2015年04月20日
スラムダンク その後 〜Another Story 国体編 Part7 安西の策略
第2Qも終盤に差し掛かったころ点差はかなり開いていた。
チームA 38
チームB 27
三井「くそっ。藤真の奴。パスが冴えわたっている。」
高頭「(ひょっとすると自分で切れ込む牧より、これだけのメンバーがいると
周りを活かす藤真の方がこのチームにあっているのか?)」
宮城「ハァハァ。しかし、コイツら、ハンパねぇなぁ。」
(バタン)
扉があく音がしたと同時に大きな声が響いた。
彩子「こらー、リョータ。しっかりしろーー!」
・・・・
宮城「あ、彩ちゃん!!」
その背後から、
桜木「こらー、ミッチー。キツネにやられるな!」
三井「桜木・・・。怪我はよくなったのか・・・。あ、安西先生。」
流川「フン・・・。」
高頭「ようこそいらっしゃいました。安西先生。」
安西「ほう。面白そうなチーム編成だね。」
高頭「はっ。1軍と2軍と意識させるようにチーム編成してみました。」
安西「ほっほっほ。それでは、私に2軍とされているチームBを指揮させていただけますか?
ただし、牧君をこちらに入れさせてください。」
高頭「牧を!?」
ピピーーーー。
安西「タイムアウトです。牧君、宮城君と交代です。宮城君、こちらに来てください。」
宮城「お、おれが交代!?」
安西「宮城君、ここで牧君のプレーを私と見ましょう。
現時点では、君は牧君に及ばない。だが、君はこれから牧君以上に成長する可能性がある。
まずは牧君のプレーを見て、彼を超えてください。
それが冬の選手権で湘北が県大会を制するために必要だ。」
宮城「・・・。牧に及ばない・・・。」
彩子「なに落ち込んでるのよ。牧を超えるんでしょう。
これから勝てばいいのよ。」
牧「フッ。藤真にいいところばかり取られたからな。残り3分半で11点差か。
中々苦しいが、まだ巻き返せるぞ。」
三井「あぁ。あきらめねーぞ。」
花形「そうだな。」
安西「それでは、作戦です。
ディフェンスは、マンツーにしましょう。なれないゾーンではうまくいってない。
花形君は赤木君。
仙道君には、三井君。お願いできますか?」
(自信たっぷりに)
三井「もちろんです。任せてください。」
安西「流川君には、清田君。行ってみましょうか。」
清田「やっと出番か。どっちがNOルーキーか教えてやるぜ。」
福田「ハァ、ハァ。こ、交代・・・。」
安西「福田君は少し休んでください。この後、必ず福田君の力を必要とします。
そして、神君には、池上君。
藤真君には牧君です。」
チームBのボールから開始された。
牧「おらぁ、行くぞ!」
時間も少なくなってきたため、強引なペネトレイトで切れ込んだ。
不意を突かれた藤真はあっという間に抜き去られた。
藤真「くっ!」
赤木「止めるぞ!牧!」
桜木「おぉ、ゴリ!」
しかし、その瞬間、牧は、フリーの三井にパスを出した。
三井は、花形をうまく利用し、神のマークを外したのだ。
三井「任せろ!」
(パスッ)
三井のスリーポイントがリングをくぐった。
チームA 38
チームB 30
安西「宮城君、あれが牧君のすごいところだ。自ら切れ込み、ディフェンスを崩すことで
外がフリーになる。海南の必勝パターンだ。」
宮城「・・・。」
安西「そして、桜木君。
今、花形君が行ったプレーを見ましたか?
