2014年07月30日
「身代金要求型」ウイルス被害広がる
パソコンのデータを勝手に暗号化して読めなくし、解除するための金の支払いを求めてくる「身代金要求型」と呼ばれるコンピューターウイルスの被害が広がっているとして、セキュリティー会社が注意を呼びかけています。
この「身代金要求型」のコンピューターウイルスは、感染するとパソコンの中の文書やメールなどが暗号化されて読めなくなります。
その後、パソコンには「金を支払えば暗号を解除する」というメッセージが表示されますが、仮に支払ったとしても暗号は解除されないことが多いということです。
こうしたウイルスは、セキュリティー会社のトレンドマイクロが検知しただけで、ことし6月までの半年間に4500余りに上るということで、感染被害も広がっているということです。
このウイルスには、メールに添付された不審なファイルを開いたり、改ざんされたホームページを閲覧したことなどにより感染していたということで、セキュリティー会社は、ウイルス対策ソフトの導入や、パソコンのソフトを最新にすることを呼びかけています。
トレンドマイクロの鰆目順介シニアスペシャリストは、「大事なファイルを暗号化してしまうやっかいなウイルスで、感染したあと、データを復旧させるのは難しい。感染を防ぐため、事前にしっかり対策することが大切だ」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140730/t10013406421000.html
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