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2016年01月31日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part52 マンツーマン

派手なスタートとなったが、淡々と秋田選抜はプレーを続けた。


深津「どんなプレーをしたとしても2点は2点だピョン。」


そういいながらボールを回した。


弥生「神奈川は、いつも通りマンツーマンね。


   急増チームだし、個々の能力も高いのでこれが一番フィットするわね。」
   
   
   
マッチアップは以下になっていた。


深津  ― 牧

河田  ― 赤木

野辺  ― 仙道

中山  ― 流川

一ノ倉 ― 三井



牧「深津よ。沢北不在で、俺たちに勝てるかな?」



深津「・・・。沢北がいなくても問題ないピョン。」



深津は沢北の生意気なセリフを思い出していた。



しかし、深津は沢北不在なチームでの攻撃パターンは少ないことも自覚していた。



自分が考えている以上に愛知選抜に苦戦したからだ。



しかも、夏のIHでの三井の活躍を目の当たりにしていたため、松本ではなく、



守備を重視して一ノ倉をスタメンにしていたため、さらに攻め手を欠いた。



そうこうしているうちに20秒が経過してきた。


こういう時は、自ら打開していたのだが、相手は神奈川NO1ガードの牧。


簡単ではなかった。ジリジリと時間が迫ってきた中、



河田「こっちだ。」



河田が声をかけると同時に深津から河田へパスが通った。



さすがに普段から練習を3年間積み重ねてきた二人。



阿吽の呼吸を感じさせた。一瞬、牧、赤木のマークが外れたその隙をついて


河田がシュートを決めた。



神奈川 2

秋田  2




河田「ウシッ!」


赤木「くそっ。」



赤木は、ずっと河田との対戦を待ち望んでいた。国体で現役復帰を決めて以来、



この日を楽しみにしていたのだ。今度こそ勝つと。



しかし、あっさりと河田にシュートを決められた。



それを見ていた観客席から



桜木「コラーーー、ゴリ、丸ゴリに負けるなーーーー。」



試合に出れない桜木だが、自分が試合をしている気持で見ていた。



赤木「わかっとるわ。誰にものを言っておる。」


そうつぶやいた赤木を見て、


牧「(大丈夫そうだな。)」


牧は安心していた。


夏のIHで圧倒的な実力差を見せつけられていたのをみたので、戦意喪失しない


かが心配だったのだ。



牧「よし、いくぞー。」



そういって神奈川の攻撃となった。


奇しくもマッチアップは、神奈川のディフェンスと同じだった。



三井「おっ、懲りずに俺のマークはお前か?」



一ノ倉「今度こそ最後まで抑えきる。」



こちらもバチバチだった。




牧は、割と余裕を持っていた。



牧「じっくりいくか・・・。」



そう考えていた。まだ勝負に出る時間でもないし、時間をかけて隙ができた



タイミングで攻め込もうと考えていた。



まだ、高頭の策(実際は、藤真が考えた策)を実施するタイミングではないと



考えていたのだ。



早速、流川がボールをクレクレと目で訴えてきた。



試合前、珍しく流川が牧に話しかけていた。



流川「ボールをどんどん回してください。全部決めますから。」



流川も夏のIHは試合は勝ったが、自分の中では物足りなかったのだ。


パスを送り周りのメンバーを活かしてチームは勝った。


今度は、個人技でも負けないと誓って練習を重ねてきた。


チームでは三井と合宿では仙道と流川を成長させるには申し分ない環境だった。



牧「しょーがねぇーなー。」



牧は、流川へのパスを出そうとしたが、さすがに深津がそのパスを読んでいた。


とっさに牧は、ボールを後ろに流した。そこには三井が待ち構えていた。



一ノ倉もものすごい勢いで突っ込んできた。



三井は、冷静だった。陣形が崩れる中、仙道がフリーになっていたのを



見逃さなかった。三井から仙道へのパスが通り、仙道がミドルシュートを決めた。



三井「へっ、ビビりやがって。」



一ノ倉は三井のシュートだけは防ぎたい一心だったのをうまく利用した三井の


ファインプレーだった。


神奈川 4

秋田  2






(続く)
posted by だんす at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年01月17日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part51 一触即発

