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2014年11月23日

6歳未満の女児脳死判定 臓器提供へ



東京の順天堂大学附属順天堂医院で治療を受けていた6歳未満の女の子が、23日に脳死と判定され、臓器の移植手術に向けた準備が進められています。

日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死と判定されたのは東京・文京区にある順天堂大学附属順天堂医院で治療を受けていた6歳未満の女の子です。21日に家族が臓器移植ネットワークのコーディネーターから説明を受け、脳死段階での臓器の提供を承諾しました。
このため病院が脳死判定を行い、女の子は23日正午、脳死と判定されたということです。現在、臓器移植ネットワークが関係機関と連絡を取り、臓器の移植手術に向けた準備が進められています。
幼い子どもの脳は回復力が強いとされ、脳死判定は6歳以上の4倍にあたる24時間以上の間隔をあけて2回実施されました。
4年前に改正臓器移植法が施行されて以降、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは6人目で、判定の基準がより厳しい6歳未満では2人目です。
女の子の両親は提供を承諾した理由について、「娘は進んでお手伝いをしたり、困っている子がいれば寄り添って声をかけてあげるような、とても心の優しい子でした。臓器提供という形で病気に苦しむお子さんを助けることに、きっと賛同してくれると信じています。娘が短い人生の最後に、ほかのお子さんの命を救うことになれば、残された私どもにとっても大きな慰めとなります」というコメントを発表しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141123/k10013436771000.html




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