2014年12月14日
発火抑えるプラグ 全家電製品に義務づけ
コンセントとプラグの間にたまったほこりから火が出る「トラッキング現象」による火災が増えていることから、経済産業省はすべての家電製品を対象に発火を抑えるように加工したプラグの使用を義務づけることになりました。
「トラッキング現象」は冷蔵庫の裏側といった湿気の多い場所などで、コンセントとプラグの間にたまったほこりに電気が流れ火が出る現象です。
「トラッキング現象」が原因の火災は年々増加傾向にあり、去年は東京消防庁管内だけでも86件に上り、これまでで最も多くなっています。
こうした状況を受けて経済産業省はメーカーなどに義務づける安全対策を強化する方針を決め、発火を抑えるように加工したプラグの使用を、これまでの冷蔵庫だけから、エアコンやテレビなどすべての家電製品に拡大することになりました。
経済産業省は来年1月に法律に基づいた安全基準を見直し、再来年3月から販売される家電製品のプラグは基準を満たしたものになる見通しです。
加えて経済産業省は消費者に向けて、プラグを差し込んだままにせず、定期的にほこりを取り除くなど自主的な対策も呼びかけていくことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141214/k10013950601000.html
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