弥生「いよいよね。神奈川が混成チームながらここまでまとまるとは正直


   想定外だったわ。」
   
   
中村「(相田さんがあんなに寿司を食べるのも想定外だったです・・・)。」



弥生「なにっ!」


中村「いっ、いえ、何も言っていませんが。」


弥生「しっかりするのよ。この試合は楽しみね。



   夏のIHで湘北に負けた山王工業を中心とした秋田とその湘北が3名も
   
   
   スタメンにいる神奈川ね。因縁深いわ。」
   
   
   
中村「あの時の流川君と三井君はすごかったですからね。」



弥生「そう、それに加え、今日は沢北君もいないわ。


   (ただ、あの中山君も気になるのよね。)」
   
   
   
   
そうこうしているうちに選手がウォーミングアップを開始していた。


桜木「ふんぬーーー。つ、つまらな過ぎる。」


安西「桜木君、心配しなくても冬の選手権では、あそこに桜木君が


   立っていますよ。」
   
   

田岡「・・・。あ、安西先生といえども、今のセリフは聞きづてなりませんね。



   我が陵南が今度こそ全国の舞台に立ち、あのコートに立たせて頂きます。」
   
   
桜木「はっはっは。じじい、夏にこの湘北に負けたことをもう忘れたか。



   ボス猿もいなくて、天才が復帰するこの湘北に勝つに決まってる。」
   
   
桜木は思ったことをそのまま口にした。


しかし、田岡は、正直桜木の言葉は突き刺さっていた。魚住がいなくて、



赤木、桜木のゴール下に競り勝てるのか?夏のIH予選で、魚住がファールアウト


している間、怒涛の攻めを見せた湘北を思い出していた。


福田「魚住さんがいなくても俺が成長して勝つ。」



静かに福田が述べた。さらに、



福田「お前は、俺に勝っていない。今度も俺の勝ちだ。」


田岡「よくぞいった、福田よ。練習して練習して冬を勝とう。」


彦一「(あ、あれ以上練習するんか。)」


彦一は冷や汗をかいていた。


しかし、桜木は全く田岡の話を聞いておらず、


桜木「この天才だって、成長する。フクちゃんごときに負けるわけがない。



   天才はセンドーを倒すんだ。」
   

桜木と福田のトークが白熱しすぎて、観客席はピリピリと一触即発の


ムードになっていた。
   
   
そのやり取りは、コート上にも聞こえていた。



三井「何やってんだアイツは。こんなところまできて大騒ぎしてやがる。」



赤木「フンッ。どこでも恥ずかしいやつだ。」



なんとか桜木のわめきを彩子が止めて、いよいよジャンプボールの時間だ。



赤木「河田よ。今日も勝ちは頂くぞ。試合だけでなく、お前との勝負でもな。」




河田「全力でぶつからせてもらうぞ。遠慮ができねぇからな。



   夏のようにはいかん。今日は大差で勝たせてもらう。」
   
   
   
赤木は、河田に個人的に全く歯が立たなかったため、今度こそと思っていた。


河田は、赤木をそれなりに認めてはいたが、まだ敵ではないと思っていた。


しかし、試合で負けたことに対してはかなり悔しい思いをしており、


今度こそという気持ちが強かった。



その二人のジャンプボールで試合が始まった。



197cmの赤木に対して、194cmと河田。勝ったのは、かろうじて赤木だった。



そのボールを拾ったのは、牧。



休養バッチリでゲーム感が心配された牧だったが、心配は無用だった。



一瞬のスキをついてゴール下に入っていた流川に対してまだ態勢が整って



いない秋田をあざ笑うかのようなボールが入った。



(ドガ―――ン)


流川は開始2秒でアリウープを決めた。


彦一「な、なんやあのパスは。し、信じられへん。」




清田「さすが牧さん。あんなパスを出せるのは牧さんしかいないぜ。」



神奈川 2

秋田  0


いきなりの激しいスタートで試合が始まった。



(続く)
posted by だんす at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2016年01月11日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part50 試合前

