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2023年11月28日
釣れることがある“魚以外の外道たち”
釣り人にとって招かれざる客“外道(本命以外の魚)”。
でも、魚だったら引きも楽しめるし、外道とはいえ釣れたらなんだかんだ嬉しもの。
それに、外道の中にも美味しい魚もたくさんいますよね。
しかし、釣りとは時に魚以外が釣れることもあります。
今回は、身近な魚以外の外道たちを紹介します。
外道とは
出典・photoAC
例えばキス狙いのちょい投げで釣れるベラ、サビキ釣りで釣れるクサフグ、シーバス狙いで引っかかるボラなど......。
本命以外の招かれざる魚達のことを釣り人は「外道」と呼んだりします。
釣れた外道が魚だったら食べて美味しい外道もいれば、毒を持った危険なやつもいるので、知らずに触れると事故に繋がる場合もあります。
とはいえ、釣れるのが魚だったらなんだかんだ楽しめるし嬉しいものですよね。
でも、時には魚以外の外道が釣れることも・・・。
ヒトデ
出典・photoAC
ちょい投げ釣りの定番かつ大外道といえば「ヒトデ」ではないでしょうか。
何にも釣れなくなる真冬でも、よく釣れますよね。
ヒトデが多い釣り場では、こまめに仕掛けをズル引いたり、投げ直したりすると良いですよ。
ウミケムシ
出典・photoAC
砂地の厄介者といえば「ウミケムシ」。
ウミケムシは毒毛を持っているので、素手で触れないようにしましょう。
またウミケムシが多い釣り場では、ウミケムシが掛かっていなくても、餌に毒毛が付着していることがあるので注意が必要です。
甲殻類
出典・photoAC
海釣りをしていると、カニやエビ、シャコなどの甲殻類が掛かってくることも。
特にガザミ・ワタリガニは、ルアーでヒットすることのある定番甲殻類ですよね。
甲殻類は漁業権に抵触する場合も多いので、必ず確認してから持ち帰りましょう。
分からない場合はとりあえずリリースすると良いでしょう。
ウシガエル
出典・photoAC
バス釣りやライギョ釣りをしていると釣れてしまう特大の「ウシガエル」。
フロッグが大好物で執着心も強く、遠くからでも一生懸命追いかけてきます。
カエルが苦手な僕からしたら一番困る外道かもしれません。
スッポン・カメ
出典・photoAC
ウナギ釣りなどの外道といえば、「スッポン」や「アカミミガメ」など亀の仲間達。
スッポンなら食べることも可能ですが、アカミミガメはかなり厄介ですよね。
釣りは様々な生き物と出会える
今回は、魚以外に外道として掛かってくる生き物を紹介しました。
今回紹介したように外道として掛かってくることもあれば、ショアからでもイルカが泳いでいるのを目にすることもあります。
魚釣りは魚以外の生き物と出会うチャンスがあります。
時には毒を持った生物と遭遇することもあるので、自分が釣行するフィールドにどんな生き物が棲んでいるのか予習していくと、不意の事故を防いだり珍しい生き物にも出会えるかもしれませんよ!
最後までご覧いただきありがとうございます。
2023年10月20日
【満潮・干潮】潮の満ち引きの仕組み!
釣りと密接な関係がある潮の満ち引き。
ではどうのような仕組みで、満ちたり引いたりするのでしょうか?
今回は、潮の満ち引きの仕組みを解説します。
潮の満ち引き
出典・photoAC
港や浜辺に潮が満ちるときもあれば、潮が強いて海底の砂地が露呈する時もあります。
これは海が毎日、潮の満ち引きを繰り返しているからです。
潮が満ちた状態を「満潮」、逆に引いた状態を「干潮」と呼びます。
釣りをしていたらよく聞く言葉ですよね。
では、なぜ海は潮の満ち引きを繰り返すのでしょうか?
潮が満ちる仕組み
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海が満潮になるときはどのようなときなのか?
●海が月の引力で引っ張られる
月は地球の周りを回っていて、月に面した海は、月の重力によって海水が吸い上げられる現象が起こります。
なら、「月が上がったら満潮」と考えてしまいますが、ほとんどの場合、満潮になるのは月が真上にあるときではありません。
月の位置だけでなく、海流や水温、気圧など様々な要因により満潮時刻が決まります。
●地球の自転による“遠心力”も関係する
月が空に浮かんでいなくても満潮は起こります。
地球が自転していることで遠心力が働き、月に面した海の反対側も潮が満ちます。
干潮の仕組み
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では、海が干潮を迎えるのは、どういう時なのでしょうか?
