2015年08月25日
ひざ腰に悩む万人の方たちは万の個体差、万の処方、万の指導員…そんなの有りえない。
患者も自らを処方し、指導する時代。指導者も支援者に進化しなきゃね。
アクアセラピーシンポジウム2015
講座参加者の青山さんからお便りが届きました。
承諾を得ましたので紹介します。
「古賀真澄先生
先日シンポジウムの講座に参加させていただきました
東京都府中市在住の青山と申します。
今回の先生の講座は、
水中での機能改善クラスを担当している私にとっては
非常に勉強になる実りのある時間でした。
先生がおっしゃられていたように
私のクラスも「個体差」が大きく、
様々な既往症や
関節障害を持った高齢者ばかりで、
毎回プログラム内容には頭を悩ませています。
一生懸命考えても、
実際にはお年寄り特有の反応の遅さや
「耳の聞きとりずらさ」など
が重なって、
なかなか思っていたように
進まないことだらけです。
逆に参加者の方々のチームワークに
助けられることもあり、
未熟さを痛感する日々です。
しかし私たちの役割は
「痛みを減らして笑顔を増やすこと」。
まさにそれだな・・
と、先生の言葉に感銘を受けました。
四角四面に考えず、
こちらもゆったりとした笑顔と気持ちを持って、
参加者の心のよりどころになれたら、
と思います。
ウォーキングのバリエーション、
壁を使ったディープストレッチなど、
早速導入させていただいています。
とても好評です!
さらに、先生の講座DVDを参考に、
「和やかな笑顔あるクラス」を心がけていきます。
私の現場でも高齢者クラスの需要は
さらに伸びています。
機会があれば、
ぜひ現地のクラスの様子を
見学させていただきたいと思います。
東京都府中市 青山千恵美 (AEA認定者)」
今回、私は
受講者を
スイミングスクールや
フィットネスクラブ
公共施設での
指導員・コーチの方たちを
イメージしました。
どこの施設でも
会員の平均年齢は
年々上昇しています。
若い層の新規会員は
増えていません。
つまり
年を重ねる
高齢者の身体と心の
有り様に
対応したプログラムが
求められているのです。
筋力低下
速い動きが難しくなる
可動域が狭くなる
耳も遠くなる
認知症状により
理解できないこと
記憶できないことが
増えてくる。
気圧・気温の変化の
影響を受けやすくなる。
つまり
一律の水中体操では
対応できないのです。
私の現場で使っている
Fundamental120は
高齢であっても
疾病や障がいがあっても
低体力でも
出来る動き
必要な動きを
捜し求めて
組み立ててきました。
厳密に言えば
10,000人の高齢者かいれば
10,000のプログラムと
10,000人の指導者が
必要になりますが
非現実的
非効率的な話です
ラジオ体操のような
不動の基本形を
共有し
個人差は
参加者自身が
選び、調整する。
これが
私がアクアの現場で
18年間指導しながら
行き着いた方法でした。
湯布院温泉
長湯温泉
菊池温泉
関金温泉
で育った
アクアセラピー基本体操が
他の地域の高齢者の方たちの
痛みを減らして
笑顔を増やすことに
つながれば
うれしいです。
青山さん
現場に遊びに来てください。
みなさん、
歓迎してくれるそうです。
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