要するによくある子供向けアニメなんですよシンカリオンって、だから子どもたちの無限の未来っていうよくある子供向けアニメのテーマを持ってるです。
でもシンカリオンはここからが普通じゃない、シンカリオンに出てくる子供たちの多くが地方の家業がある家の子供で、最初から運命が決まっている、大人になったら就職する職業が決められている、一部の子供はすでに働いている、そしてその事に文句も言わない、むしろ自分の仕事に誇りと拘りを持っている、それどころかそのこだわりから喧嘩を始める、そういう子供が目立つんです。
未来のある子供たちをテーマにして、基本敵は人工の怪物的なもので物が変化したものだし、捕縛フィールド内で処理するから誰も死なないし、基本的に子供向けの明るいアニメなんですけど、レールの上を走る子供という視点はなかなか無かった。
大体レールが決められてそれに反発する子供みたいな作品が多い中で、シンカリオンは逆に自分のレールを受け入れた上でどう生きるかっていうテーマで描いている傾向があるんですよ。こういう基本的なテーマがしっかりしている作品はなんだかんだ評価できます。ある意味子供向けアニメの基本テーマに逆張りしながらも、ただの逆張りで良しとせずテーマを表面から見据えて構成してるから面白いんですよね。
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