2019年07月08日
プリアンプとパワーアンプのボリューム位置
おっさんの2ndAudioシステム(と言うべきか)には、真空管プリアンプ FX-Audio Tube-01J(ラインアンプ)とデジタルパワーアンプ Topping TP22で構成している。
ところで、
オーディオ・ファンの皆さんは、プリアンプとパワーアンプのボリュームの位置は通常どれくらいで、聴いているのだろうか?
また、それぞれの位置、LEVELの決定方法と根拠はあるのだろうか?
私はこれまで、プリアンプとパワーアンプのボリュームの位置について、深く考えたことはなかった。
ここから、先の話は、正しいのかどうかは、不明です。
矛盾したことを書いてるかもしれないので、さらっと読んでください。
矛盾したことを書いてるかもしれないので、さらっと読んでください。
ちなみにボリュームの回転角と抵抗値を表す特性としてよく使われるものを右図に示す。Aカーブ、Bカーブ、Cカーブなどの特性がある。 マルツのホームぺージより オーディオ用でよく使われる特性はAカーブだそう! 日本の国のような、住宅事情では、隣接する家に迷惑がかからないよう、小音量で聴く方が多いと思われる。そのため小音量時に細かな調整が可能なAカーブ特性のボリュームが使われているのであろう。 |
ちょっと前までは、
A プリアンプ側ボリュームは10〜14時で固定、パワーアンプ側は必要に応じて可変
で聴いていた。
理由は、プリアンプ側は真空管で入出力特性の良い部分はボリュームの位置が12時の所だろう!と言う前提で位置固定し、あとはパワーアンプ側のボリュームで快適に視聴できる音量に調節する。
価格:21100円 |
最近では、
B プリアンプ、パワーアンプとも9時〜12時付近で使っている。
理由は、「ボリュームの抵抗値がリニアな部分を使った方が良いのでは」※1という考えからだ。
理想としては12時付近を使うのが良いと思っているのだが、一般的な家庭では大音量で聴くことは難しく、おっさん家も同様。
となると次の理想に近い設定とは、ボリュームをある程度絞った状態で、入力:出力の特性がリニアな9〜12時の部分が使いたい。
※1「ボリュームの抵抗値がリニアな部分を使った方が良いのでは」に関して
書いた後に気が付いたのだが、ボリュームの抵抗値がリニアな部分とは、Bカーブ特性の場合にあたるようだ。Aカーブ特性の12時付近では、抵抗値は10%前後で緩やかなカーブから若干急激なカーブに変わる変移点であるように見える。
どうも、私自身、理論(へりくつ)に対する、理由付けをはき違えていたみたいだ。
ボリュームがBカーブを使ってる場合は抵抗値がリニアな部分がほとんどだが、Aカーブの場合は抵抗値がリニアな部分はあまりない。
ネットでいろいろ見ていると
C パワーアンプ側は全開で固定し、プリアンプ側は必要に応じて絞る
と言う見解が一番多いように思えた。
パワーアンプのボリュームが全開だとS/N性能が良いとか書かれてる記事があった。一方パワーアンプのボリューム全開は良くないという意見もあった。
えっ、パワーアンプ側のボリュームが全開なら、ボリュームそのものの存在意味がないのでは?と思えてしまう。
Tube-01J 関連記事
他に見つけたのは、
D プリアンプ側をMAXにして、パワーアンプ側は本人が不快を感じない限界の位置を決定する。
以後パワーアンプ側は位置を固定し、音量調節はプリアンプ側のボリュームのみで行う。
以後パワーアンプ側は位置を固定し、音量調節はプリアンプ側のボリュームのみで行う。
どうも、私、おっさんの場合は、Dのパターンが合っていそうだ。
PCオーディオの場合、ソフト側のボリュームは?
PCオーディオの世界では、さらにOS標準でボリュームがあって、加えて、ソフト内にボリュームがあり、なおのこと事態が複雑になってしまってる。
おっさんの場合はソフト的なボリュームは全て100%にする。
理由は、ソフト側でボリュームを絞ってしまうと100の情報がプリアンプに入る前に制限され欠落してしまい、それ以降どんなにがんぱっても、欠落した情報は戻ってこないように思えてしまうからだ。
もう1つの理由は信号を増幅するのに4〜5個のボリュームを通過するので、1つでも音量を小さくしすぎると、音がでなかったり、ボリュームの設定ミスによる不具合部分の特定に時間がかかってしまう事があるからだ。そのためには、1クリック以上押さないと確認ができない場合もある、ソフト側ボリュームを100%または極力100%に近いボリューム設定にした方がミス防止にもなって良い。
最終的に私の場合のプリアンプ、パワーアンプのボリュームの位置・調整法は!次のように行った
■プリアンプのボリュームをMAXにして |
■パワーアンプ側は本人が不快を感じない限界の位置を決定する。
■以後パワーアンプ側は位置を固定し、音量調節はプリアンプ側のボリュームのみで行う。
左:プリアンプ VRは10時の位置 右:パワーアンプ VRは9:30の位置
もうちょっと、ボリュームの12時付近を使いたい場合は、Tube-01Jには-6dbのアッテネーターが付いている。
先ほどと同様にプリアンプのボリュームをMAXにしてパワーアンプのボリュームの最適な位置を探ると、下図のようになる。
左:プリアンプ VRは11時の位置 右:パワーアンプ VRは11:30の位置
プリアンプのVR位置は、普段使いで11時の位置となり、
このあたりが、私の2ndシステムのベスト・ポジションという事になりそうだ。
価格:14,900円 |
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8953478
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック