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2014年10月28日

手すき和紙の技術 無形文化遺産登録へ




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世界の伝統文化などを保護するユネスコの無形文化遺産に、日本が推薦した伝統的な手すき和紙の技術が登録される見通しになりました。

ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになったのは、島根県の「石州半紙」、岐阜県の「本美濃紙」、それに埼玉県の「細川紙」のいずれも「こうぞ」だけを原料に伝統的な手すきで作られる和紙です。
このうち「石州半紙」は平成21年にすでに登録されていますが、政府は日本の和紙作りの技術を世界により強くアピールしようと、去年、3件をまとめて新たに推薦していました。
その結果、事前審査を行うユネスコの補助機関は日本時間の28日未明、「『こうぞ』の栽培を促進したり手すきの体験活動を行ったりするなど、世代を超えて技術が継承されている」として登録がふさわしいと勧告しました。
文化庁によりますと、登録がふさわしいという勧告が覆された例はないということで、来月パリで開かれる政府間委員会で正式に登録が決まる見込みです。
下村文部科学大臣は「大変喜ばしいことであり、勧告どおりに登録されるよう最善を尽くしていきたい」とするコメントを出しました。
ユネスコの無形文化遺産には去年、和食の食文化が登録されるなど、日本ではこれまでに22件が登録されています。

1300年に及ぶ歴史
「本美濃紙」は、岐阜県美濃地方で作られる美濃和紙の中でも厳選されたこうぞを原料に、昔ながらの手すきで1枚1枚仕上げるすきむらのない美しい高級和紙です。
美濃地方で作られた和紙は、正倉院に残る戸籍の紙にも使われており、その歴史は1300年に及ぶとされます。
なかでも本美濃紙の技術は、美濃市の保存会の職人たちに受け継がれ、国の重要無形文化財に指定されています。
「細川紙」は埼玉県小川町と隣の東秩父村に受け継がれてきた手すきの技術です。
歴史は1300年と言われ、丈夫で薄い和紙を作る技術は国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

改めて提案した登録
本美濃紙はユネスコの無形文化遺産として、平成21年に一度、登録の提案をしましたが、すでに登録されている島根県の石州半紙に似ていることから登録が見送られました。
このため、文化庁は去年、石州半紙や埼玉県の細川紙と共に改めて本美濃紙を「日本の手漉き和紙技術」として、無形文化遺産に登録する提案書をユネスコに提出していました。

「待ちに待った日が近づいた」
岐阜県美濃市の武藤鉄弘市長は「喜びとともに待ちに待った日が近づいたと安堵しています。11月に正式に登録されることになれば、和紙を伝統産業とする美濃市にとって大変名誉な瞬間になることは間違いありません。正式決定を待ちたいと思います」というコメントを出しました。

「村を世界にアピールできるきっかけに」
東秩父村には、午前3時前に無形文化遺産にふさわしいと勧告されたという情報が入り、村の職員らが「細川紙ユネスコ無形文化遺産登録決定へ」と書かれた懸垂幕を役場の庁舎に掲げ、みんなで万歳や拍手をして喜びを分かち合いました。
東秩父村の足立理助村長は「大きなうれしい知らせに喜んでいます。過疎化が進むなかで、村を世界にアピールできるきっかけになるので、和紙の職人の方々と一丸となり村を盛り上げていきたい」と話していました。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141028/t10015745191000.html



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