所謂「ロボットアニメ」と「30分cm」という概念を生み出したと言われるアニメ、様子にロボットアニメの爆発の元になった作品、それ以前から巨大ロボットを題材にした作品はそれなりにあったが、マジンガー以降は我々が知っている形式に近い形のものが主流となっていく。
漫画文庫版のあとがきに書かれているがこのアニメがヒットする前は製菓会社がスポンサーだったが、ここからおもちゃ会社がメインになったそうな。当時は駄菓子が衰退してしまった結果アニメが作りにくくなっていたそうで、マジンガーからまた作りやすくなったそうだ。
その人気は絶大だったらしく、現在のアラシックスの人間からは結構「見てた」という話を聞くことが出来る。あまりこういったアニメを見てそうにない人間でも見ていたと言っているのでかなりの人気があったと言うことがわかる。その世代はみんな見てたアニメと言うタイプだ。
これ以前はロボットものというのはあったものの方向性の定義は曖昧で、ウルトラマンのような巨大ヒーローと巨大ロボットの境はとても曖昧だったが、マジンガーZ以降はロボットと巨大ヒーローは別のものになったそうだ。実際マジンガーZ以前はマンガ含めて巨大ロボットと呼べるものはほとんどなく、このブログでもマジンガー寄り古いものは鉄人、ガンガー等極わずかだったし、ガロンやアトムみたいな大型では無いロボットも多かった、鉄人も大型かというと曖昧だったし、劇中サイズに結構ムラがある。それにマジンガー以前のタイプは自立型大型戦闘ロボ、遠隔操作ロボ、金属製の生命体等、登場操縦大型ロボというものは更に少なかったが、マジンガー以降は登場型が完全に主流となった。そのためマジンガー以前のものはほとんど純粋な登場操縦型が確認できず、影響力の大きさがわかる。
マジンガー以降は続編のグレート、合体ロボのゲッター、換装系のジーグ…というようにどんどん派生していった。
同時に永井豪による漫画版も少年ジャンプで連載されたが、色々混乱の後に打ち切られたそうだ(作者が連載抱えすぎてたとか色々言われているし漫画版あとがきにもいくらか書いてあるが、なにか作者も忙しすぎてイマイチ当時の記憶がしっかりしていないそうだ)。そのためDrヘルの5大軍団のうち2大軍団までしか登場せず、打ち切り後とりあえずヘルとの決着だけ加筆されたものが現在は出回っている。私が見たのもその加筆版。
あらすじ
父を事故で無くした甲兄弟は祖父、兜十蔵と暮らしていた。兜十蔵は光子力と超合金を開発した後突如弓教授に研究所所長の役を譲って引退、なにかの研究に没頭していた。
そこに現れたのはDrヘル一味、Drヘルは古代ミケーネ文明が巨大ロボットを運用していたことを突き止め、それを発掘して戦力とし世界征服に乗り出していたのだった。しかし高い頭脳を持つ兜十蔵の存在は厄介であり、あしゅら男爵に処理を命じた。あしゅら男爵は十蔵の家を破壊するも十蔵はなんとか地下室に逃げ込み、後から危機を知ってやってきた孫の兜甲児にマジンガーZを託して死亡する。
とりあえずパイルダーをなんとか動かしてパイルダーオンをしてみる兜甲児だったが、そのままイマイチうまく操縦できないまま止まれなくなる等危なっかしい操縦をしていた。
そこに襲いかかるDrヘルの機械獣、ガラダK7とダブラスM2、この2機を危なっかしい操縦ながら性能を頼って撃破、Drヘルは最強のロボットの出現から機械獣を作り直してマジンガーZを破壊することを誓うのだった…。
登場メカ
光子力研究所
ロボットの研究所といえばこれって感じの立ち位置の研究所。元々甲博士が所長だったが、弓教授が引き継いでいる。マジンガー起動後はそのままその基地として使われた。甲博士は戦闘用のZを作るべく引退して地下に潜ったが、弓教授にはあくまで光子力の平和利用と言いつけていたため、あまり戦闘的なロボットは開発していない模様。
