中国系資本による不動産買収に歯止めがかからない。「点」で始まった買収が「線」でつながり、いずれは「面」になり、列島の地主は中国系資本で日本人が店子(たなこ)という時代が遠くなさそうな勢いだ。中国系資本による「合法的経済侵攻」の現状を報告する。
東京都心と青森県を結ぶ国道4号の中間にある仙台市。東北自動車道が南北に貫き、首都圏と東北各県をつなぐ要衝であると同時に、周囲に仙台空港や仙台塩釜港仙台港区(仙台港)を抱える物流の急所でもある。
そんな東北経済の要の仙台市で、親会社が中国の保険会社というA社(本社・東京)が物流センターの建設を進めている。敷地面積4千平方メートル余り。仙台市役所−陸上自衛隊仙台駐屯地−仙台港のほぼ一直線上にあり、仙台駅まで約7キロ、仙台駐屯地まで約3キロ、仙台港までは約4キロだ。
■あらゆるネットワーク使い事業拡張
担当責任者は「仙台は都心と東北を結ぶ玄関口。物流をつくるというのが至上命令」と話す。同市では、A社以外にも中国系資本と関係が深いとされるB社(本社・北海道)が仙台港近くに巨大な物流センターの建設を進め、物流ビジネスを全国展開する中国系資本のC社(本社・東京)が2カ所で大規模な物流事業を展開している。
B社は「取材に応じられない」と回答したが、C社の責任者は「中国系とみられ、入札に参加できなかったり警戒されたりすることはあったが、日本法人だとアピールして託児所やカフェなどを設置し、地域住民と一体化した街づくりを目指してきたので評価が変わってきた」とし、あらゆるネットワークを使って拡張する方針だと話す。
■空自基地周辺でビジネス
中国系資本の進出は物流面だけではない。仙台空港周辺では中国系資本が関係しているとみられる企業が複数看板を掲げているほか、航空自衛隊松島基地を擁する東松島市でも中国系企業がビジネスを展開している。
太陽光発電事業でも中国系企業の進出が著しい。経済産業省が公表している今年1月31日現在の再生可能エネルギーの事業計画認定表を基に、登記簿や業界関係者の証言から中国人や同国系資本が関係しているとみられる事業の認定数を拾っていくと少なくとも93件あった。仙台市や石巻市、涌谷町など10市8町1村にまたがり(地図参照)、国道4号と東北自動車道を取り囲むように広がっている。
2024年03月31日
2024年03月30日
世耕弘成氏が一転「記憶にない」会合の「記録が出てきた」…でも裏金還流協議は否定 黒塗り日程表で潔白主張
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、世耕弘成前参院幹事長は29日、安倍派会長だった安倍晋三元首相がキックバック(還流)の中止を決める前の2022年3月2日、自らを含む幹部会合に出席していたことを認めた。一方で、協議内容は参院選の候補者調整だったとし、還流を巡る会合との疑惑を否定した。国会内で本紙などの取材に答えた。
世耕氏によると、会合は衆院議長公邸で開催。参加者は安倍、世耕両氏と、当時、派閥事務総長だった西村康稔前経済産業相、前派閥会長で当時衆院議長だった細田博之氏の4人。
世耕氏を除く3人の名前や日時、会場が記載された「日程表」を記者団に配り、自身の潔白を主張した。配布された日程表は「※打ち合わせ(■連関係)」と会合内容が一部黒塗りだった。世耕氏は伏せた部分について観光関係の団体と説明した。(山口哲人)
◆世耕氏の発言は…「もう一度日程表を徹底的に精査した」
世耕氏との主なやりとりは以下の通り。
記者 2022年3月、議長公邸で会合はあったか。そこで安倍派のパーティー券収入のキックバック(還流)について話したか。
世耕氏 まず、先日の政治倫理審査会で、3月に議員会館事務所で安倍首相を交えたパーティー券に関する打ち合わせがあったかという趣旨の質問をいただきました。3月に安倍さんと会館でそういう話をした記憶は全くなかったので、「そういう記憶はありません」と申し上げました。
また、安倍事務所や主要な事務所で行われた打ち合わせの日程表は全て捜査当局にも提出しております。その中にも3月の会合は入っておりませんでしたので、「日程表にもそういったものは載ってなかった」と答弁しました。
世耕氏によると、会合は衆院議長公邸で開催。参加者は安倍、世耕両氏と、当時、派閥事務総長だった西村康稔前経済産業相、前派閥会長で当時衆院議長だった細田博之氏の4人。
世耕氏を除く3人の名前や日時、会場が記載された「日程表」を記者団に配り、自身の潔白を主張した。配布された日程表は「※打ち合わせ(■連関係)」と会合内容が一部黒塗りだった。世耕氏は伏せた部分について観光関係の団体と説明した。(山口哲人)