三井君がフリーになるために、神君のスクリーンとして壁になった。
何気ないプレーだが、あの花形君の動きをしっかり見ておいて下さい。
湘北が全国制覇をするために必要なプレーだ。」
桜木「全国制覇・・・。いい響きだ。」
安西「宮城君、このパターンは、君が山王戦で、無意識に行っていたパターンでもある。
赤木君がスクリーンになり、フリーになった三井君にパスをすることで、
湘北は盛り返していった。
このスタイルを一時的なものではなく、いつでも出せるようにすることが
宮城君の課題とします。」
(続く)
チームA 38
チームB 27
三井「くそっ。藤真の奴。パスが冴えわたっている。」
高頭「(ひょっとすると自分で切れ込む牧より、これだけのメンバーがいると
周りを活かす藤真の方がこのチームにあっているのか?)」
宮城「ハァハァ。しかし、コイツら、ハンパねぇなぁ。」
(バタン)
扉があく音がしたと同時に大きな声が響いた。
彩子「こらー、リョータ。しっかりしろーー!」
・・・・
宮城「あ、彩ちゃん!!」
その背後から、
桜木「こらー、ミッチー。キツネにやられるな!」
三井「桜木・・・。怪我はよくなったのか・・・。あ、安西先生。」
流川「フン・・・。」
高頭「ようこそいらっしゃいました。安西先生。」
安西「ほう。面白そうなチーム編成だね。」
高頭「はっ。1軍と2軍と意識させるようにチーム編成してみました。」
安西「ほっほっほ。それでは、私に2軍とされているチームBを指揮させていただけますか?
ただし、牧君をこちらに入れさせてください。」
高頭「牧を!?」
ピピーーーー。
安西「タイムアウトです。牧君、宮城君と交代です。宮城君、こちらに来てください。」
宮城「お、おれが交代!?」
安西「宮城君、ここで牧君のプレーを私と見ましょう。
現時点では、君は牧君に及ばない。だが、君はこれから牧君以上に成長する可能性がある。
まずは牧君のプレーを見て、彼を超えてください。
それが冬の選手権で湘北が県大会を制するために必要だ。」
宮城「・・・。牧に及ばない・・・。」
彩子「なに落ち込んでるのよ。牧を超えるんでしょう。
これから勝てばいいのよ。」
牧「フッ。藤真にいいところばかり取られたからな。残り3分半で11点差か。
中々苦しいが、まだ巻き返せるぞ。」
三井「あぁ。あきらめねーぞ。」
花形「そうだな。」
安西「それでは、作戦です。
ディフェンスは、マンツーにしましょう。なれないゾーンではうまくいってない。
花形君は赤木君。
仙道君には、三井君。お願いできますか?」
(自信たっぷりに)
三井「もちろんです。任せてください。」
安西「流川君には、清田君。行ってみましょうか。」
清田「やっと出番か。どっちがNOルーキーか教えてやるぜ。」
福田「ハァ、ハァ。こ、交代・・・。」
安西「福田君は少し休んでください。この後、必ず福田君の力を必要とします。
そして、神君には、池上君。
藤真君には牧君です。」
チームBのボールから開始された。
牧「おらぁ、行くぞ!」
時間も少なくなってきたため、強引なペネトレイトで切れ込んだ。
不意を突かれた藤真はあっという間に抜き去られた。
藤真「くっ!」
赤木「止めるぞ!牧!」
桜木「おぉ、ゴリ!」
しかし、その瞬間、牧は、フリーの三井にパスを出した。
三井は、花形をうまく利用し、神のマークを外したのだ。
三井「任せろ!」
(パスッ)
三井のスリーポイントがリングをくぐった。
チームA 38
チームB 30
安西「宮城君、あれが牧君のすごいところだ。自ら切れ込み、ディフェンスを崩すことで
外がフリーになる。海南の必勝パターンだ。」
宮城「・・・。」
安西「そして、桜木君。
今、花形君が行ったプレーを見ましたか?
三井君がフリーになるために、神君のスクリーンとして壁になった。
何気ないプレーだが、あの花形君の動きをしっかり見ておいて下さい。
湘北が全国制覇をするために必要なプレーだ。」
桜木「全国制覇・・・。いい響きだ。」
安西「宮城君、このパターンは、君が山王戦で、無意識に行っていたパターンでもある。
赤木君がスクリーンになり、フリーになった三井君にパスをすることで、
湘北は盛り返していった。
このスタイルを一時的なものではなく、いつでも出せるようにすることが
宮城君の課題とします。」
(続く)
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