マジンガーZ:兜甲児
超合金Zで出来光子力で動くロボット。どちらも富士山でしか取れないジャパニウム鉱石が必要。コックピットが頭にあるため登場にはホバーパイルダーを操縦して頭に刺さることで始めて動かせる。途中までは飛行能力はほぼなく機械獣が出たというとイチイチ現場に走って急行していた、そのため研究所に帰るのも一苦労だった。その時の腕を上に振り上げてバタバタさせながら走るモーションは誰のプログラムなんだろうか。
途中からスクランダーの追加で飛行能力、ホバーパイルダーが溶かされた跡はジェットパイルダーでパイルダーの強化が行われている。出撃の際には池が割れて中から出てくることで有名。
初期は技名をしっかり叫んでいなかったが、途中から叫ぶようになる、初期のブレストファイヤーの演出がなんか違う等最初期は設定が固まっていないの初期の作品あるあるが見れる。
アフロダイA:弓さやか
元々ただの光子力作業用ロボット。一応途中でミサイルを搭載されたもののイマイチ。ボロットと比べるとネタ要素も少なく、武装の種類もあまり無い為イマイチ書くことがない、ギミックがおっぱいミサイルくらいしか無いので。ボロットが出てきたあたりから2人でボケキャラやるようになった。
ダイアナンA:弓さやか
アフロダイ大破後にさやかのために作られたロボット。一応戦闘用になったがそこまで活躍してない。飛行能力もなくグレートや映画版では吊り下げられて飛んでいる事が多い。スカーレットモービルというバイクがパイルダー的な役割を果たしている。
科学要塞研究所
グレートマジンガー:剣鉄也
最終回で出てきたアイツ。Zが戦う裏でこっそり開発が進んでおり、Zが大破した直後に登場し戦闘獣を全滅させてそのまま新番組グレートマジンガーに続く。もう有名過ぎて何も言うことがなにもないレベル。ググればもうネット中に説明されている超有名な奴。装甲が超合金ニューZになっておりより頑丈。
民間
ボスボロット:ボス、ヌケ、ムチャ
後の等の扱いを見るにボロットは一応ボス個人の所有物扱いっぽいので民間扱いで。3博士を拉致して作らせたおなじみの廃材ロボ。ブレストファイヤーは自身が溶ける、ロケットパンチは反動でバラバラ、光子力ビームは研究所が壊れてて使えないので非武装なことで有名。操縦は簡単らしく、すぐに覚えられるらしい。最初ボスは操縦ミスしてアフロダイ巻き込んで謎ダンスを踊っていた。初登場時は特に誰にも説明してない状態で唐突に登場したため、新しい機械獣と勘違いされてもいた。初期だけ頭の形が角ばっているが、いつの間にか概ね丸い感じのデザインになっていた。すぐ壊れるがすぐに修復されるギャグ枠である。頭が無駄に頑丈なことで有名。
Drヘル一味
元々ミケーネで使われていた巨大ロボをもとに作られたもの。元の発掘兵器をもとにした改造品か新造かは不明だが、最初にマジンガー登場時に過去の機械獣は役に立たないと一度全部壊して新造している為、少なくとも大半が新造と思われる。装甲は概ねスーパー鋼鉄製、エネルギーは原子力、超合金Z寄りは脆い。ガラダダブラスが
ガラダK7
ダブラスと同時に登場した最初の機械獣。骨のような外見をしている。最初にやられた記念すべき機械獣としてある意味愛されている約得ポジションでそれ以降のいろんな作品に登場しているが、最初にやられている上に対マジンガーを前提としていない初期型故に性能も低く、更に戦闘獣なども前提としたバランス調整もありかなり悲惨な性能にされていることも多い。
ダブラスM2
ガラダの相方の2首怪獣型機械獣、性能的にはほぼマジンガーに対抗できるものではなく、雑な素人操縦のマジンガーでも余裕で破壊可能だった。
最初の2機及び初期のDrヘルが持っている機械獣は元々マジンガーの存在を前提とせず作られており、そのためガラダ、ダブラスが破壊されたのを見たヘルは残りの機械獣を全部破壊した。それ以降の機械獣はマジンガーを破壊するために新造されたものであるようだ。
