「もう検察を信用できない」「検察に正義を語る資格はない」
2024年04月09日
大谷翔平「2番・DH」でスタメン 3戦ぶり3号本塁打&自己最長更新5戦連続マルチ安打なるか
◆米大リーグ ツインズ―ドジャース(8日・米ミネソタ州ミネアポリス=ターゲットフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(29)が8日(日本時間9日午前8時40分開始予定)、敵地・ツインズ戦のスタメンに「2番・指名打者」で名を連ねた。
調子をグングン上げている。開幕から自己ワーストの8戦、40打席連続で本塁打が出ていなかったが、3日(同4日)の本拠地・ジャイアンツ戦で1号本塁打。5日(同6日)の敵地・カブス戦では2試合連続本塁打を放ち、前日7日(同8日)まで、自己最長に並ぶ4試合連続マルチ安打をマークしている。7日も1、2打席目は日米通じて初対戦だった今永の前に凡退したが、2時間51分の降雨中断再開後に、三塁打と二塁打を放った。2日(同3日)に2割4分2厘だった打率は一気に3割2分まで上昇している。
ツインズの先発は、ジョン・オバー投手(28)。昨季8勝(6敗)を挙げてブレークした右腕だ。大谷は21年に対戦して2打数1安打。平均148キロほどの直球を軸にチェンジアップ、スライダー、カーブなどを混ぜ、昨季は投球回(144回3分の1)を上回る146三振を奪った。今季初登板だった3月31日(同4月1日)の敵地・ロイヤルズ戦では、2回途中9安打8失点と大乱調で敗戦投手になり、防御率は54・00だ。
3試合ぶりの3号が出れば、日本人選手では史上最多となる松井秀喜氏(ヤンキースなど)の通算175本塁打に王手をかけることにもなる。
ドジャース・大谷翔平投手(29)が8日(日本時間9日午前8時40分開始予定)、敵地・ツインズ戦のスタメンに「2番・指名打者」で名を連ねた。
調子をグングン上げている。開幕から自己ワーストの8戦、40打席連続で本塁打が出ていなかったが、3日(同4日)の本拠地・ジャイアンツ戦で1号本塁打。5日(同6日)の敵地・カブス戦では2試合連続本塁打を放ち、前日7日(同8日)まで、自己最長に並ぶ4試合連続マルチ安打をマークしている。7日も1、2打席目は日米通じて初対戦だった今永の前に凡退したが、2時間51分の降雨中断再開後に、三塁打と二塁打を放った。2日(同3日)に2割4分2厘だった打率は一気に3割2分まで上昇している。
ツインズの先発は、ジョン・オバー投手(28)。昨季8勝(6敗)を挙げてブレークした右腕だ。大谷は21年に対戦して2打数1安打。平均148キロほどの直球を軸にチェンジアップ、スライダー、カーブなどを混ぜ、昨季は投球回(144回3分の1)を上回る146三振を奪った。今季初登板だった3月31日(同4月1日)の敵地・ロイヤルズ戦では、2回途中9安打8失点と大乱調で敗戦投手になり、防御率は54・00だ。
3試合ぶりの3号が出れば、日本人選手では史上最多となる松井秀喜氏(ヤンキースなど)の通算175本塁打に王手をかけることにもなる。
2024年04月08日
静岡知事選に元副知事の大村慎一氏が出馬へ、川勝知事の下で2年間勤務…「県政の立て直しに全力」
2024年04月07日
高橋洋一氏が川勝知事のリニア開業延期の内幕暴露「スズキ自動車の鈴木修さんに…」「本当にくだらない」
元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が6日にABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演し、静岡県の川勝平太知事の辞任の内幕を語った。
川勝知事は1日に行った新規採用職員向けの訓示で「県庁はシンクタンク。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と発言し批判が殺到。6月議会で辞任すると表明した。辞任理由として度重なる不適切な発言と着工を認めてこなかったリニア中央新幹線の開業延期という区切りがついたと説明した。