チュンチュン。


小鳥のさえずりが聞こえるころ天才桜木は散歩をしていた。


桜木「つ、つまらん。試合に出れないのがこんなにつまらないとは。」


体を動かしたくてうずうずしていた。


しばらく歩いているとストリートバスケのゴールがあった。


そこで汗を流している人物がいた。三井だった。



三井「おっ。桜木じゃねぇか。怪我はいいのか?」



桜木「フン。天才桜木にとってあんなものは怪我とは言わん。」



三井「・・・。怪我のケアをおろそかにするなよ。三年間はあっという間だぞ。


   これからの湘北の中心選手になってくれるんだろ?」
   
   
桜木「ミッチー・・・。さすがに見る目があるね。流川よりこの桜木を


   湘北の中心と考えているとは。」



三井は無視してシュート練習をしていた。



桜木「ん!?今のシュートは?」



三井「そうだ、桜木。せっかくだからちょっとそこへ立ってくれないか?」



桜木「フン。この天才に手伝ってほしいなら手伝ってくださいと言いたまえ。」



三井「まぁ、そういうな。俺のこのシュートの成功率が上がれば、神奈川が


   優勝できるのさ。そうすれば夏のIHはまぐれっていわれなくなるぜ。
   
   
   優勝した神奈川にはまだ天才が控えてるってのにこの強さってな。」
   
   
三井は、桜木のコントロール方法を学んでいた。


桜木「そこまで天才の力が必要とされたら仕方がない。」



そういいながら、桜木は練習に参加した。


もう怪我はだいぶ良くなっていたのだ。


主治医の筋肉オヤジが一か月といったのは、無理をしないようにという意味が


強かったのだ。


久々に本格的に練習に参加したが桜木の体は思ったより動いたのだ。


基本的なストレッチと基礎トレーニングをしていただけでなく、



いろいろな選手の練習を見て、自分なりにイメージをしていたからだ。


しかし、その桜木をもってしても三井についていけなかった。


桜木「フンヌー!と、止められん。」


桜木は、流川と三井のマッチアップの練習をすごく見ていて、三井の



このシュートの間合いやタイミングを理解していたつもりだった。



でも、そのタイミングより早く、距離も遠くなっていたからだ。



三井「一人だと感触がつかめなかったが、お前の迫力の中でのシュート練習は



   いい練習になるぜ。さすがだな。」
   
   
   
桜木は、三井の褒め言葉も耳に入らないほど集中し始めていた。



次こそは止めてやると思っていたのだ。




そこへ、大きな声が聞こえた。



晴子「桜木くーーーん。早く会場入りしないと席に座れなくなるよーー。」



桜木「は、ハルコさん。わざわざこの天才を探しに。」



晴子「み、三井さん。な、なんでこんなところに。



   さっき選手の皆さん集まってミーティングを始めるって



   お兄ちゃんが言ってましたよ。」
   
   

三井「もうそんな時間か。桜木、サンキューな。いい練習になったぜ。」



桜木「ミッチー。今度は止めるからな。貸しだ貸し。」


そういいながら三井はミーティングに向かった。



ミーティング会場では、高頭が苛立っていた。



高頭「・・・ったく。決勝戦当日だというのに何だこのまとまりのなさは。」



高頭がスタメンで考えていたメンバーで時間通り来たのは、牧と赤木だけだった。



赤木「三井はどこへ行った?宮城、流川は寝てる可能性がある。部屋へ行って


   見てきてくれ!」
   
   
田岡「センドー。仙道はどこだ。恥をかかせるな!湘北の奴らより早く連れてこい。」f



そこへ3人が同時に現れた。


3人とも汗をかいていた。



牧「フッ。なかなか気合が入っているな。」


赤木「気合が入っていようが時間を守れないような奴はダメだ。」



そういいながら赤木は流川だけでなく三井も練習していたと思うとうれしく



なっていた。



そしていよいよ決勝戦が始まる。   
   


(続く)
posted by だんす at 22:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編
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