◆世耕氏の発言は…「もう一度日程表を徹底的に精査した」
世耕氏との主なやりとりは以下の通り。
記者 2022年3月、議長公邸で会合はあったか。そこで安倍派のパーティー券収入のキックバック(還流)について話したか。
世耕氏 まず、先日の政治倫理審査会で、3月に議員会館事務所で安倍首相を交えたパーティー券に関する打ち合わせがあったかという趣旨の質問をいただきました。3月に安倍さんと会館でそういう話をした記憶は全くなかったので、「そういう記憶はありません」と申し上げました。
また、安倍事務所や主要な事務所で行われた打ち合わせの日程表は全て捜査当局にも提出しております。その中にも3月の会合は入っておりませんでしたので、「日程表にもそういったものは載ってなかった」と答弁しました。
2024年03月27日
水原氏はなぜ大谷の口座にアクセスできたのか 残る“謎”に見え隠れする大谷が「守りたいもの」
ドジャース・大谷翔平選手(29)が26日(日本時間)、元通訳の水原一平氏の違法賭博問題について、自らの口から語った。大谷は「スポーツ賭博に関与してない」「彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んだ」などと説明したが、なぜ水原氏が大谷選手のお金を送金できたかなどについては疑問点も残った。メジャーリーグの専門家は大谷の発言をどう見たのか。
「われわれが疑問に思っていたことについて、ほぼ全てと言えるくらい、大谷選手の口から話してくれた。非常にすばらしい声明だったと思うし、何よりも賭博には関与していないと疑惑をキッパリと否定してくれたので安心しました」
メジャーリーグ評論家の福島良一氏はこう話す。
これまでの報道の中には、昨年、水原氏が大谷選手と一緒に8〜9回、ブックメーカーに送金していたというものもあった。多額の送金について「実は大谷選手も知っていたのでは」という不安を抱える人も少なくなかっただろう。
「最大の焦点は、大谷選手が(賭博に)どのくらい関わっていたかということでした。正直に言って、本人の肉声を聞くまでは不安に感じていたのですが、今日の声明を聞く限り、全く関与はなかったということがわかりホッとしました」
「われわれが疑問に思っていたことについて、ほぼ全てと言えるくらい、大谷選手の口から話してくれた。非常にすばらしい声明だったと思うし、何よりも賭博には関与していないと疑惑をキッパリと否定してくれたので安心しました」
メジャーリーグ評論家の福島良一氏はこう話す。
これまでの報道の中には、昨年、水原氏が大谷選手と一緒に8〜9回、ブックメーカーに送金していたというものもあった。多額の送金について「実は大谷選手も知っていたのでは」という不安を抱える人も少なくなかっただろう。
「最大の焦点は、大谷選手が(賭博に)どのくらい関わっていたかということでした。正直に言って、本人の肉声を聞くまでは不安に感じていたのですが、今日の声明を聞く限り、全く関与はなかったということがわかりホッとしました」
2024年03月26日
大谷翔平 自身の関与否定 水原氏の賭博問題
大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の専属通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博をめぐる問題で日本時間の26日朝、大谷選手が声明を出し、「数日前まで彼がそういうことをしていたのは知らなかった。僕自身はなにかに賭けたり、それを頼んだりしたことはない」と賭博への関与を否定しました。
違法賭博問題の概要は
●水原氏の違法賭博についてアメリカのメディアは大谷選手の口座からブックメーカーと呼ばれる賭け屋に対して450万ドル、日本円でおよそ6億8000万円が送金されていたと報じ、アメリカの国税当局が捜査を始め大リーグ機構も調査を開始したと発表しました。
●日本時間の26日午前7時前、大谷選手が本拠地のドジャースタジアムの会見場で一連の問題が明らかになったあと、初めて報道陣に対応しました。
●大谷選手は質疑応答には応じませんでしたが、読み上げた声明の中で「僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わって、スポーツイベントに賭けたりそれを頼んだりということはないし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことはない」と賭博への関与を否定しました。
違法賭博問題の概要は