グロマゼンR9
Drヘルとあしゅらのやり取りを視る限り、最初の対マジンガー用機械獣、しかし前にガラダダブラス、跡にキングダンに囲まれるポジションでありとても影が薄い。
キングダンX10
マンガの方でも出番があったためかガラダと並びマジンガー全体でよく出番がある機械獣、アニメ版ではゴーストマジンガーを出してマジンガーZのイメージダウンを狙うという悪の王道戦術を用いていた。
デイモスF3
バラバラになる能力を持つ。鋼鉄ジーグ。
スパルタンK5
戦闘を好まない機械獣。そのせいで出撃した後そのまま昼寝しており一度は害もないとマジンガーZは一度去った。しかしシローが周囲で太鼓を叩いた結果野生の心を盛り返してしまい、結果暴走して最後は自爆して果てた。
バイコング
ある少年に愛されているラジコンロボット。しかしあしゅら男爵に巨大化させられて機械獣にされた。その際に片腕がなかったためにハンマーがつけられている。少年が欠陥を知っていたためにそこを突かれて破壊された。
グロッサムX10
原作にも登場する機械獣。客船を襲撃して破壊した挙げ句乗客を全員潜水艦で殺すというえげつないことをしている。
ゴリアスW3
電磁ムチによって内部破壊してくる機械獣。超合金の装甲が破壊できなければ内部を破壊すればいいという精神で作られている。その結果マジンガーの大半の武装を使用不能にしてミサイル以外撃てなくしていた。
チグルE7
津波の能力をもつが、結局ゴリアスの囮でしか無かった。
ベルガスV5
版が版ではバルガスV5だったが何故か頭がつながってべになっている謎。バラバラになれる機械獣その2。首だけで逃走して基地バレするガバガバ。機械獣鋼鉄ジーグみたいな奴多すぎる問題。
ミネルバX
本来のマジンガーのパートナーロボット。設計図を入手したDrヘルによって作られた、ただし光子力は原子力、超合金Zはスーパー鋼鉄で代用されている。
ユーバリンT9
超合金Z強奪のために用意された機械獣その1、ユーバリンという名前だが、外見がなんとなく作業員風であり、また仕事も穴掘り、当時はまだ夕張炭鉱が動いていた時期だと考えると夕張ンなんだろうか。
サタングロースP10
超合金Z強奪のための器械獣その2、サンタクロース。ユーバリンが強奪したジャパニウムを、破壊されながらもなんとか送り届けた。
バルモスQ7
奪ったジャパニウムで作られた超合金の器械獣。しかし強奪したジャパニウムが少ない為首などの一部スーパー鋼鉄が使われており、首は引っ込めて誤魔化していたが、そこを狙われて爆散。しかし太めの体型をしていたことを考えるともう少し細くすればなんとかなった気もする。ただミサイルランチャーも超合金のシャッターで守られており、ミサイル部分も割とウィークポイントなのは変わらないので結局負けそう。
スケルトンO7
バラバラになる機械獣、鋼鉄ジーグその3。鋼鉄ジーグの原型多すぎ問題。
ラインX1:ローレライ
Drヘルが復活させた科学者シュトロハイム博士が開発したロボ。肝心のシュトロハイム博士がローレライを実の子供のように愛してしまい逃走していた。
グシオスβIII
初登場の妖機械獣、ある種の生物的な雰囲気があり既存の機械獣とはなんとなく見た目が差別化されている。ホバーパイルダーを溶かした。
エレファンスγ3
あしゅら男爵がゴーゴンから借りた妖機械獣。あしゅら男爵の最後の回の奴だったこともあり割と有名。
ハリビューンV6
Drヘル最後の1つ前の機械獣、アンカー的な武装を装備している。
サイガO3
Drヘル最後の器械獣、格闘戦を得意とするがとりあえずボロットとダイアナンをボコりその後Zに負けるよくあるパターンで敗北。ブロッケンにも最後の切り札扱いされており、鉄仮面の戦車などで援護したがほぼ意味はなかった。正直ヘル最後の器械獣としてはなんか物足りない感じがあった。
