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2015年09月26日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part38 互角?


愛知選抜 14

秋田選抜 13


このまま試合は、第1Qを終わろうとしていた。


しかし、この膠着状態を破ったのはやはり怪物森重。


1Q 終了間際、諸星が放ったミドルシュートのように見えた軌道のボールを


勝手にアリウープで決めた。


しっかりマークについていた野辺だが、虚を突かれ、身動き一つできなかった。


愛知選抜 16

秋田選抜 13


河田「やれやれだな。」


野辺「すまん。」


深津「今のは仕方がないピョン。」


ここで第1Qが終了した。


弥生「さすがに優祥子穂同士の対戦ね。目が離せないわ。」


中村「そうですね。(このままいくと寿司をゲット。)」


弥生「なに、ニヤついているのよ。このままいくとは思えないわ。


   何より、河田、深津の両名がおとなしすぎる。本当に互角なのかしら?」
   
   
この弥生の指摘は、神奈川軍団でも話題になっていた。


赤木「河田はなぜ森重のマークにつかないんだ?」


宮城「・・・。深津も上杉ごときにやられ過ぎている。なぜだ?それほど


   いい選手なのか?」
   

牧「赤木よ。河田というよりかは堂本監督の考えではないかな?


  見てみろ。第1Qが終わったばかりなのに、森重はかなり汗をかいているぞ。
  
 
  まあ、野辺の方はもっとひどいがな。」
  
  
藤真「深津は、何か遠慮している感じがするな。宮城がいうように、


   このまま黙っている深津ではないだろう。」
   
   
清田「どっちが勝ちますかね?」


神「決まっているさ。強い方が勝つ。」


清田「(ひ、ひでぇ。神さん・・・。)」


彦一「(信長君も苦労しているな・・・)」


その頃、愛知のベンチは、


徳川「どうだ?王朝の力は?」


森重「ん?あんなもんなのかね?」


諸星「そんなわけあるはずがない。まだまだ、深津、河田は本気になって


   いないぞ。当然、俺もな!」
   
   
その言葉を無視し、徳川は話を続けた。


徳川「ヒロシ!蹴散らして来いよ。」


徳川は、森重を気持ちよく戦わせることに専念していた。


諸星「・・・。ひ、ひでぇ。」


上杉「まあ、そういわずに、愛知の星は、結果で示せばいいでしょ。」


半ば、バカにしたようなトーンで、上杉がフォローしたから余計に諸星が


カーッとなった。


諸星「第2Qは見ておけ。一ノ倉ごときにこれ以上構ってられるか。」



一方、秋田陣営は、


堂本「よくやったぞ。第1Qは野辺の頑張りがすべてだ。森重はかなり体力を


   削られているぞ。第2Qは美紀男。頼んだぞ!」
   
   
美紀男「が、がんばります。」


河田「まあ、そう緊張するな。現時点でお前は森重にはかなわない。


   だが、今後3年間、アイツとは戦っていかなければいけないんだ。
   
   
   肌で強さを感じてこい。ただ、お前が勝っている体力で、アイツの
   
   
   体力を奪えばチームとしては、勝ちだ。」
   
   
そういいながらも河田は少し寂しそうだった。


正々堂々と勝負しても森重に勝つ自信があるが、それをさせてもらえない


からだ。


これは、勝つための作戦でもあったが、深体大から声がかかっている河田に


対して、万が一でも森重にやられて、悪い印象を与えたくないと考えた


堂本の親心も少し入っていた。



中山「・・・。」


深津が気付いた。


深津「中山、お前はもっと自分を出すピョン。


   沢北の代わりではなく、自分のバスケをするピョン。
   
   
   諸星に負けないくらいの力は持っているピョン。」
   
   
中山「ふ、深津さん・・・。」


中山は泣きそうだったが、決意を新たにコートに向かって、シュート練習を


始めた。


そして、2Qが始まった。



(続く)
posted by だんす at 21:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2015年09月13日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part37 よどんだ流れ


愛知選抜 10

秋田選抜 9


彦一「ターンオーバーや!」


深津が河田からボールをもらって、秋田の速攻が始まった。


宮城「速いぞ!あの中山ってやつ。」


中山はすでにゴール前に詰めていた。


藤真「確かに。しかし、諸星もマークについてるぞ。」


諸星「そう簡単にフリーにさせん。」


諸星にもエンジンがかかってきた。動きがスムーズになってきた。


深津「なかなか速攻をさせてくれないピョン。」


上杉「深津さん。こっちは本気で優勝を狙ってますからね。負ける気は一切


   ありませんよ。チームも、そしてあなたにもね。」
   
   
上杉もしっかり腰を落として深津をマークしていた。


深津も少し悩んでいた。ディフェンス重視のチーム編成をしているため、


攻撃面が少し弱くなっているのは自覚していた。


今まで、こういう局面では、沢北がいたのだ。沢北にマークが集中すれば


河田が手薄に。その逆もしかりだった。


しかし、沢北の代わりの中山は諸星の徹底マークを受けている。


河田には、怪物森重。


今までは、両方にマークがついたときは、松本がいい仕事をしていたのだ。


だが、松本も一ノ倉をスタメンにしているため、いないのだ。
   
   
   