●水原氏の違法賭博についてアメリカのメディアは大谷選手の口座からブックメーカーと呼ばれる賭け屋に対して450万ドル、日本円でおよそ6億8000万円が送金されていたと報じ、アメリカの国税当局が捜査を始め大リーグ機構も調査を開始したと発表しました。
●日本時間の26日午前7時前、大谷選手が本拠地のドジャースタジアムの会見場で一連の問題が明らかになったあと、初めて報道陣に対応しました。
●大谷選手は質疑応答には応じませんでしたが、読み上げた声明の中で「僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わって、スポーツイベントに賭けたりそれを頼んだりということはないし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことはない」と賭博への関与を否定しました。
2024年03月25日
「大谷翔平のインタビュー調整も」「口堅く“出す情報”コントロール」水原一平に託されていた“本当の仕事”…異変はいつ起きていたのか
天国から地獄、とはこのことか。わずか1年、波乱の運命である。
2023年3月21日、米マイアミのローンデポ・パーク。クローザーとして登板した大谷翔平がそのグラブを空高く放り投げると、彼は思わず駆け出していた。野球日本代表「侍ジャパン」がWBC決勝でアメリカを破り、3大会ぶり3度目の頂点に立った。マウンドに駆け寄るチームメートと共に、ベンチから飛び出したのは水原一平通訳その人。しかし、数秒後には踵を返した。栗山英樹監督はじめコーチ陣、裏方はベンチにとどまっているのを見て逆戻りしたという、何とも微笑ましい歓喜の一コマだった。
1年前の発言「自分の人生で一番楽しい」
セレモニー後、水原氏はスポーツ紙の取材にこう話している。
「自分の人生の中でも一番くらい楽しい思い出でした。翔平もあんなに楽しく野球をしているのは初めて見たのでめちゃくちゃいい経験でした」
それからちょうど1年。2024年3月21日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたドジャース対パドレスの開幕シリーズ第2戦のベンチに、水原通訳の姿はなかった。米国時間20日付で、ドジャースを解雇されていたからだ。違法賭博に関与し大谷の資金から「少なくとも450万ドル(約6億8000万円)という巨額の窃盗をした疑い」というショッキングなニュースが日米韓を駆け巡った。
「まさか、あの一平さんが……」
驚きの声に混じって、現地の報道関係者の間では「でも、言われてみれば……」という言葉も囁かれていた。
発覚前の印象「激ヤセしていて驚きました」
「ここ数日、なんだか気もそぞろだった」
「ロッカーでの囲み取材の時、うつろな表情だったのが気になった」
実は記者も前日の開幕戦の試合前練習中にスポーツ紙の担当記者と「一平さん、激痩せしてない?」という会話を交わしていた。生でその姿を見るのが昨春のWBC以来だったこともあり、元々丸顔のイメージから一転、げっそりとこけた頬が気になった。「エンゼルスからドジャースという新天地に移り、水原通訳の業務内容がどう変化したのか」をテーマに取材を進める予定だったこともあり、東京の編集者にこんなメッセージを送っていた。
「激痩せしていて驚きました。多忙で体を壊していないといいけど……」
今思えばやつれた面差しのその陰に、絶望と苦悩を隠していたのか。
11年前に大谷と出会い…「最優秀通訳」「WBC帯同」
大谷と水原通訳の縁は、日本ハムに“同期入団”した2013年から始まっている。花巻東高時代からメジャー志向が強かった大谷は、ブランドン・レアードら外国人選手をサポートしていた水原通訳と当時から親しかった。MLB挑戦を見据えて、空いた時間には水原氏から英会話を習っているという話も伝わっていた。
2017年オフ、エンゼルス入りした大谷とともに退団し、渡米。以降の公私にわたる献身的なサポートは言うまでもなく、その価値は2021年シーズンに大谷がアメリカンリーグのMVPを獲得した際、エンゼルスが球団独自の賞として「MVI」(最優秀通訳)を贈ったことに表れている。通訳のみならず、スタジアムへの送迎や生活面のサポート、キャッチボールやトレーニングの練習パートナーまで完璧にこなし、次第に大谷自身の動作分析や、対戦相手のデータ分析までカバーするようになった。
