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2013年02月17日

ハイドンのさわやか「テ・デウム」(動画あり)

牛窓、錦海湾に浮かぶカキいかだ


b.博士、たいへんです、

a.どうしたミカン君、

b.アニメ「あたしんち」の「ん」、カタカナだったこと、ずっと気づかぬまま何年も過ぎちゃいました、

a.なんじゃと、「あたしんち」じゃなく「あたしンち」か、新聞連載が終了して一年になろうというのになんたる失態じゃ、

b.うちもマネして、「なおいさン」にしますか、

a.どうでもええわ、それより、テ・デウムと言えばブルックナーだが、

b.ああ、またいきなりクラシック音楽かあ、

a.ブルックナーのテ・デウムは定評あるヨッフム盤を聴いたけどあまりピンとこなかった、なんでやろ、シンフォニーのイメージが大きすぎんのかなあ、

b.で、なぜオススメはハイドン作曲の「テ・デウム」なんすか、

a.ブルックナーがこれを参考にしたとかしないとか、たしかCDの帯にはそう書かれてたと思ったんだが、

b.しかし、ブルックナーのそれとぜんぜん違いますね、軽く明るく簡潔で、

a.「清く貧しく美しく」って、むかしよく聞いたけど・・・ええ、ところでこのCD、ハイドン最後の作となる「ハルモニー・ミサ」がメインで、おまけとして「テ・デウム」が付くという寸法。クリスチャンでなくてもまったく違和感なくさわやかに楽しめる。作曲年代も近いから、ミサの続きのようにテ・デウムへもすっと入っていける、そのスムーズさも特筆すべき点、

b.じゃあこのミサもテ・デウム共々素晴らしいと、

a.残響音が多いのあまり好きじゃない自分も、この録音なら違和感無く受け入れられたし、何よりも演奏自体が素晴らしい、オレもこんなCDみたいに明るくさわやかな人生がいいなあ、

b.それにしてもブルックナーのいかつい響きと対照的ですね、悩みがないのかなあ、ハイドンってヒト、それにオーケストラの響き自体も軽やか、ていうかスカスカ、あれ、バンドって書いてありすぜ、親方、ラ・プティット・バンドか、

a.穏やかな響きの古楽器でさらに小編成なんで、自動車でいうところの「ライトウェイトスポーツ」の響きじゃな、おや解説には全員の名前が書いてあるぞ、こうなるとオーケストラと言うより音楽隊じゃな、

b.全員で41名、これに指揮者と合唱団が加わるわけか、どうせなら合唱団ひとりひとりの名前ものせて欲しかったなあ、

a.なになに、「ハルモニー・ミサ」ではさらにトランペット1名とトロンボーン3名が抜けて37名か、響きだけじゃなく心まで軽くなりそうじゃ、


YOUTUBEに「ハルモニー・ミサ」全曲アップロードされてました。演奏者は不明ですが・・・



クイケンの指揮の「テ・デウム」もライブ映像でYOUTUBEにありました。演奏も素晴らしい!



Haydn;Harmony Mass/Te Deum

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こんな名盤が廃盤とは・・・。前世紀2500円だったから、今度は1500円あたりでぜひとも再販してほしい。BMGビクターさんヨロシクお願いします、と思ったら、二転三転後の2009年、ソニー・ミュージックに吸収され解散。いろいろ大変だったんだなあ。


野菜畑から見おろす錦海湾


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