2014年07月28日
止まらぬ「ロシア売り」株・通貨下落、資金流出
ウクライナでのマレーシア航空機撃墜事件を機に、ロシア経済が苦境に陥っている。
厳しい経済制裁に及び腰だった欧州連合(EU)が強硬な姿勢に転じたためだ。ロシア株や通貨ルーブルは下落に転じ、資金流出が止まらない。近く公表される新たな制裁の内容次第では、日本経済に悪影響が及ぶ可能性もある。
◆7兆円流出
17日の撃墜事件後、ロシア株は大きく売られている。指標であるモスクワ市場の「RTS指数」の25日の終値は1246・25と、16日の終値と比べ、約8%下落。英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのタチアナ・オルロワ氏は、「ロシアと西側諸国の亀裂が深まっている。ロシア株の『売り圧力』は、数週間にわたって続く」と分析する。
23日には、ロシアや東欧などに投融資を行う欧州復興開発銀行(EBRD)がロシアへの新規投資の凍結を決定。ロシアはEBRDに4%を出資し、一定の発言権を持っているが、「反ロシア」の流れを止められなかった。
ロシア中央銀行によると、今年1〜6月の6か月間だけで、ロシアから約746億ドル(7・6兆円)の資金が流出。EUが厳しい制裁を打ち出せば、この動きが加速するのは確実だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140728-00050024-yom-bus_all
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