2023年3月21日、米マイアミのローンデポ・パーク。クローザーとして登板した大谷翔平がそのグラブを空高く放り投げると、彼は思わず駆け出していた。野球日本代表「侍ジャパン」がWBC決勝でアメリカを破り、3大会ぶり3度目の頂点に立った。マウンドに駆け寄るチームメートと共に、ベンチから飛び出したのは水原一平通訳その人。しかし、数秒後には踵を返した。栗山英樹監督はじめコーチ陣、裏方はベンチにとどまっているのを見て逆戻りしたという、何とも微笑ましい歓喜の一コマだった。
1年前の発言「自分の人生で一番楽しい」
セレモニー後、水原氏はスポーツ紙の取材にこう話している。
「自分の人生の中でも一番くらい楽しい思い出でした。翔平もあんなに楽しく野球をしているのは初めて見たのでめちゃくちゃいい経験でした」
それからちょうど1年。2024年3月21日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたドジャース対パドレスの開幕シリーズ第2戦のベンチに、水原通訳の姿はなかった。米国時間20日付で、ドジャースを解雇されていたからだ。違法賭博に関与し大谷の資金から「少なくとも450万ドル(約6億8000万円)という巨額の窃盗をした疑い」というショッキングなニュースが日米韓を駆け巡った。
「まさか、あの一平さんが……」
驚きの声に混じって、現地の報道関係者の間では「でも、言われてみれば……」という言葉も囁かれていた。
発覚前の印象「激ヤセしていて驚きました」
「ここ数日、なんだか気もそぞろだった」
「ロッカーでの囲み取材の時、うつろな表情だったのが気になった」
実は記者も前日の開幕戦の試合前練習中にスポーツ紙の担当記者と「一平さん、激痩せしてない?」という会話を交わしていた。生でその姿を見るのが昨春のWBC以来だったこともあり、元々丸顔のイメージから一転、げっそりとこけた頬が気になった。「エンゼルスからドジャースという新天地に移り、水原通訳の業務内容がどう変化したのか」をテーマに取材を進める予定だったこともあり、東京の編集者にこんなメッセージを送っていた。
「激痩せしていて驚きました。多忙で体を壊していないといいけど……」
今思えばやつれた面差しのその陰に、絶望と苦悩を隠していたのか。
11年前に大谷と出会い…「最優秀通訳」「WBC帯同」
大谷と水原通訳の縁は、日本ハムに“同期入団”した2013年から始まっている。花巻東高時代からメジャー志向が強かった大谷は、ブランドン・レアードら外国人選手をサポートしていた水原通訳と当時から親しかった。MLB挑戦を見据えて、空いた時間には水原氏から英会話を習っているという話も伝わっていた。
2017年オフ、エンゼルス入りした大谷とともに退団し、渡米。以降の公私にわたる献身的なサポートは言うまでもなく、その価値は2021年シーズンに大谷がアメリカンリーグのMVPを獲得した際、エンゼルスが球団独自の賞として「MVI」(最優秀通訳)を贈ったことに表れている。通訳のみならず、スタジアムへの送迎や生活面のサポート、キャッチボールやトレーニングの練習パートナーまで完璧にこなし、次第に大谷自身の動作分析や、対戦相手のデータ分析までカバーするようになった。
高橋洋一氏 大谷翔平の借金肩代わり説で指摘「日本では美談」「アメリカではほう助」
元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が23日にABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演した。
番組では大谷翔平投手の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法なスポーツ賭博に関与したとしてドジャースから解雇されたことについて取り上げた。水原氏は違法ブックメーカーに借金があり、大谷の口座から450万ドル(約6億8000万円)が送金されたと報じられている。
高橋氏は「今の段階では分からない」と断ったうえで「(大谷が)ちょっとでも知ってたらアメリカですと、賭博に関わると永久追放の可能性も出ちゃうんですよ」と最悪のケースを指摘。
一部では大谷が水原氏の借金を肩代わりした美談との見方もある。しかし高橋氏は「アメリカ人の感覚は全然違います。はっきり言うと、ほう助みたいになる。私もアメリカに行った時に、何かあったら全部顧問弁護士に相談してくれと言われました。日本の感覚で自分でやったらいけないんです」と否定した。
今後は大谷も任意の聴取を受ける可能性があるという。「水原さんは『大谷は知らなかった』と言うんだけど裏取りで、かなりの確率で大谷さんも調べられると思いますよ。ちょっと心配なんですよ、日本人の感覚ですと美談と思われるんだけど全然そうじゃない見方がある」と心配していた。
