観音寺(かんのんじ)は、京都府京田辺市にある真言宗智山派の寺院。山号は息長山。本尊は十一面観音。別名は大御堂、大御堂観音寺など。現在、山号は息長山とされるが、これは偽書である「椿井文書」を由来としており、歴史的にも、地元の伝承としても正しくない。
境内
大御堂(本堂) - 1953年(昭和28年)3月に再建。
庫裏
庭園
地祇神社 - 鎮守社。
鐘楼
文化財
国宝
木心乾漆十一面観音立像 - 像高172.7cm。奈良時代、8世紀の作。一木造の心木の上に木屎漆(こくそうるし)を盛り上げて造形した木心乾漆造で、この技法は奈良時代から平安時代初期に多用された。頭上面の一部や台座蓮肉部も当初のものである。同じ木心乾漆造になる奈良・聖林寺の十一面観音像としばしば比較される。
交通アクセス
公共交通機関
近鉄京都線三山木駅・片町線(学研都市線)JR三山木駅より
徒歩30分。
奈良交通バス90系統「水取」行き、または91系統「高船」行きで7分、「普賢寺」停留所下車。両系統合わせて1日6便の運行である。
100系統「同志社大学デイヴィス記念館」行きの方が、便数が1時間に1〜2便と多いが、終点から900mの徒歩移動を要する。また、同志社大学休講日は減便される。
タクシーの場合は1,000円程度。ただし、駅前に常駐していないため呼び出す必要がある。
近鉄京都線新田辺駅より
奈良交通バス101・102系統「同志社大学デイヴィス記念館」行き、終点から900m。1時間に1〜2便運行。同志社大学休講日は減便される。
所在地 京都府京田辺市普賢寺下大門13
山号 伝・息長山(椿井文書による)
宗派 真言宗智山派
本尊 十一面観音(国宝)
創建年 伝・白鳳年間(椿井文書による)
開山 伝・義淵(椿井文書による)
開基 伝・天武天皇(椿井文書による)
正式名 観音寺
別称 大御堂、大御堂観音寺
文化財 木心乾漆十一面観音立像(国宝)
2024年08月01日
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