2020年10月20日
渋柿とりと柿合わせに関して
家の庭には渋柿(しぶがき)がある。
今年は、例年に比べ柿の実の数が少ない。
10月の頭に釘を踏み抜いてしまったので、今年は柿取りができない。
今年は、母ちゃん1人で柿の実取をの作業を行った。
柿むぎの作業
家の庭の柿の実とり(2016年)
柿むぎは、竹竿の先端を尖らせ、さらに先端20cmくらいを2つに割っている。このままでは、力がかかると竹竿自体が真っ二つに割れてしまうので、ストッパーとして先端から20cmくらいの所を縄で縛って止める。
あとは柿の実の少し下の枝の部分を先端の割れ目に突き刺してひねって枝を折る。
枝が折れない時は竿を回転して枝を折る。
枝が折れたら柿の実のとがった方を↑に向けそーっと地面におろす。
この時注意しなければならないのは、柿の実を地面に落とさないようにそーっと降ろすこと。
最新の注意をはらって、他の枝に接触しないようにそーっとおろす。
結構、柿の実を無事故で地面に下すのは難しい。
おっさんの場合、毎年10個以上は、粗相(そそう)をして、柿の実を地面に落下させ、傷をつけてしまう。
柿の木のそばに川があるので、川にも1年に数個ほど落としてしまう。
柿合わせ、合わせ柿
柿は渋柿なので、そのままでは食べれない。
柿合わせという作業が必要である。
柿合わせの作業によって、渋柿が嘘のように甘くなる。柿合わせをした柿は合わせ柿という。
採ってきた柿の実は、ごみ収集用の袋に入れ水が入らないように縛って、お風呂の湯船に漬ける。
大体一晩漬けているようである。
温度は人肌よりちょっと高いくらいだと思う。どのくらいの温度かの詳細かは不明。温度が高すぎたりすると、一部が黒くなってしまう。
渋柿が、お風呂につかるとなぜ甘くなるのかはわからない。
石焼き芋のように遠赤外線によって熟成するのだろうか?
つるし柿
今は、家でやらなくなってしまったが、昔はつるし柿をおばあちゃんが作っていた。柿の皮をむいて、2階の軒下につるして何日かしたものを食べていた。自家製なので、ハエが何匹か止まっていたなー
今の時代のように厳密な品質管理は当然していなかった。
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