番組では大谷翔平投手の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法なスポーツ賭博に関与したとしてドジャースから解雇されたことについて取り上げた。水原氏は違法ブックメーカーに借金があり、大谷の口座から450万ドル(約6億8000万円)が送金されたと報じられている。
高橋氏は「今の段階では分からない」と断ったうえで「(大谷が)ちょっとでも知ってたらアメリカですと、賭博に関わると永久追放の可能性も出ちゃうんですよ」と最悪のケースを指摘。
一部では大谷が水原氏の借金を肩代わりした美談との見方もある。しかし高橋氏は「アメリカ人の感覚は全然違います。はっきり言うと、ほう助みたいになる。私もアメリカに行った時に、何かあったら全部顧問弁護士に相談してくれと言われました。日本の感覚で自分でやったらいけないんです」と否定した。
今後は大谷も任意の聴取を受ける可能性があるという。「水原さんは『大谷は知らなかった』と言うんだけど裏取りで、かなりの確率で大谷さんも調べられると思いますよ。ちょっと心配なんですよ、日本人の感覚ですと美談と思われるんだけど全然そうじゃない見方がある」と心配していた。
2024年03月24日
高橋洋一氏 大谷翔平の借金肩代わり説で指摘「日本では美談」「アメリカではほう助」
元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が23日にABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演した。
番組では大谷翔平投手の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法なスポーツ賭博に関与したとしてドジャースから解雇されたことについて取り上げた。水原氏は違法ブックメーカーに借金があり、大谷の口座から450万ドル(約6億8000万円)が送金されたと報じられている。
高橋氏は「今の段階では分からない」と断ったうえで「(大谷が)ちょっとでも知ってたらアメリカですと、賭博に関わると永久追放の可能性も出ちゃうんですよ」と最悪のケースを指摘。
一部では大谷が水原氏の借金を肩代わりした美談との見方もある。しかし高橋氏は「アメリカ人の感覚は全然違います。はっきり言うと、ほう助みたいになる。私もアメリカに行った時に、何かあったら全部顧問弁護士に相談してくれと言われました。日本の感覚で自分でやったらいけないんです」と否定した。
今後は大谷も任意の聴取を受ける可能性があるという。「水原さんは『大谷は知らなかった』と言うんだけど裏取りで、かなりの確率で大谷さんも調べられると思いますよ。ちょっと心配なんですよ、日本人の感覚ですと美談と思われるんだけど全然そうじゃない見方がある」と心配していた。
番組では大谷翔平投手の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法なスポーツ賭博に関与したとしてドジャースから解雇されたことについて取り上げた。水原氏は違法ブックメーカーに借金があり、大谷の口座から450万ドル(約6億8000万円)が送金されたと報じられている。
高橋氏は「今の段階では分からない」と断ったうえで「(大谷が)ちょっとでも知ってたらアメリカですと、賭博に関わると永久追放の可能性も出ちゃうんですよ」と最悪のケースを指摘。
一部では大谷が水原氏の借金を肩代わりした美談との見方もある。しかし高橋氏は「アメリカ人の感覚は全然違います。はっきり言うと、ほう助みたいになる。私もアメリカに行った時に、何かあったら全部顧問弁護士に相談してくれと言われました。日本の感覚で自分でやったらいけないんです」と否定した。
今後は大谷も任意の聴取を受ける可能性があるという。「水原さんは『大谷は知らなかった』と言うんだけど裏取りで、かなりの確率で大谷さんも調べられると思いますよ。ちょっと心配なんですよ、日本人の感覚ですと美談と思われるんだけど全然そうじゃない見方がある」と心配していた。
2024年03月23日
「オータニを逮捕しろ」「イッペイはスケープゴートだ」大谷翔平の元通訳が引き起こしたニッポンでは報じられない“借金トラブルの闇”
米野球界に激震が走っている。
大谷翔平選手と7年間にわたって二人三脚で歩んできた専属通訳の水原一平氏が違法賭博をして作った借金が、大谷選手の銀行口座から、違法賭博運営者に返済されていたというのだ。正確な金額は不明だが、米スポーツチャンネルESPNによると、少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が大谷選手の口座から送金されたという。
