるな。下剋上すればいいだけだ。赤木、最初は譲ってやる。
しかし、今に見てろ。」
宮城「しゃーないな。神奈川NO1ガードの力を練習試合で見せつけるしかないな。」
三井「あきらめねーぞ。俺の力が絶対に必要になるはずだ。」
福田「ジンジン、一緒のチームになって見せるからな。」
神「フッキー。楽しみにしているよ。」
高頭「さあ始めるぞ。スタメンメンバーは前へ。」
チームA 牧、赤木、仙道、流川、神
チームB 宮城、花形、福田、池上、三井
清田「な、なぜ俺が補欠チームですらスタメン落ち・・・。」
高砂「・・・・。」
高頭「すまん。うちのメンバーが一番調整しやすいんだ。
様子を見ながら変えていくぞ。」
彦一「(代表の監督も大変なんやな・・・。)」
赤木「花形よ。負けんぞ。」
花形「こちらもな。」
ティップオフ。
彦一「おおっ。ご、互角や!」
宮城「もらった。」
すかさず、宮城がボールを拾った。
宮城「早速アピールさせてもらうぜ!」
しかし、その前に牧!
宮城「げげっ。このおっさん、戻るのはえーよ。
仕方ねぇ。じっくり攻めるか。三井さん!」
宮城からのパスを受け取ったその刹那、三井は、
3Pラインよりだいぶ後ろだったが、シュートを放った。
その場にいた全員があっけにとられた。
(パスッ)
チームA 0
チームB 3
彦一「は、入ったぁ。な、なんや。いきなりスリーや!」
三井「フフ。練習の時から今日は調子が良かったからな。」
清田「けっ。結果オーライじゃねーか。」
宮城「三井さん、今のは入ったからよかったけど、
もっとじっくり行った方がよかったんじゃ。」
三井「何言ってやがる。あのメンバー相手なんだぞ。スキなんかそうそうないんだ。
油断しているうちに決めていくんだ。」
赤木「フッ。三井。」
牧「取り返すぞ。」
(続く)
2015年04月05日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part2 集結
--陵南高校
彦一「要チェックやー!神奈川選抜なんてアンビリーバブルやー。
しかし、各校のエース級でチーム作るなんて前代未聞やー。ねぇ田岡さん。」
(ゴツン)
田岡「誰が田岡さんだ。」
彦一「ス、スミマセン。しかし、仙道さんと牧さんが同じチームなんて、ほんと、アンビリーバブルや。
監督、チェックしに行っていいですか?」
田岡「まぁ、いいプレーを見るのも勉強だ。行って来い。それより仙道はどこいったー。」
彦一「さ、さぁ。」
仙道「チヮース。」
越野「仙道。選抜メンバーに選ばれたみたいだな。一足先に全国の舞台で暴れてきてくれ。」
仙道「あぁ。流川達と一緒にプレーするのも面白いかな。桜木もいれば面白かったけどな。」
池上「集合時間もそろそろですね。行きましょう。」
田岡「福田もしっかり暴れてこい。うちのオフェンスの破壊力を見せてこい。お前ならできる。」
福田「(フルフル)。・・・・はい。」
--翔陽高校
花形「しかし、長谷川も選ばれても良かったと思うが・・・。」
藤真「まぁ、ベスト8止まりだから仕方がない。それでくじける一志ではないから。
冬に備えて鍛えてくれるだろう。」
花形「そうだな。」
藤真「俺たちも選ばれたからには、がんばってスタメンを勝ち取りたいな。
俺は、牧、花形は、赤木。ライバルがいるから、練習も気合を入れないとな。」
--海南大付属体育館
牧「さて、奴らは、うちの練習にどのくらいついてこられるかな。」
神「うちの練習量は、厳しいですから。」
清田「しかし、どこも遅いっすね。この清田の能力に恐れをなしたか!」
牧「清田よ・・・。お前は・・・」
高頭「牧、そこまでだ。」
牧「す、すみません。」
(ガラッ)
藤真「よろしくお願いします。」
牧「藤真か。一緒のチームでやることになるとはな。」
藤真「牧、負けんぞ。とはいえ、よろしくな。」
彦一「早く、早く。仙道さん、遅いでっせ。うぉー、牧さんと藤真さんが握手しとる。
要チェックやー。」
高頭「(うるせーなー)。選手たちは?」
池上「遅くなってスミマセン。」
仙道「あちゃー。ちょっと遅れたか。彦一謝っといて。」
(そのころ)
赤木「はぁはぁ。湘北のメンバーは来てませんか?」
彦一「誰も来てませんで。」
赤木「あ、あいつら。どこにいった・・・。」
(20分後)
高頭「ま、まだこないのか。」
彦一「も、もうちょっとちゃいまっか。(なんでワイが怒られているんや。)」
(体育館の小窓から)
