斉年寺(さいねんじ)は、愛知県常滑市大野町にある曹洞宗の寺院。山号は萬松山[1]。本尊は華厳釈迦牟尼仏。十一面観音を安置している。四国直伝弘法八十八ヶ所霊場(直伝弘法さん)第72番札所、尾張三十三箇所第9番札所となっている。佐治氏の菩提寺である。
歴史
享禄4年(1531年)、大野城の2代目城主である佐治為貞が、父の佐治宗貞の菩提寺として城内に建立。宗貞の法名である斉年寿山から取って斉年寺とし、開基を宗貞としている。
天正15年(1587年)には大野城が焼け落ちたため、天正16年(1588年)には家臣の粟津九良兵衛が、主君を偲んで現在の場所に諸堂を建立した。
文久3年(1863年)冬には火災で焼失し、仮の本堂や仮の庫裏を建てた。1945年(昭和20年)1月13日の三河地震では仮の本堂が倒壊し、1965年(昭和40年)には現在の鉄コン筋クリートの本堂が建てられた。
山門
総門
所在地 愛知県常滑市大野町9-139
位置 北緯34度55分56.34秒 東経136度49分33.04秒
山号 萬松山
宗旨 曹洞宗
本尊 華厳釈迦牟尼仏
創建年 享禄4年(1531年)
開基 佐治宗貞
正式名 萬松山 斉年寺
札所等 四国直伝弘法八十八ヶ所霊場72番
尾張三十三観音9番
文化財 紙本墨画淡彩慧可断臂図(雪舟筆、国宝)
2023年05月06日
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