新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2013年12月16日
孤独のグルメ
今日紹介するのは 『孤独のグルメ』久住 昌之(著), 谷口 ジロー (作画)というグルメ漫画である。
この本は、ものすごく面白いというほどの作品ではない。
ストーリーの起伏も特になく、淡々と、ただ孤独な男が、色々なものを食べるというだけのものである。
それなのに、なぜか魅力がある。
どこが面白いのか分からないのに、なんか気になる魅力があるのだ。
ちょっと分かりにくい言い方になってしまうが、
例えば、
最初は、書店やコンビニで立読みをし、特に面白いとも思わないのに、なぜか最後まで読んでしまい、そのときは買わずに帰って、また書店やコンビニで再度見かけたときに、一度読んだはずなのに、また立読みをしてしまい、そして、買わずに帰ろうとして……なんか妙に胸がもやもやして、なんだか買って手元に置かずにはいられないような気分になぜかなってしまい、そして結局買ってしまう。
そんなような正体不明の、不思議な魅力を備えた作品である。
強いてその魅力をいえば作中で、キラリと光る名(迷)台詞が多数あるところだろうか。
ネット小説とかを読んでいると、色々なところで作中のセリフをネタにしているのを、たまに見かける。
知らない人は知らないが知ってる人は知っている。そんな感じの作品であるから、我はオタなりと自認している人ならば、一度は目を通しておくべき作品だろうと思う。
中古価格 |