宮城「おい、流川。なんか海南の監督怒ってるぞ。お前先に謝ってこい。」
流川「・・・。先輩どうぞ。」
三井「まあまあ、主役は遅れて現れるっていうしな。どっしり構えていけばいいんだ。」
高頭「遅い!態度が悪い選手は、メンバーから外すことも検討せねばいけんな。」
三井・宮城「ささ、イスがありますよ。こちらにどーぞ。ゆっくり座ってください。」
流川「(セコい)。」
高頭「まあ、初日だから大目に見てやるか。しかし、ようやく全員そろったな。
君たちが、神奈川選抜のメンバーだ。インターハイ予選で顔を合わせているので、
お互いをよく知っていると思うが・・・・。」
(10分後)
牧「か、監督。そろそろスピーチをやめて練習を!」
高頭「そうか。何しろ田岡先輩、安西先生を差し置いての監督だから・・・・。」
(5分後)
牧「練習開始。今日はうちの練習メニューをしてもらおう。」
高頭「そ、そうか。練習開始か。」(まだ、しゃべり足りない・・・。)
(続く)
彦一「要チェックやー!神奈川選抜なんてアンビリーバブルやー。
しかし、各校のエース級でチーム作るなんて前代未聞やー。ねぇ田岡さん。」
(ゴツン)
田岡「誰が田岡さんだ。」
彦一「ス、スミマセン。しかし、仙道さんと牧さんが同じチームなんて、ほんと、アンビリーバブルや。
監督、チェックしに行っていいですか?」
田岡「まぁ、いいプレーを見るのも勉強だ。行って来い。それより仙道はどこいったー。」
彦一「さ、さぁ。」
仙道「チヮース。」
越野「仙道。選抜メンバーに選ばれたみたいだな。一足先に全国の舞台で暴れてきてくれ。」
仙道「あぁ。流川達と一緒にプレーするのも面白いかな。桜木もいれば面白かったけどな。」
池上「集合時間もそろそろですね。行きましょう。」
田岡「福田もしっかり暴れてこい。うちのオフェンスの破壊力を見せてこい。お前ならできる。」
福田「(フルフル)。・・・・はい。」
--翔陽高校
花形「しかし、長谷川も選ばれても良かったと思うが・・・。」
藤真「まぁ、ベスト8止まりだから仕方がない。それでくじける一志ではないから。
冬に備えて鍛えてくれるだろう。」
花形「そうだな。」
藤真「俺たちも選ばれたからには、がんばってスタメンを勝ち取りたいな。
俺は、牧、花形は、赤木。ライバルがいるから、練習も気合を入れないとな。」
--海南大付属体育館
牧「さて、奴らは、うちの練習にどのくらいついてこられるかな。」
神「うちの練習量は、厳しいですから。」
清田「しかし、どこも遅いっすね。この清田の能力に恐れをなしたか!」
牧「清田よ・・・。お前は・・・」
高頭「牧、そこまでだ。」
牧「す、すみません。」
(ガラッ)
藤真「よろしくお願いします。」
牧「藤真か。一緒のチームでやることになるとはな。」
藤真「牧、負けんぞ。とはいえ、よろしくな。」
彦一「早く、早く。仙道さん、遅いでっせ。うぉー、牧さんと藤真さんが握手しとる。
要チェックやー。」
高頭「(うるせーなー)。選手たちは?」
池上「遅くなってスミマセン。」
仙道「あちゃー。ちょっと遅れたか。彦一謝っといて。」
(そのころ)
赤木「はぁはぁ。湘北のメンバーは来てませんか?」
彦一「誰も来てませんで。」
赤木「あ、あいつら。どこにいった・・・。」
(20分後)
高頭「ま、まだこないのか。」
彦一「も、もうちょっとちゃいまっか。(なんでワイが怒られているんや。)」
(体育館の小窓から)
宮城「おい、流川。なんか海南の監督怒ってるぞ。お前先に謝ってこい。」
流川「・・・。先輩どうぞ。」
三井「まあまあ、主役は遅れて現れるっていうしな。どっしり構えていけばいいんだ。」
高頭「遅い!態度が悪い選手は、メンバーから外すことも検討せねばいけんな。」
三井・宮城「ささ、イスがありますよ。こちらにどーぞ。ゆっくり座ってください。」
流川「(セコい)。」
高頭「まあ、初日だから大目に見てやるか。しかし、ようやく全員そろったな。
君たちが、神奈川選抜のメンバーだ。インターハイ予選で顔を合わせているので、
お互いをよく知っていると思うが・・・・。」
(10分後)
牧「か、監督。そろそろスピーチをやめて練習を!」
高頭「そうか。何しろ田岡先輩、安西先生を差し置いての監督だから・・・・。」
(5分後)
牧「練習開始。今日はうちの練習メニューをしてもらおう。」
高頭「そ、そうか。練習開始か。」(まだ、しゃべり足りない・・・。)
(続く)