高橋氏は「辞任した理由の中に『リニアにメドがついた』と言った。要するに遅らせることが目的だった」と指摘。なぜ川勝知事は遅らせることにこだわったのか。高橋氏は「(メディアは)みんな知りたいからスズキ自動車の鈴木修さんにインタビュー行ってるんですよ。その時に『川勝はよくやったよ』、『実は俺はリニア反対だったんだ』と言って、反対だったという話は一切報道されてないワケ。根っこを言うと鈴木さんって川勝さんのものすごいバックなんですね。その人がどうして反対だったのかがまた不思議なんだけど。JR東海の葛西(敬之)さんと犬猿の仲だった。本当にくだらない」と内幕を明かした。
川勝知事は1日に行った新規採用職員向けの訓示で「県庁はシンクタンク。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と発言し批判が殺到。6月議会で辞任すると表明した。辞任理由として度重なる不適切な発言と着工を認めてこなかったリニア中央新幹線の開業延期という区切りがついたと説明した。
高橋氏は「辞任した理由の中に『リニアにメドがついた』と言った。要するに遅らせることが目的だった」と指摘。なぜ川勝知事は遅らせることにこだわったのか。高橋氏は「(メディアは)みんな知りたいからスズキ自動車の鈴木修さんにインタビュー行ってるんですよ。その時に『川勝はよくやったよ』、『実は俺はリニア反対だったんだ』と言って、反対だったという話は一切報道されてないワケ。根っこを言うと鈴木さんって川勝さんのものすごいバックなんですね。その人がどうして反対だったのかがまた不思議なんだけど。JR東海の葛西(敬之)さんと犬猿の仲だった。本当にくだらない」と内幕を明かした。
2024年04月05日
大谷翔平が9試合目でようやく出た1号 ロバーツ監督がかけた魔法の言葉で「気持ちが楽になりました」
2024年04月04日
河野太郎がまたブチギレた…「残念な答弁」をくり返し、人気急落が止まらない!
評判が急落している
Photo by gettyimages
河野太郎デジタル大臣が仕切る「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」(以下TF)に提出された資料の一部に、中国の国営企業である「国家電網公司」の「透かし」が入っていた件で、河野氏の評価が急降下している
問題は3月22日に開かれたTFに自然エネルギー財団の大林ミカ事業局長が持ち込んだ資料だ。大林氏は2018年1月に当時外務大臣だった河野氏が設置した「気候変動に関する有識者会議」にも参加。TFにもわずか4人のメンバーの中に選ばれ、4月2日の会見で河野氏が「非常に専門性が高い」と絶賛するほどのお気に入りだった。
さらに大林氏は政権に深く入り込み、金融庁が令和3年3月に開いた「サスティナブルファイナンス有識者会議」や、経済産業省が今年2月に開いた「電気・ガス基本政策小委員会」にも参加し、同じ「透かし」入りの資料を提出していた。いずれも今回の問題が発覚するまで、「透かし」の存在について気づかれてはいなかった。
内閣府規制改革推進室は3月23日、X(旧ツイッター)の公式アカウントで資料に不備があったことを認め、河野氏も同日にXで「チェック体制の不備でお騒がせたことについて、今後は対策を強化し同じことが起きないように徹底していく」と書き込んだ。
「所管外」を連発しブチギレ
しかしその後まもなく、河野氏の危機意識が全くもって希薄なものだったことが明らかになる。3月25日の参議院予算委員会では、安全保障の点で問題があったのではないかという日本維新の会の音喜多駿政調会長の質問に対し、「ロゴそのものには何か有害なもの(ウイルスなど)はない」「これまでも資料に誤りがあれば、注記して訂正してきた」などと頓珍漢な答弁を行った。
翌26日の衆院地域・こども・デジタル特別委員会で、この問題を取り上げた立憲民主党の中谷一馬議員に対しても、河野氏は「TFは規制改革についてのもので、この委員会は所管外だ」と自ら答弁することを頑なに拒否。
