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２５日、岩手県滝沢市で行われた人気アイドルグループ、ＡＫＢ４８の握手会で、男に切りつけられてけがをしたメンバー２人について、ＡＫＢ４８の劇場支配人は「２人はテレビを見る余裕も出てきて自分たちが報道されていることも見ています」などと病室での様子を説明しました。
２人の退院は、２７日昼すぎの予定だということです。

２５日、岩手県滝沢市で行われた「ＡＫＢ４８」の握手会で男に切りつけられ盛岡市内の病院に入院したメンバーの川栄李奈さんと入山杏奈さん、それに男性スタッフの３人の様子について、ＡＫＢ４８の劇場支配人を務める湯浅洋氏（５１）が説明しました。
この中で、メンバーの病室での様子について「２人は別々の部屋に入院しています。今はテレビを見る余裕も出てきて自分たちが報道されていることも見ています。食欲はないと言っていましたが『ちゃんと食べます』と話していました」などと述べました。
さらに、２人の様子については今後、ＡＫＢのオフィシャルブログで伝えていく考えも示しました。
２人の退院は、２７日昼すぎの予定で、男性スタッフは、２６日昼すぎに退院したということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140526/t10014734571000.html

ＡＫＢ握手会 人気で過熱も
5月26日 16時52分「会いに行けるアイドル」をアピールしてきたＡＫＢ４８は、ファンと直接会って、握手をしたり、ことばを交わす握手会を、全国各地で頻繁に開いています。
握手会は１日に１０万人のファンを集めるものもあり、握手券をだまし取る詐欺事件も起きるなど人気が過熱しています。

握手会にファンが参加するためには、ＡＫＢ４８のＣＤを購入して特典として付いてくる「握手券」を手に入れなければならず、ＣＤと握手券をセットにして販売することが、ＡＫＢ４８のＣＤの売り上げにもつながっています。
握手会は人気の上昇とともに規模も大きくなり、幕張メッセのような巨大施設のホールを使って、１日に１０万人のファンを集めるものもあります。
さらに、こうした握手券をだまし取る詐欺事件も起きるなど人気が過熱しています。
こうしたなか、握手会では訪れたファンがメンバーに対して嫌がらせのようなことを言ったり、暴言を吐いたりすることもあり、メンバーのそばに警備担当のスタッフが立って、ファンがトラブルを起こさないか警戒しています。
しかし、握手会を主催するレコード会社のキングレコードによりますと、通常、握手会では、ファンが手に何か持っていないかを確認するものの、服や手荷物の中までは検査していないということです。
「会いに行けるアイドル」の象徴とも言える催しをどうするのか、ＡＫＢグループの前の総支配人、戸賀崎智信カスタマーセンター長は「メンバーもスタッフも、１番大切にしていた、『握手会』でこのような許し難い事件が起きたことに強い憤りを感じますが、今回の事件が起きてしまった以上、抜本的な改革をしなければならない」とし、今後の運営を見直す考えを示しています。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140526/k10014734561000.html