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2014年10月12日

新米が値下がり 農家には不安も




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ことしは夏の日照不足の影響で野菜が値上がりして、家計の負担が増えました。一方で、この秋、大幅に「値下がり」しているのがコメです。消費者にはうれしい値下がりですが、農家の間には不安が広がっています。

新米価格を大幅値下げ
ことしはコメの生産量が平年よりも多くなってコメ余りが予想されています。
このためJA仙台では、販売促進をねらって、ことしの「ひとめぼれ」の新米を10キロ3300円と去年よりも20%近く価格を下げ、11日からの3日間は直売所のオープン3周年を記念して、そこからさらに400円値段を下げました。また、3年前の東日本大震災で津波の被害を受けた田んぼでことし収穫した新米については、「復興感謝米」として500グラム量を増やしました。
新米を買った客は「安くてうれしい。しかし、これで農家が採算がとれるのかと心配にもなる」と話していました。JA仙台の遠藤睦朗組合長は「厳しいが、値段を安くせざるをえない状況だ。コメが供給過剰の見通しなので、売れ残りを出さないように販売に努めていきたい」と話していました。

“コメ余り”
農林水産省がまとめた民間のコメの在庫量は、平成23年の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故の影響でコメの生産量が減ったことなどで一時的に少なくなりましたが、去年、再び増加に転じました。農林水産省は、生産調整の面積を増やすことでことしの222万トンから来年は209万トンに在庫量を減らす計画でした。しかし、先月15日現在の作況指数を基にした全国の主食用米の予想収穫量はおよそ790万トン。農林水産省が示している需要量の見込みはおよそ778万トン。この結果、来年の在庫量は逆に増えてコメ余りが進む可能性が出ています。

農家は苦しい状況に
この結果、農協を通じて出荷する農家に一時金として支払われる「概算金」は、東北地方のほとんどがこの40年ほどの間で最低の水準です。
山形県鶴岡市松根の佐藤与惣兵衛さんの16ヘクタールの田んぼでは稲刈り作業が本格化しています。佐藤さんによりますと、ことしは夏場に雨や曇りが続き、日照時間が少なかったということですが、収穫の時期はほぼ例年どおりで品質の高いコメが出来たということです。佐藤さんは概算金の減額について、「とてもがっかりで残念です。農家の経営に大きなマイナスで来年以降の作付けの意欲も下がります」と話しています。また、今後については、「経営が難しければ、県の支援制度なども利用しながらやっていくことになります。県や農協には販売に力を入れるなどわれわれが稲作を続けられる環境作りをしてもらいたい」と話していました。

輸出に活路を
農家を取り巻く環境が厳しさを増すなか、生産者からは「輸出」に期待する声が上がっています。
山形県川西町に本部がある「JA山形おきたま」では、ことし収穫された県産米の「はえぬき」100トンを11月、台湾やシンガポールなどに輸出するということです。台湾やシンガポールでは、すしなどの日本食の人気が高く輸出されるコメは和食レストランで提供される予定です。JA全農山形によりますと、山形県内の農協が100トン規模のコメを輸出するのは初めてだということです。JA山形おきたまの木村敏和会長は「人口減少や高齢化で国内のコメの消費が減るなか海外に活路を見いだすことで少しでも農家の経営を安定させたい」と話していました。農家のグループの代表で川西町の小形耕一さんは「概算金が下落して厳しい状況が続いています。置賜地方のコメの魅力を海外で知ってもらうきっかけにしてほしい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141011/k10015330801000.html








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