中谷氏が「国の一大事に、河野大臣は外ではべらべら見解を述べながら、国権の最高機関である国会で答弁を差し控えるのは適切ではないのではないか」と問うても、「所管は国会で決めたことで、それに従うまで」と答弁した。
そこで中谷氏が「『所管外』と答えた大臣を岸田内閣で調べると、断トツの一番が河野大臣だった。それは不名誉ではないか」と批判すると、河野氏は「質問する議員が問題だ」とぶちぎれた。
中谷氏の次に質問した日本共産党の高橋千鶴子議員に対しても、木で鼻をくくった態度は収まらなかった。マイナ保険証利用促進のための診療報酬改定について問う高橋氏に対して河野氏は、「診療報酬は(デジタル大臣である私の)所轄外」と回答。
「だったら、所管外の“紙の保険証の廃止”を(河野)大臣が言ったことが問題だ」「(2022年10月13日の)会見で大臣が言ったことを取り消すか」と高橋氏を激怒させている。
そもそも内閣府設置法第9条では、特命担当大臣は「内閣の重要政策に関して行政各部の施策の統一を図るために特に必要がある場合」に設置されると規定しており、所管という「縦割り」にはなじまない。しかも河野氏は職務の権限範囲について常に抑制的ではなく、大林ミカ氏を登用したTFや外務大臣時代の「気候変動に関する有識者会議」では環境省の管轄に踏み込んでいる。
その一方で外務大臣時代の2018年12月11日の会見で、北方領土問題をめぐってロシアの高官が高圧的な発言を行ったことについて質問された時、河野氏は「次の質問をどうぞ」と繰り返して答えようとはしなかった。
これについて河野氏は公式サイトで「条約交渉について政府の方針を言うわけにはいかない」と弁明したが、当該質問内容がそれに関わっていたものかどうかは疑問が残る。
Photo by gettyimages
河野太郎デジタル大臣が仕切る「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」(以下TF)に提出された資料の一部に、中国の国営企業である「国家電網公司」の「透かし」が入っていた件で、河野氏の評価が急降下している
問題は3月22日に開かれたTFに自然エネルギー財団の大林ミカ事業局長が持ち込んだ資料だ。大林氏は2018年1月に当時外務大臣だった河野氏が設置した「気候変動に関する有識者会議」にも参加。TFにもわずか4人のメンバーの中に選ばれ、4月2日の会見で河野氏が「非常に専門性が高い」と絶賛するほどのお気に入りだった。
さらに大林氏は政権に深く入り込み、金融庁が令和3年3月に開いた「サスティナブルファイナンス有識者会議」や、経済産業省が今年2月に開いた「電気・ガス基本政策小委員会」にも参加し、同じ「透かし」入りの資料を提出していた。いずれも今回の問題が発覚するまで、「透かし」の存在について気づかれてはいなかった。
内閣府規制改革推進室は3月23日、X(旧ツイッター)の公式アカウントで資料に不備があったことを認め、河野氏も同日にXで「チェック体制の不備でお騒がせたことについて、今後は対策を強化し同じことが起きないように徹底していく」と書き込んだ。
「所管外」を連発しブチギレ
しかしその後まもなく、河野氏の危機意識が全くもって希薄なものだったことが明らかになる。3月25日の参議院予算委員会では、安全保障の点で問題があったのではないかという日本維新の会の音喜多駿政調会長の質問に対し、「ロゴそのものには何か有害なもの(ウイルスなど)はない」「これまでも資料に誤りがあれば、注記して訂正してきた」などと頓珍漢な答弁を行った。
翌26日の衆院地域・こども・デジタル特別委員会で、この問題を取り上げた立憲民主党の中谷一馬議員に対しても、河野氏は「TFは規制改革についてのもので、この委員会は所管外だ」と自ら答弁することを頑なに拒否。
中谷氏が「国の一大事に、河野大臣は外ではべらべら見解を述べながら、国権の最高機関である国会で答弁を差し控えるのは適切ではないのではないか」と問うても、「所管は国会で決めたことで、それに従うまで」と答弁した。