●月の引力の影響が少ないとき
月に面している面と月に面した面の反対側“以外の場所”では、潮が引いて干潮になります。
「月の引力が弱まっている+地球の自転の遠心力による作用」によるものです。
単純に、海の一部が盛り上がれば、その分そのほかの場所では海水量が減少します
満潮・干潮は1日に2回繰り返す
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月は1日のうち地球を1周します。
なので、月が面しているときと、月の反対側にいるときの1日2回満潮を迎えます。
それと同様に、干潮も1日2回訪れます。
釣りと潮汐の関係
釣りと潮汐は密接な関係にあります。
一般的に、潮の干満差が大きいほど、潮がよく動き魚が釣れると言われています。
しかし、実際のところは潮の動きが大きければ大きいほど良いというわけでもありません。
干満差が小さくても、釣れるときは釣れますよね。
釣行日の釣り場の干満差がどれくらいかを把握しておくと、釣りをする際に一つの指標となるかもしれません。
潮の仕組みを知って、釣りに生かす!
釣りをする人は、潮汐を知っています。
釣行日の干満差や釣果を記録している釣り人は、潮汐と釣果の関係の研究者と言っても過言ではないでしょう。
魚釣りという遊びは相手が自然である以上「絶対」ありません。
しかし、潮の仕組みを知っていれば、釣りに生かせることも多いはずです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
2023年09月30日
浮遊者「プランクトン」って一体何者?
“プランクトン”
それは目に見えないくらいのとても小さな生物ですよね。
魚たちのエサになり、釣りにおいてはプランクトンパターンなんてのもあります。
今回はあまりよく知らない浮遊者プランクトンについてです。
プランクトンについての知識を深めてみよう
出典・photoAC
“プランクトン”って釣りをしていると聞くことありますよね。
でも、魚たちのご飯になるってことは知っていても、プランクトンがどういったものなのかよく分からなかったりしますよね。
今回は、顕微鏡を使わないと見られないプランクトンについて紹介します。
プランクトンの定義
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プランクトンとは、「水中を漂って生活する生き物」の総称です。
簡単に言うと、自力では泳ぐことができない浮遊者を意味します。
流れに逆らって泳げないクラゲの仲間や、孵化後間もない状態で泳げない魚も『プランクトン』と定義されます。
顕微鏡を使わないと見えない微細なプランクトンだけではないというわけですね。
動物プランクトン
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プランクトンと聞いて一番最初に想像するのは、「ミジンコ」や「オキアミ」、「コペポーダ(カイアシの仲間)」などではないでしょうか?
これらは動物プランクトンと言われ、約15万種類存在するとされています。
オキアミは概ね30o〜60oとプランクトンとしては大型で、ミジンコの仲間は1.5〜3.0oで目を凝らせば見えるかもしれません。
コペポーダは体長は様々で、0.1o〜1oと小さい種類が多いです。
植物プランクトン
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プランクトンは『動物プランクトン』と『植物プランクトン』に分けられます。
植物プランクトンは、動物プランクトンに食べられる関係にあります。
植物プランクトンとして思い浮かぶのは「アオコ」や「ユーグレナ」などではないでしょうか。
これらの植物プランクトンは、“植物”と名が付くとおり、光合成によってエネルギーを得ます。
二酸化炭素を食べて酸素を生成し、そして動物プランクトンに食べられるという食物連鎖の基礎になっています。
植物プランクトンの大きさは、約0.001〜1o程度のものが多いです。
肉眼で簡単に観察できるアオコは、植物プランクトンの集合体とイメージするとわかりやすいですね。
生涯プランクトンだけを食べる魚もいる
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「プランクトンフィーダー」と呼ばれる、プランクトンだけを食べて生活する魚もいます。
最も身近なプランクトンフィーダーといえば、イワシの仲間でしょう。
他にもヘラブナや体長300センチを越すメコンオオナマズなどもプランクトンフィーダーです。
生涯プランクトンだけを食べて、体長3メートルにもなるなんてすごいですよね。
プランクトンは水中の生物を支える大切な存在!
と言うことで今回は、プランクトンについて紹介しました。
普段は人の目に付かない小さな生物プランクトン。
そんなプランクトンは水生生物にとって欠かすことのできない重要な役割を担っているんですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。