2018年01月24日
グランクレスト戦記 3話感想 大規模戦闘シーンが圧巻 / 状況の把握がやや難しい
3話 戦旗
あらすじ
テオの軍勢は破竹の勢いで領地を拡大。男爵となりコルネーロという家名を名乗る。
城下で起きた災害を鎮めるなど、領民からは信頼を勝ち得ていくが、近隣からはシルーカのお飾り君主と評価されることも。
故郷を救う布石として独立を目指すテオは、それを良しとしないセーヴィス王・ナヴィル子爵との戦いになる。
勝ち目の薄い戦いを前に、災害から救った領民が駆けつけ、テオは自らの「戦旗(フラッグ)」を顕現する。
フラッグの天恵と、同調した近隣君主の援軍により、ナヴィル子爵の撃退を成し遂げる。
感想
ようやくテオの目的と、そこへの道筋が具体的に示されました。シルーカの傀儡に見える点についても言及。視聴者が気になっている部分をきっちり把握し、その回答をタイミングよく見せてくれるのでスッキリします。
ただ今回のエピソードはかなり展開を詰め込んでおり、どういう状況でなぜそうするのか、という状況把握がやや難しい印象。
簡単にまとめると
・故郷システィナを支配する敵ロッシーニを倒す(最終目的)
↑
・ロッシーニは同じ【連合】所属なので、倒すために【同盟】に移る
↑
・所領を【同盟】に移る手土産にするため独立する
↑
・独立を容認できないナヴィル子爵との戦闘になる(←イマココ!)
最終目的の布石の布石、【同盟】に移るために動いている段階。
(じゃあなんで最初は連合を選んだんだろう。周りが敵のほうが併呑しやすいから?)
【ジオン:連邦】【帝国:共和国】くらい言葉の響きが違えばわかりやすいのだが、【同盟:連合】では響きも似ているのでどうにも混乱してしまう。もう少し、地図などを使って状況をグラフィカルに示してくれると助かるかなあ。
「テオ様にはこれからコルネーロと名乗っていただきます。」
宿敵打倒のためにその地に伝わる英雄の末裔を名乗る。
三国志の劉備が過去の皇族・劉勝の子孫を自称したような感じで、戦記物好きがニヤリとする戦略ですね。
サトゥルスさんにやり過ぎと言われ凹むシルーカ。自覚がなかったのか……
混沌災害ではテオがシルーカをかばったり、後始末に尽力したりと、これまで影が薄かった分を補う活躍が見られた。シルーカとの結びつきが強くなったのがいいですな。
また、領民を助けたことがフラッグ顕現の導線になり、さらに勝利への(文字通り)フラグになる描写が小気味いい。
ここかわいい。
聖印教団のプリシラさん。中の人(高森奈津美さん)はシンデレラガールズPには特にお馴染み。
普通にいい子っぽくて逆に警戒してしまう。前回の感想で書いたけど、わりと意外性のあるキャラデザを意識しているように見えるので。まあ親方を爆発からとっさに庇うシーンがあるので第一印象通りの聖女かもしれない。
教団と魔法師は聖印の成り立ちを巡って対立しているようだ。世界観のチラ見せが自然。
シルーカは「ファルネーゼ」の家名に心当たりがあるようだが…?
大規模戦闘シーンは圧巻の一言。カッコいい。
フラッグ顕現シーンも光芒が旗を編んでいく様が視覚的に映えました。アニメ媒体ならではの魅せ場ですね。
ファルドリア戦狼記によれば、フラッグはそれぞれ信念に相応するバフ効果があるはず。パトリオットはどういう効果なんだろう。
お養父上登場。シルーカとの関係はあまりよくないように見える。公私を分けるタイプなだけ?
引きのシーンでちょろっとキャラクターの関係性を見せて今後への興味をそそるやり方が実に上手い。
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タグ:グランクレスト戦記
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