2014年10月12日
“メタボ改善なら保険料減額” 厚労省検討
厚生労働省は、増え続ける医療費を抑制するため、中高年に生活習慣病の予防に取り組んでもらおうと、メタボリックシンドロームに該当する人の血圧や血糖値などが改善した場合、医療保険の保険料を減額する制度の導入を検討しています。
昨年度・平成25年度に、歯科を除く病院や診療所に支払われた診療費の総額は概算で29兆4000億円に上っており、このうち脳卒中や糖尿病などの生活習慣病がおよそ3割を占めています。
こうしたなか、厚生労働省は、医療費の抑制策の1つとして、中高年に生活習慣病の予防に取り組んでもらうための制度の導入を検討しています。
具体的には、内臓に脂肪がついて病気になる危険性が高まるメタボリックシンドロームに該当する人が健康診断で血圧や血糖値などが改善した場合、医療保険の保険料を減額するとしています。
また、メタボリックシンドロームに該当しない人についても、血圧などの数値が正常のレベルで維持され続けている場合、優遇措置を講じたい考えです。
厚生労働省は、社会保障審議会の部会で制度の詳細を議論し、来年の通常国会に必要な法案を提出したいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141012/t10015333481000.html
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