2014年12月21日
エアバス スカイマークへの訴訟の準備始める
旅客機の売買契約の見直しを巡って、ヨーロッパの航空機メーカー「エアバス」が、国内第3位の航空会社「スカイマーク」に対して損害賠償を求める訴えを起こす準備を、イギリスの裁判所で始めたことが分かりました。
関係者によりますと、エアバスは世界最大の旅客機A380型機の売買契約を巡って、スカイマークに対して損害賠償を求める訴えを起こす準備のための文書を、イギリスの裁判所に提出しました。
これは正式な訴訟の前の手続きで、エアバス側は現在、訴状を作成中だということです。
A380型機の購入契約では、スカイマークが業績不振などを理由に、予定していた6機のうち4機について納入の無期延期などを申し入れていました。
これに対して、エアバスはことし7月、6機すべての解約を通告し、多額の違約金の支払いなどを求めたため、スカイマークが違約金の減額などを求めてきました。
訴えを起こす準備を始めたことについて、エアバスは「詳細なコメントは差し控えたい」としています。
一方、スカイマークは、裁判所にエアバスから文書が提出されたことを認めたうえで、「正式な訴訟を意味するものでなく、現在も問題の解決に向けて話し合いを進めている」というコメントを出しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141220/k10014148921000.html
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