久保亮五と同名(漢字違い)の別人が居ますが、
以下記載は統計力学で私が使った教科書の著者です。
久保亮五は学者肌の家系に育ち、
父の仕事で子供時代には台湾へ移住してます。
高校まで台湾で過ごし、帰国後に旧制高校へ入学、
東大へ入学、助手、助教授、教授をつとめました。
久保亮五の仕事で特筆すべきは物性論での成果で
ゴムの弾性に関する研究、線形応答論を使った
フーリエ変換NMRへの応用があげられます。
久保亮五の考えたNMRの概説を以下記載します。先ずフーリエ変換理論は単純には時系列の波形を周波数軸に変換して解析する技術です。「数学的に確立されているフーリエ変換」を理論的基礎として電子回路で応用しています。離散化された電気信号に対して回路上でマトリクス変換を加えます。
診察で実際にNMRを使った経験のある人は
その中で測定を受けている時を思い出してください。
頭の中を調べる時等、強磁場を二次元的に与えます。
その時に大きな音がしますが、
そのインパルス的な情報を機械的に処理して
周波数応答に関する情報を得ます。
結果的に吸収スペクトルを測定することで
各スピンの情報を集め、
そこから最終的には
断面の画素像を処理します。
最終的な写真で見える画像は、
これらの処理の結果です。
そして今、久保亮五はこの世に居ませんが、
その仕事を応用したNMRは世界中の病院で
患者達の情報を集めています。
きっと今、この瞬間も。
以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。
nowkouji226@gmail.com
2020/10/11_初稿投稿
2021/01/15_改定投稿
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