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子なし主婦(40歳代)です。千葉県に住んでます。 同じものなら安く買う、dポイントは最大限活用する、をモットーに生きています。 コトコト煮込んだおでんのように“滋味深い”人生をおくりたい。
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2023年02月26日

映画『シャイロックの子供たち』の感想〜ネタバレ注意〜

池井戸潤作品が好きな私。今回は地味っぽいなと思いながらも割引デーに観に行ってきました。
実力派俳優が勢ぞろいでさすがの見応えです。
あらすじ

東京第一銀行長原支店で起きた100万円紛失事件。
営業課の西木(阿部サダヲ)が調査していくと「江島エステート」への融資10億円が不良債権と化した件に繋がっていく。
西木をはじめ、支店長の九条(柳葉敏郎)、一課のエース滝野(佐藤隆太)、検査部の黒田(佐々木蔵之介)、江島エステート(ニセ)社長の石本(橋爪功)、多くのビルを所有する沢崎(柄本明)など様々な人間の欲望と思惑が絡まり「不正」の闇が暴かれていく。
感想

九条(柳葉敏郎)と石本(橋爪功)は人の弱みを握り利用して黒いお金を得る、いわゆる金に魂を売った悪人。
滝野(佐藤隆太)は魔が差して黒いお金に手を出してしまった悪人。
西木(阿部サダヲ)と沢崎(柄本明)は“いわゆる悪人”から金をだまし取る悪人。

結局みんな程度は違えど黒いお金に手を染めてしまっているのが、
勧善懲悪が人気の池井戸作品では目新しいかんじです。

九条(柳葉さん)と黒田(蔵之介さん)の意味深シーンが冒頭にあるので、二人が怪しいんだろうな〜と思いながらストーリーは進んでいくのですが、まさ九条と石本(橋爪さん)がつながっていたとは…。
頭の回転が遅い私は気づかなかったので最後まで楽しめました。
注目の二人(個人的に)

佐藤隆太さん演じる滝野の詰めが甘い!
盗ったお金を振り込んだ時の用紙を丸めて銀行の休憩室のゴミ箱に捨てちゃうし、帯封も落とすし…。
私だったら燃やして処分するね。
恥ずかしながら、帯封に日付が入っていることや、出金した場所(競馬場とか)が入っていることを初めて知りました。
滝野は根が真面目で過去に不正したことをすごく後悔していた感じが出ていたので、
今回また不正をしてしまったことで、追い詰められてそこまで気が回らなかったのかな、と解釈しました。

木南晴夏さんの意地悪い先輩役がドンズバ。
最近はバラエティ番組でパンを食べる姿をほほえましく見ていましたが、意地悪役が上手な女優さんだったと再認識しました。
こういう先輩社員いたな〜と思い出して胃がキリッとしましたよ…。

「金は、ただ返せばいいってわけじゃない」

映画の冒頭シーンで黒田(蔵之介さん)が呟いたセリフが、ラストに向けてひしひしと胸に迫ります。
正規ルートで借りたお金は返せばいいだけかもしれないけど、そうじゃない場合は後々自分を苦しめる。
「返したからいいでしょ」ってわけにいかない。
この社会を生きていくのは大変で、魔が差すこともあるかもしれない。
でもやっぱり魂だけは売らないでいきたい…ですな。

シャイロックの子供たち (文春文庫) [ 池井戸 潤 ]

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感想(21件)



タグ:映画
posted by oden at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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