そこで中谷氏が「『所管外』と答えた大臣を岸田内閣で調べると、断トツの一番が河野大臣だった。それは不名誉ではないか」と批判すると、河野氏は「質問する議員が問題だ」とぶちぎれた。
中谷氏の次に質問した日本共産党の高橋千鶴子議員に対しても、木で鼻をくくった態度は収まらなかった。マイナ保険証利用促進のための診療報酬改定について問う高橋氏に対して河野氏は、「診療報酬は(デジタル大臣である私の)所轄外」と回答。
「だったら、所管外の“紙の保険証の廃止”を(河野)大臣が言ったことが問題だ」「(2022年10月13日の)会見で大臣が言ったことを取り消すか」と高橋氏を激怒させている。
そもそも内閣府設置法第9条では、特命担当大臣は「内閣の重要政策に関して行政各部の施策の統一を図るために特に必要がある場合」に設置されると規定しており、所管という「縦割り」にはなじまない。しかも河野氏は職務の権限範囲について常に抑制的ではなく、大林ミカ氏を登用したTFや外務大臣時代の「気候変動に関する有識者会議」では環境省の管轄に踏み込んでいる。
その一方で外務大臣時代の2018年12月11日の会見で、北方領土問題をめぐってロシアの高官が高圧的な発言を行ったことについて質問された時、河野氏は「次の質問をどうぞ」と繰り返して答えようとはしなかった。
これについて河野氏は公式サイトで「条約交渉について政府の方針を言うわけにはいかない」と弁明したが、当該質問内容がそれに関わっていたものかどうかは疑問が残る。
2024年04月03日
岸田総理が食べた「毒まんじゅう」、そして二階元幹事長は嗤う…岸田さん、あんた”も”終わりだよ
「自民党最後のドン」二階が自ら身を引くことを決断した。土の匂いのする政治家がまた一人去る。一方、厄介者を退場させたと官邸で小躍りする岸田。しかし、彼は重大な変化に気づいていない。
前編記事『息子二人を国会議員に…二階元幹事長「引退会見」のウラにあった、岸田首相との「裏取引」の中身』につづき、「最強幹事長」退場劇の舞台裏に迫る。
前編記事『息子二人を国会議員に…二階元幹事長「引退会見」のウラにあった、岸田首相との「裏取引」の中身』につづき、「最強幹事長」退場劇の舞台裏に迫る。
2024年04月02日
息子二人を国会議員に…二階元幹事長「引退会見」のウラにあった、岸田首相との「裏取引」の中身
「自民党最後のドン」二階が自ら身を引くことを決断した。土の匂いのする政治家がまた一人去る。一方、厄介者を退場させたと官邸で小躍りする岸田。しかし、彼は重大な変化に気づいていない。
不出馬会見の真意
50年の長きにわたり政界に身を置き、「永田町の妖怪」と恐れられた男の最期は一見、あっけなく見えた。しかし、わずか10分の会見の中に込められた真意に気づいた者は一体どれだけいるだろうか―。
3月25日午前10時半、自民党本部4階にある会見場で元幹事長・二階俊博の不出馬会見が開かれた。次の衆院選には出ず、事実上の引退を決めた二階。うつむき加減でボソボソと原稿を読み上げる声はいつになく小さい。ところが中盤、突然背筋を伸ばしたかと思うとカッと目を見開いて、次のように語った。
「初めて国政に立候補したころ、名も無い私に、初めて会った人が朝ご飯を食べさせてくれました。私は大変感激をいたした次第であります」
何者でもない私に、ご馳走してくれた人がいる。そのことを生涯忘れない。「妖怪」がまだ人間でありし頃のエピソードを披露したのだ。二階派の中堅議員が言う。
「二階先生の信条は『どんな奴とも飯を食う』。分け隔てなく人と付き合うことで慕われてきました。
総理を輩出することがなかった二階派は『寄せ集めのガラクタ集団』と揶揄されることもあったけれど、みんな二階先生の人柄に惚れ込んで、鉄の結束を誇りました」
その言葉を象徴するかのように、懐刀である元幹事長代理の林幹雄が隣にピッタリと寄り添い、会見を支えた。
不出馬会見の真意
50年の長きにわたり政界に身を置き、「永田町の妖怪」と恐れられた男の最期は一見、あっけなく見えた。しかし、わずか10分の会見の中に込められた真意に気づいた者は一体どれだけいるだろうか―。
