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今月１２日から始まった夏の全国高校野球静岡大会に出場していた菊川南陵高校の野球部員２人が後輩の部員２人の顔を殴るなど暴力をふるったとして、高校は大会を途中で辞退することを決めました。

これは菊川南陵高校が２５日夜に記者会見を開いて明らかにしました。
はじめに、菊川南陵高校の金澤大将校長が「私の認識不足が招いた事態と考えております。大変申し訳ありませんでした」と陳謝しました。
高校の説明によりますと、ことし６月、１年生の部員５人が寮の中で喫煙し、それに対し、３年生と２年生の部員２人が「反省の態度が見られない」などの理由で、このうち２人の顔を殴ったということです。
殴られた部員のうち１人は前歯を折るけがをしました。
高校は当初、この暴行の事実を高野連＝日本高校野球連盟に報告していませんでしたが、２４日に高野連に投書があったことをきっかけに対応を検討した結果、４回戦まで勝ち進んでいた夏の全国高校野球静岡大会を途中で辞退することを決めたということです。
この結果、２６日に対戦予定だった東海大翔洋は不戦勝となりました。
菊川南陵は、去年の夏の大会は決勝まで進み、この夏、甲子園初出場を目指していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140726/k10013307241000.html



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