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厚生労働省は人手不足の影響で、ことしに入って建設業や運送業を中心に労災が急増しているとして、業界団体に対して職場のパトロールや安全教育の徹底など対策を取るよう緊急に要請することにしました。

これは田村厚生労働大臣が５日の記者会見で明らかにしました。
厚生労働省によりますと、ことし６月までの半年間の労災による死者は全国で４３７人に上り、去年の同じ時期と比べて７１人、率にして１９．４％増えています。
中でも建設業は３５人増えて１５９人、運送業は２１人増えて５５人と大幅に増加しました。
これらの業種は景気の回復に伴い人手不足が深刻になっていて、厚生労働省は、人手不足の影響で従業員に対する安全管理や教育が十分行えていないことなどが背景にあるとみています。
このため厚生労働省は５日から、およそ２５０の業界団体に対して労災を防ぐための対策を取るよう緊急に要請することにしました。
要請では、職場のパトロールや従業員を雇った際の安全教育を徹底することなどを求めることにしています。
田村厚生労働大臣は「安心して働ける職場は人材確保などの面でメリットも大きい。労使が一体となって労災防止に取り組んでほしい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140805/k10013557481000.html

悲しい好景気ニュースだね。




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