2016年01月17日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part51 一触即発
弥生「いよいよね。神奈川が混成チームながらここまでまとまるとは正直
想定外だったわ。」
中村「(相田さんがあんなに寿司を食べるのも想定外だったです・・・)。」
弥生「なにっ!」
中村「いっ、いえ、何も言っていませんが。」
弥生「しっかりするのよ。この試合は楽しみね。
夏のIHで湘北に負けた山王工業を中心とした秋田とその湘北が3名も
スタメンにいる神奈川ね。因縁深いわ。」
中村「あの時の流川君と三井君はすごかったですからね。」
弥生「そう、それに加え、今日は沢北君もいないわ。
(ただ、あの中山君も気になるのよね。)」
そうこうしているうちに選手がウォーミングアップを開始していた。
桜木「ふんぬーーー。つ、つまらな過ぎる。」
安西「桜木君、心配しなくても冬の選手権では、あそこに桜木君が
立っていますよ。」
田岡「・・・。あ、安西先生といえども、今のセリフは聞きづてなりませんね。
我が陵南が今度こそ全国の舞台に立ち、あのコートに立たせて頂きます。」
桜木「はっはっは。じじい、夏にこの湘北に負けたことをもう忘れたか。
ボス猿もいなくて、天才が復帰するこの湘北に勝つに決まってる。」
桜木は思ったことをそのまま口にした。
しかし、田岡は、正直桜木の言葉は突き刺さっていた。魚住がいなくて、
赤木、桜木のゴール下に競り勝てるのか?夏のIH予選で、魚住がファールアウト
している間、怒涛の攻めを見せた湘北を思い出していた。
福田「魚住さんがいなくても俺が成長して勝つ。」
静かに福田が述べた。さらに、
福田「お前は、俺に勝っていない。今度も俺の勝ちだ。」
田岡「よくぞいった、福田よ。練習して練習して冬を勝とう。」
彦一「(あ、あれ以上練習するんか。)」
彦一は冷や汗をかいていた。
しかし、桜木は全く田岡の話を聞いておらず、
桜木「この天才だって、成長する。フクちゃんごときに負けるわけがない。
天才はセンドーを倒すんだ。」
桜木と福田のトークが白熱しすぎて、観客席はピリピリと一触即発の
ムードになっていた。
そのやり取りは、コート上にも聞こえていた。
三井「何やってんだアイツは。こんなところまできて大騒ぎしてやがる。」
赤木「フンッ。どこでも恥ずかしいやつだ。」
なんとか桜木のわめきを彩子が止めて、いよいよジャンプボールの時間だ。
赤木「河田よ。今日も勝ちは頂くぞ。試合だけでなく、お前との勝負でもな。」
河田「全力でぶつからせてもらうぞ。遠慮ができねぇからな。
夏のようにはいかん。今日は大差で勝たせてもらう。」
赤木は、河田に個人的に全く歯が立たなかったため、今度こそと思っていた。
河田は、赤木をそれなりに認めてはいたが、まだ敵ではないと思っていた。
しかし、試合で負けたことに対してはかなり悔しい思いをしており、
今度こそという気持ちが強かった。
その二人のジャンプボールで試合が始まった。
197cmの赤木に対して、194cmと河田。勝ったのは、かろうじて赤木だった。
そのボールを拾ったのは、牧。
休養バッチリでゲーム感が心配された牧だったが、心配は無用だった。
一瞬のスキをついてゴール下に入っていた流川に対してまだ態勢が整って
いない秋田をあざ笑うかのようなボールが入った。
(ドガ―――ン)
流川は開始2秒でアリウープを決めた。
彦一「な、なんやあのパスは。し、信じられへん。」
清田「さすが牧さん。あんなパスを出せるのは牧さんしかいないぜ。」
神奈川 2
秋田 0
いきなりの激しいスタートで試合が始まった。
(続く)
想定外だったわ。」
中村「(相田さんがあんなに寿司を食べるのも想定外だったです・・・)。」
弥生「なにっ!」
中村「いっ、いえ、何も言っていませんが。」
弥生「しっかりするのよ。この試合は楽しみね。
夏のIHで湘北に負けた山王工業を中心とした秋田とその湘北が3名も
スタメンにいる神奈川ね。因縁深いわ。」
中村「あの時の流川君と三井君はすごかったですからね。」
弥生「そう、それに加え、今日は沢北君もいないわ。
(ただ、あの中山君も気になるのよね。)」
そうこうしているうちに選手がウォーミングアップを開始していた。
桜木「ふんぬーーー。つ、つまらな過ぎる。」
安西「桜木君、心配しなくても冬の選手権では、あそこに桜木君が
立っていますよ。」
田岡「・・・。あ、安西先生といえども、今のセリフは聞きづてなりませんね。
我が陵南が今度こそ全国の舞台に立ち、あのコートに立たせて頂きます。」
桜木「はっはっは。じじい、夏にこの湘北に負けたことをもう忘れたか。
ボス猿もいなくて、天才が復帰するこの湘北に勝つに決まってる。」
桜木は思ったことをそのまま口にした。
しかし、田岡は、正直桜木の言葉は突き刺さっていた。魚住がいなくて、
赤木、桜木のゴール下に競り勝てるのか?夏のIH予選で、魚住がファールアウト
している間、怒涛の攻めを見せた湘北を思い出していた。
福田「魚住さんがいなくても俺が成長して勝つ。」
静かに福田が述べた。さらに、
福田「お前は、俺に勝っていない。今度も俺の勝ちだ。」
田岡「よくぞいった、福田よ。練習して練習して冬を勝とう。」
彦一「(あ、あれ以上練習するんか。)」
彦一は冷や汗をかいていた。
しかし、桜木は全く田岡の話を聞いておらず、
桜木「この天才だって、成長する。フクちゃんごときに負けるわけがない。
天才はセンドーを倒すんだ。」
桜木と福田のトークが白熱しすぎて、観客席はピリピリと一触即発の
ムードになっていた。
そのやり取りは、コート上にも聞こえていた。
三井「何やってんだアイツは。こんなところまできて大騒ぎしてやがる。」
赤木「フンッ。どこでも恥ずかしいやつだ。」
なんとか桜木のわめきを彩子が止めて、いよいよジャンプボールの時間だ。
赤木「河田よ。今日も勝ちは頂くぞ。試合だけでなく、お前との勝負でもな。」
河田「全力でぶつからせてもらうぞ。遠慮ができねぇからな。
夏のようにはいかん。今日は大差で勝たせてもらう。」
赤木は、河田に個人的に全く歯が立たなかったため、今度こそと思っていた。
河田は、赤木をそれなりに認めてはいたが、まだ敵ではないと思っていた。
しかし、試合で負けたことに対してはかなり悔しい思いをしており、
今度こそという気持ちが強かった。
その二人のジャンプボールで試合が始まった。
197cmの赤木に対して、194cmと河田。勝ったのは、かろうじて赤木だった。
そのボールを拾ったのは、牧。
休養バッチリでゲーム感が心配された牧だったが、心配は無用だった。
一瞬のスキをついてゴール下に入っていた流川に対してまだ態勢が整って
いない秋田をあざ笑うかのようなボールが入った。
(ドガ―――ン)
流川は開始2秒でアリウープを決めた。
彦一「な、なんやあのパスは。し、信じられへん。」
清田「さすが牧さん。あんなパスを出せるのは牧さんしかいないぜ。」
神奈川 2
秋田 0
いきなりの激しいスタートで試合が始まった。
(続く)
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