3月25日午前10時半、自民党本部4階にある会見場で元幹事長・二階俊博の不出馬会見が開かれた。次の衆院選には出ず、事実上の引退を決めた二階。うつむき加減でボソボソと原稿を読み上げる声はいつになく小さい。ところが中盤、突然背筋を伸ばしたかと思うとカッと目を見開いて、次のように語った。
「初めて国政に立候補したころ、名も無い私に、初めて会った人が朝ご飯を食べさせてくれました。私は大変感激をいたした次第であります」
何者でもない私に、ご馳走してくれた人がいる。そのことを生涯忘れない。「妖怪」がまだ人間でありし頃のエピソードを披露したのだ。二階派の中堅議員が言う。
「二階先生の信条は『どんな奴とも飯を食う』。分け隔てなく人と付き合うことで慕われてきました。
総理を輩出することがなかった二階派は『寄せ集めのガラクタ集団』と揶揄されることもあったけれど、みんな二階先生の人柄に惚れ込んで、鉄の結束を誇りました」
その言葉を象徴するかのように、懐刀である元幹事長代理の林幹雄が隣にピッタリと寄り添い、会見を支えた。
2024年04月01日
<主張>再エネ資料にロゴ 中国の影響力工作を疑え 河野担当相の責任は重大だ
政府のエネルギー関連の会議に提出された資料に、中国の国営電力会社「国家電網公司」のロゴマークの透かしが入っていたことが発覚した。
再生可能エネルギー導入に向けて規制見直しを目指す内閣府のタスクフォース(TF、特別作業班)に対し、委員を務めていた大林ミカ・自然エネルギー財団事業局長が提出した資料の件である。
大林氏が経済産業省や金融庁の有識者会議などのヒアリングに呼ばれた際や、国連、欧州連合(EU)の関連機関の会議への出席時に提出した資料にも同様のロゴがあった。
全省庁で実態を調べよ
中国は共産党支配の全体主義国家で、日本から尖閣諸島(沖縄県石垣市)を奪おうと狙っている。台湾問題では軍事力行使を辞さない姿勢を崩さず軍備を増強中で、日本にとって安全保障上の脅威だ。中国国営企業は共産党政権と一体である。
大林氏は「誤解を受け、不安にさせた」として委員を辞任した。財団主催の会合に中国国家電網公司が提出した資料を自身が改編した際にロゴが残ったと説明した。財団は「資料の内容は中国国家電網とは一切関係のないもの」と釈明した。
鵜吞(うの)みにはできず、辞任で幕引きにはできない。政策形成への中国の影響力工作はなかったのか。中国共産党政権の意向が浸透して日本の政策が歪(ゆが)むことは決してあってはならない。
調査すべきは再エネTFに限らない。岸田文雄政権はこれを機に、政策決定へ影響力工作が及んでいないか全省庁で点検に乗り出してもらいたい。
再生可能エネルギー導入に向けて規制見直しを目指す内閣府のタスクフォース(TF、特別作業班)に対し、委員を務めていた大林ミカ・自然エネルギー財団事業局長が提出した資料の件である。
大林氏が経済産業省や金融庁の有識者会議などのヒアリングに呼ばれた際や、国連、欧州連合(EU)の関連機関の会議への出席時に提出した資料にも同様のロゴがあった。
全省庁で実態を調べよ
中国は共産党支配の全体主義国家で、日本から尖閣諸島(沖縄県石垣市)を奪おうと狙っている。台湾問題では軍事力行使を辞さない姿勢を崩さず軍備を増強中で、日本にとって安全保障上の脅威だ。中国国営企業は共産党政権と一体である。
大林氏は「誤解を受け、不安にさせた」として委員を辞任した。財団主催の会合に中国国家電網公司が提出した資料を自身が改編した際にロゴが残ったと説明した。財団は「資料の内容は中国国家電網とは一切関係のないもの」と釈明した。
鵜吞(うの)みにはできず、辞任で幕引きにはできない。政策形成への中国の影響力工作はなかったのか。中国共産党政権の意向が浸透して日本の政策が歪(ゆが)むことは決してあってはならない。
調査すべきは再エネTFに限らない。岸田文雄政権はこれを機に、政策決定へ影響力工作が及んでいないか全省庁で点検に乗り出してもらいたい。