当初、水原氏は「彼は私のために返済すると決めた」と話していたのだが…
水原氏は、20日、ロサンゼルス・タイムズが同氏の違法賭博疑惑をすっぱ抜いた後、ロサンゼルス・ドジャースから即刻解雇された。
FBIが元ドジャース選手ヤシエル・プイグ氏と元マイナーリーグ選手ウェイン・ニックス氏が関与したとされる違法賭博事件を捜査していたことに端を発していると報じられている。法廷記録によると、ニューポートビーチ在住のニックス氏が主導した賭博の捜査で、ヤシエル・プイグ氏(無罪を主張している)を含む少なくとも十数人が起訴されたという。
この捜査の中で、ロサンゼルス・エンジェルスの本拠地があるオレンジ郡在住の賭博運営者マシュー・ボウヤー氏も調査を受け、その中で、大谷選手の名前が浮上したというのだ。ロサンゼルス・タイムズの問い合わせに対し、大谷選手の代理人が水原氏の行動を調査したところ、今回のスキャンダルが発覚したようだ。
米国のSNSでささやかれる大谷翔平に対する数々の疑念の声
当然のことながら、アメリカのSNSでは「怪しい」という疑念の声や「“Cover up”=隠蔽」という声が多々あがっている。
例えば、なぜ、水原氏は大谷選手の銀行口座から送金できたのかという疑問がみられる。
「通訳なのに、どうして、水原氏にオータニの銀行口座が与えられていたのか? 会計士は何をしていたんだ」
「オータニが、何ミリオンドルものお金が口座から消えたのを知らなかったとはとても信じられない」
確かに、大谷選手ほどのセレブなら、お抱えの会計士がついていて当然だろう。しかし、一緒に球場まで行くような、近い友人でもあった水原氏である。水原氏のことを完全に信頼し、お金の管理も任せていたのだろうか? しかしまた、そうとも言えない。前述したが、水原氏は、ESPNのインタビューで「大谷選手はお金について私を信用していない」と言及している。
大谷翔平選手と7年間にわたって二人三脚で歩んできた専属通訳の水原一平氏が違法賭博をして作った借金が、大谷選手の銀行口座から、違法賭博運営者に返済されていたというのだ。正確な金額は不明だが、米スポーツチャンネルESPNによると、少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が大谷選手の口座から送金されたという。
当初、水原氏は「彼は私のために返済すると決めた」と話していたのだが…
水原氏は、20日、ロサンゼルス・タイムズが同氏の違法賭博疑惑をすっぱ抜いた後、ロサンゼルス・ドジャースから即刻解雇された。
FBIが元ドジャース選手ヤシエル・プイグ氏と元マイナーリーグ選手ウェイン・ニックス氏が関与したとされる違法賭博事件を捜査していたことに端を発していると報じられている。法廷記録によると、ニューポートビーチ在住のニックス氏が主導した賭博の捜査で、ヤシエル・プイグ氏(無罪を主張している)を含む少なくとも十数人が起訴されたという。
この捜査の中で、ロサンゼルス・エンジェルスの本拠地があるオレンジ郡在住の賭博運営者マシュー・ボウヤー氏も調査を受け、その中で、大谷選手の名前が浮上したというのだ。ロサンゼルス・タイムズの問い合わせに対し、大谷選手の代理人が水原氏の行動を調査したところ、今回のスキャンダルが発覚したようだ。
米国のSNSでささやかれる大谷翔平に対する数々の疑念の声
当然のことながら、アメリカのSNSでは「怪しい」という疑念の声や「“Cover up”=隠蔽」という声が多々あがっている。
例えば、なぜ、水原氏は大谷選手の銀行口座から送金できたのかという疑問がみられる。
「通訳なのに、どうして、水原氏にオータニの銀行口座が与えられていたのか? 会計士は何をしていたんだ」
「オータニが、何ミリオンドルものお金が口座から消えたのを知らなかったとはとても信じられない」
確かに、大谷選手ほどのセレブなら、お抱えの会計士がついていて当然だろう。しかし、一緒に球場まで行くような、近い友人でもあった水原氏である。水原氏のことを完全に信頼し、お金の管理も任せていたのだろうか? しかしまた、そうとも言えない。前述したが、水原氏は、ESPNのインタビューで「大谷選手はお金について私を信用していない」と言及している。
2024年03月22日
【MLB】山本由伸 自慢の変化球が定まらず、初回5失点のホロ苦メジャーデビューに。
待望のメジャーデビューはホロ苦いものとなってしまった。
