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2014年12月13日

LED信号機 知られざる開発秘話



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先日、行われたノーベル賞の授賞式で日本人の研究者3人に物理学賞が贈られ、改めて注目される青色LED。今、さまざまな分野に活用されていますが、20年前に登場した信号機もそのひとつです。
中村修二さんが当時勤務していた徳島県のメーカーと、地元の警察がLEDを交通事故の防止につなげたいと開発したものです。今では当たり前になりつつあるLEDの信号機。その開発と普及には多くの苦労がありました。
(徳島放送局 前原亜由美記者)


LED信号機の第1号は徳島
今や全世界に広く設置されているLEDで光る信号機。その1号機※が、徳島市の中心部にある県警察本部前に設置された信号機です。
平成6年に設置され、その後、20年間の間、1度も交換することなく正常に稼働しています。日本人3人のノーベル物理学賞の受賞を受け、先月には「発祥の地」として、記念のプレートも設置されました。
青色LEDを開発した中村修二さんも、「最初に1号機がついたとき、私も急いで見に行きました。いちばんうれしかったです」と当時を振り返ります。

従来の信号機の弱点をLEDで克服
かつての信号機は、色がついたガラスのカバーを白熱球で光らせていました。日光が反射すると3色すべてが光って見え、追突事故などにつながるという課題があったのです。
当時から「赤」と「緑」があったLED。混ぜると「黄」になりますが、「青」が欠けていました。
そうしたなか、平成5年に中村修二さんが、当時勤務していた徳島県の化学メーカーで明るい青色の開発に成功したのです。
この成功を機に、徳島県警で信号整備を担当していた杉本雅昭さんは、信号に赤青黄のLEDを使うことで事故の減少につなげたいと、信号の光り方や色合いの検証を繰り返しました。
杉本さんは、「LEDの信号機の場合、従来のようにほかの光で信号の色を光らせるのではなく、みずからが青色や赤色で発光するという形になる。いち早く飛びつきました」と振り返ります。

導入疑問視も 事故減が普及後押し
1年にわたる試作を経て、ようやく完成した1号機ですが、価格が高いことなどで導入を疑問視する声もありました。
それでも県警は、毎年およそ100機ずつを設置して効果を検証したところ、設置した交差点では、人身事故が25%も減ったという結果が出ました。
さらに県警の杉本さんによりますと、県民の間に、事故を抑止するためにLEDの信号機をつけなくてはいけないという意識が高まり、当時、『近所の東西の道路にこれをつけてほしい。信号が非常に見やすくなる』という要望や意見が多く寄せられたことも、普及を後押ししたと言います。
ノーベル物理学賞の授賞理由で、「革命的」と評価された青色LED。この発明が、暮らしに根づいていく道のりにも、多くの人の工夫や努力が刻み込まれていました。

(注※)名古屋市にも、徳島と同じく20年前に青色LEDを使った世界初の信号機(こちらは矢印信号の一部に使用)があります。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141212/k10013925951000.html




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