深津「仕方がないピョン。」


深津は、別の選択をした。


彦一「スリーや!」


しかし、それを呼んでいた男がいた。


上杉「そうくるしかないよなっ!!」


あっという間に、深津との距離を詰め、深津の3Pをたたいた。


深津「・・・っ!!」


そして愛知のカウンターだ。しかし、愛知は、速攻が出せなかった。


速攻は、諸星という選択肢しかなかった。森重の高さを生かすチーム編成だ


からだ。その諸星が中山のマークのため、自軍のゴール前でディフェンスを


するとどうしても攻撃がワンテンポ遅れてしまう。


当然、もう一人のキーマン森重が速攻が得意ではなかったため、上杉も


速攻を出せないため、攻撃のパターンが限られていたのだ。


どちらのポイントガードも、攻撃の選択肢が少なかったため、苦労していた。


逆に守る方も、一定のパターンの攻撃を許すほど簡単なチームではなかった。


そうこうしているうち、3分以上両チームとも点が入らなかった。


弥生「重いわ。」


中村「そうですね。なんとなく空気がよどんでますね。」


弥生「残り時間を考えると、1Qはこのままいく可能性が高いわね。」


弥生の読み通り、どちらのチームも2回ずつゴールを決めるにとどまり、


1Q は、かなりのロースコアになった。華々しいゴールラッシュで始まったが


試合が膠着状態になった。


愛知選抜 14

秋田選抜 13



牧「どちらもディフェンスを重視しているため、攻め手に欠けてるな。」


花形「どっちの流れともいえない。微妙な流れだな。」


池上「どっちが流れをつかむと思う?仙道?」


仙道「っえ!?」


仙道は、あまり試合を見ていなかった。



それは、いつもの居眠りではなく、考え事をしていたのだ。



仙道「すみません。ちょっとトイレに。」



そういって仙道は、トイレとは違う方向に歩き出した。



何かを感じた桜木も席を立った。そーっと仙道のあとをつけた。



その横で相変わらず流川は寝ていた。




(続く)
posted by だんす at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編

2015年09月06日

スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part36 野辺の底力


愛知選抜 8

秋田選抜 7


上杉がボールをフロントに運び、諸星にパスを回した。


上杉「愛知の星でしょ!がんばってください。」


諸星「ちっ、うっせーな!」


そういいながら諸星はボールを受け取った。すかさず一ノ倉の厳しいマークが


ついてきた。


一ノ倉「自由にはさせないよ。」



諸星「ちっ、どいつもこいつもうっとうしいな。」


そういいながらもさすがに諸星も百戦錬磨だった。シュートフェイクをいれ


たかと思いきや、間髪入れずすかさずシュートを放った。



一ノ倉「そんな慌てたシュート、は、入りっこねぇ!」



諸星「どうかな?」


諸星には考えがあった。入っても入らなくても良いと。


諸星「こっちには、化け物がいるんだぜ?」


そう、リバウンドになっても森重がぶんどると考えたのだ。


(スパッ!!)



宮城「うぉーー、入れやがった。」


諸星「まぁ、外さねえがな。」



一ノ倉「あのタイミングでも決めるのか・・・。くっそぉ。」


愛知選抜 10

秋田選抜 7


河田「さすがに、リラックスして打ってきてるから、成功率も高いか。



   深津、オレに返させろ!」
   


さすがに、河田も流れが愛知に行きそうな雰囲気を感じていた。


深津もそれは感じたようだ。


深津「行くピョン!」


深津は、フロントで、大きく手を挙げた。3本の指を挙げた。


サインプレーだ。


その指を確認した野辺がローポストに切れ込んだ。


そして、その瞬間、深津と交差した一ノ倉が上杉をガードし、深津をフリーに。


森重が野辺に動きを取られた瞬間に、深津からとんでもないパスが飛び出た。



(どっがーーーん!!)


河田のアリウープが炸裂した!


彦一「ア、アンビリーバブルや!なんやあのタイミング。河田さんもどこに


   おったんや。一瞬でゴール前に詰めて、あっという間に決めたで。」
   
   
   
宮城「上杉のマークを外した瞬間に河田の動きも確認し、あのパスを出すか。


   さすが深津だな。」
   

安西「桜木君、今の野辺君の動きもよく見ましたか?


   本来なら、相手ディフェンスに気づかれないようにローポストに入る
   
   
   べきだが、あえて、森重君の視線に入るように逆にフェイントを入れて
   
   
   切れ込んだ。ちょっとしたことだが、そのプレーに森重君はつられて
   
   
   しまった。野辺君のプレーは、チームのために必要なプレーだ。」
   
   
桜木「この天才は、常に警戒されているから、何もしなくても大丈夫。」


赤木「馬鹿モン!!全国の戦いはそんなに甘くない!


   一人一人がやるべきことをしなければいけないんだ。」
   
   
晴子「大丈夫よ。桜木君が普段通りのプレーをすればいいんだよ。」


桜木「(ホンワッ)さすがに晴子さんはわかっていらっしゃる。


   (それに比べこのゴリラは・・・。)」
   
   
何か気配を感じた赤木は再び桜木にゲンコツをお見舞いした。


愛知選抜 10

秋田選抜 9


弥生「さすがね。この流れの中であれを決めてくるとは。」


中村「(ポカ―――ン)」


弥生「いつまで見とれてるの!次のプレーが始まってるわよ。」


上杉から梶原にパスが出た。中山は守備がそこまでうまくなかった。


梶原は、思い切ってシュートを放った。


が、外れた。


森重が体を入れようとするが野辺も全力でスクリーンアウトをし、森重を中に


入れさせないようにした。


森重「おっ。」


森重は驚いていた。さっきまでは簡単にいい位置をとれていたのに、今回は


取れなかったのだ。



野辺「簡単には、オフェンスリバウンドは取らせないよ。」


場所どり、パワー、高さいずれも全国屈指のリバウンダ―である野辺が、


全ての能力を出して森重を抑えかかった。



その間に、河田があっさりリバウンドを取った。


諸星「ふーん。森重でも簡単じゃないってことか。



   さすがにめんどくせーチームだな。」
   
   
   
しかし、野辺の体力も相当消費していた。




(続く)
posted by だんす at 12:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国体編
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