ドジャースとパドレスの対戦となったソウルシリーズ第2戦に登板したドジャース・山本由伸(25)は初回、制球が定まらずに5失点を喫するというまさかの結果に終わった。
1回表、山本は先頭打者のボガーツ(31)に初球をセンター前に運ばれてヒットを許すと、続くタティスJr.(25)には死球。いきなり無死1、2塁というピンチを背負うと、3番のクロネンワース(30)には真ん中に入ったカットボールを引っ張られ、ライト線際に転がる2点タイムリースリーベースヒットで2点を先制された。
その後、メジャー通算313本塁打を誇るマチャド(31)を2ストライクまで追い込んだものの最終的に四球を与え、5番のキム・ハソン(28)にはセンターの犠牲フライを献上。
1アウトと引き換えにさらに1点を失ってしまった。
続くプロファー(31)から得意のカットボールで空振り三振を奪い、勢いに乗るかと思われたがカンプサノ(25)、ウエード(29)に連続タイムリー。9番のメリル(20)から空振り三振を奪い、ようやく3アウトを取ったが、パドレスのスコアボードには「5」が記された。
自慢の変化球が定まらず、痛打を許した山本。2回以降、立て直すことはできるだろうか。
ドジャースとパドレスの対戦となったソウルシリーズ第2戦に登板したドジャース・山本由伸(25)は初回、制球が定まらずに5失点を喫するというまさかの結果に終わった。
1回表、山本は先頭打者のボガーツ(31)に初球をセンター前に運ばれてヒットを許すと、続くタティスJr.(25)には死球。いきなり無死1、2塁というピンチを背負うと、3番のクロネンワース(30)には真ん中に入ったカットボールを引っ張られ、ライト線際に転がる2点タイムリースリーベースヒットで2点を先制された。
その後、メジャー通算313本塁打を誇るマチャド(31)を2ストライクまで追い込んだものの最終的に四球を与え、5番のキム・ハソン(28)にはセンターの犠牲フライを献上。
1アウトと引き換えにさらに1点を失ってしまった。
続くプロファー(31)から得意のカットボールで空振り三振を奪い、勢いに乗るかと思われたがカンプサノ(25)、ウエード(29)に連続タイムリー。9番のメリル(20)から空振り三振を奪い、ようやく3アウトを取ったが、パドレスのスコアボードには「5」が記された。
自慢の変化球が定まらず、痛打を許した山本。2回以降、立て直すことはできるだろうか。
2024年03月21日
大谷翔平の水原一平通訳がドジャース解雇…米報道 大谷資金で巨額の賭博疑惑 開幕戦翌日に衝撃
エンゼルス時代から専属通訳として大谷翔平投手(29)を公私でサポートしてきた水原一平通訳(39)がドジャースを解雇されたと20日(日本時間21日)、「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者ら複数の米メディアが報じた。
「LAタイムズ」によると、水原通訳は大谷の代理人弁護士から、大谷の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染めたと告発された。2人の情報筋が同紙に語ったところによると、関与した金は数百万ドルにのぼるという。
水原通訳は大谷といつも一緒だった。グラウンド内だけでなく、車で球場への送り迎えを行うなど移動もともにし、日米のファンからの人気も非常に高かった。20日に韓国・ソウルで行われたパドレスとの開幕戦でも当然ベンチ入り。試合後はいつも通り大谷の囲み取材で通訳を行い、そのまま2人でクラブハウスを出て帰りのバスに向かっていた。
開幕戦から一夜明け、21日の第2戦では山本由伸投手(25)のメジャー初登板をサポートする予定だった。大谷らの精神的ダメージも心配だが、世界中に大きな衝撃が走った。
「LAタイムズ」によると、水原通訳は大谷の代理人弁護士から、大谷の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染めたと告発された。2人の情報筋が同紙に語ったところによると、関与した金は数百万ドルにのぼるという。
水原通訳は大谷といつも一緒だった。グラウンド内だけでなく、車で球場への送り迎えを行うなど移動もともにし、日米のファンからの人気も非常に高かった。20日に韓国・ソウルで行われたパドレスとの開幕戦でも当然ベンチ入り。試合後はいつも通り大谷の囲み取材で通訳を行い、そのまま2人でクラブハウスを出て帰りのバスに向かっていた。
開幕戦から一夜明け、21日の第2戦では山本由伸投手(25)のメジャー初登板をサポートする予定だった。大谷らの精神的ダメージも心配だが、世界中に大きな衝撃が走った。