昌光律寺(しょうこうりつじ)は、愛知県岡崎市伊賀町にある浄土宗の寺院。山号は大恩山。本尊は阿弥陀如来。
概要
越中国井波出身で江戸の増上寺で修学した徳厳は、戒律の復興をとなえ三河を訪れた。当初貞照院にいたが、1752年(宝暦2年)に当地に隠棲した。そして1763年(宝暦13年)、伊賀八幡宮神主柴田勝興に請われ研修道場として松林院に移り、1765年(明和2年)、庵室を改築して昌光律寺を創建した。
連尺町の成田薫左衛門剛寛の孫、第7代万空は、詩文をもって月僊や菅茶山、頼山陽、岡本花亭らと交わった。とくに伊勢国山田の月僊(1741年 - 1809年)はたびたび来訪し、障屏画76面、仏涅槃図など仏画20幅、屏風1双、画帖5帖を残した。
明治大正期の昌光律寺の僧、伊藤徹門は「福は和を求め、和は福を求む」という言葉を提唱した。この言葉にちなんでつくられた「福和もち」はかつて岡崎市で銘菓としてもてはやされた。
交通手段
名鉄バス・大樹寺方面「八幡社前」バス停下車、バス停のすぐ横にある。
所在地 愛知県岡崎市伊賀町南郷中69
位置 北緯34度58分11.44秒 東経137度09分56.55秒
山号 大恩山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 1765年(明和2年)
文化財 鉦鼓用引架(重要文化財)
僧月僊作品群(県指定文化財)
2024年04月05日
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