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少子化によって国内での子ども用の紙おむつの市場が縮小するなか、大手製紙各社の間では、需要の拡大が見込まれる海外で子ども用の紙おむつの生産体制を拡大する動きが強まっています。

このうち「王子ホールディングス」は、マレーシアの製紙工場の敷地に数十億円を投じて子ども用の紙おむつの生産設備を新たに設けて来年１１月から稼働させるほか、来年１月をめどに現地メーカーを買収する計画です。この会社が子ども用の紙おむつの事業で海外進出を決めたのはインドネシアに次いで２か国目で、これらの国を拠点に需要が見込まれる東南アジア各国に商品を展開する計画です。
また、「大王製紙」は、中国の子ども用紙おむつの工場をおよそ４０億円をかけて増強し、来年８月には生産能力を現在の１．５倍に増やすことを決めました。大手製紙各社は、少子高齢化が進む国内市場では大人用の紙おむつの生産を拡大する一方で、子ども用の紙おむつについては人口の増加が見込まれるアジア市場など海外での生産を拡大する動きが今後も加速しそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141109/k10013056061000.html




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