2014年12月14日
軽自動車を改良 新型の福祉車両開発
高齢者が主に介護を担う「老老介護」など家庭での介護が増えるなか、自動車メーカー各社は、価格や維持費が安い軽自動車を改良した福祉車両の開発に力を入れています。
このうち「ダイハツ工業」は、軽自動車を改良して、乗り降りがしやすくなるように座席が回転して、高さも上下する機能を備えた新型の福祉車両を、今月、発売しました。
さらに、この車は介護を担う人たちからの要望を受けて、座席を回転した際に足がぶつからないように足元のスペースを広げる改良を行ったということです。
また、「スズキ」は、車いすのまま乗り降りができるスロープが付いた福祉車両を、先月、投入しました。
この新型車は、老老介護が増えるなかで、高齢者の運転を支援するため、このメーカーの福祉車両としては初めて自動ブレーキや、アクセルペダルの踏み間違えによる急発進を防ぐ安全装置を採用しました。
日本自動車工業会によりますと、福祉車両の新車の販売台数は、昨年度まで2年連続で過去最高を更新し、特に軽自動車は5年前と比べておよそ2倍に増えています。
調査会社の「J.D.パワー」の木本卓アナリストは、「老老介護をしている人たちの間では運転がしやすく、比較的、費用もかからない軽自動車の福祉車両はニーズが高まっている」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141214/k10013955341000.html
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