グラトニオス&ピラニアス
ミケーネの戦闘獣の初出、Drヘルを見捨ててDrヘルが滅びた所を見計らって出撃して満身創痍のZをボコったものの突如現れたグレートマジンガーに敗北。
海底要塞サルード:あしゅら男爵
機械獣輸送用の潜水艦。
海底要塞ブード:あしゅら男爵
サルード大破後に新たに与えられたサルードの後継機。
飛行要塞グール:ブロッケン伯爵
ブロッケンの母艦、鳥型の飛行メカ。
登場キャラ
光子力研究所
兜甲児
主人公、兜十蔵の孫で兜剣造の息子。先祖代々科学者ということもありそれ以降の作品ではインテリ風なキャラになっているが、このときはかなり成績が悪く、テストで0点を取っていたりする。実はイケメン設定があるらしく、転校してきたときには女子の反応が良かったりした。バイクが好きでいつも乗り回しており、バイクでボスと決闘したりもしている。さやかとはしょっちゅう喧嘩する。
性格は正義感の強いヤンチャな好青年と言ったところで、至って真面目な主人公といった感じである。他のマジンガー作品と比べるとやや優等生よりの性格、INFINITYではその部分が強調されているフシがある。
弓さやか
弓教授の娘、アフロダイ、ダイアナンのパイロット。甲児とは同年代の少女で甲児とはよく喧嘩している。アフロダイの性能も微妙なせいかイマイチ活躍できず、ボロットが出てきてからボスとへなちょこンビ的な感じになっていることも多かった。
兜シロー
兜甲児の弟。次回作と違い実父(兜剣造)も登場せず専用機もなくなので良くも悪くも昔のアニメの子供枠的な立ち位置が多かった。
弓弦之助
弓教授。光子力研究所所長。兜十蔵にあとを託され光子力の平和利用のためにアフロダイAを作った。概ね真面目人間、一応三博士が助手なのだが、イマイチ当てにならない。本人は真面目過ぎて出番の割にイマイチ影が薄い。
三博士
もりもり、のっそり、せわしの3博士、大柄のもりもり、メガネの禿げのっそり、ちっちゃいせわし博士である、もりもり博士のみ死亡したことで有名。Drヘル曰く「間抜けな3博士」みたいな感じで結構悪い言い方されていた。所長が留守のときは留守番サボってボウリングやっていたりと少々問題児である。
ボス
兜甲児の喧嘩仲間。最初はただの悪友役と言ったところだったが、途中からボスボロットで参戦して戦闘面でもギャグ役をこなす用になっていく。本名は誰も知らない。
ヌケ
ボスの子分の見るからにヌケた顔をしている方。
ムチャ
ボスの子分のスネ夫みたいな顔してる方。3人でボスボロットを操縦している。
みさと
ボスの親戚、後半に登場する。登場回には女009とあるが多分一般人、ヘリのアクロバット飛行を披露した為にそういう扱い。グレートでは降板しており、Z後半のみの登場で専用機もなくやや影が薄い立ち位置。
兜十蔵
本編開始時には光子力研究所を退いていた。実はこっそりマジンガーZを作っており、Drヘルに対抗する準備を勧めていた。良くも悪くも見た目も性格も善人であり、狂人である漫画版と比べると行動原理から違う(漫画版のZ建造理由はある意味狂気とも言えるもので、孫に遺産として最強の力を残したと言った口ぶり)。序盤で死亡してしまうため本編での活躍はほぼ無い。
科学要塞研究所
グレートの舞台となる研究所。最終回にちょっとだけ顔見世。
兜剣造
兜甲児の父、死んだと思われていたが…。
剣鉄也
最終回に突然グレートに乗って登場、グレートマジンガーに続く。
Drヘル一味
世界征服を企んでいる悪の科学者軍団。一応幹部が3人いるが幹部がフルに揃うことはなかった。
Drヘル
見るからに誰が見ても悪い人。古代ミケーネ帝国のロボットを発掘してそれをもとに気怪獣軍団を作り世界征服に乗り出した。
毎回機械獣を出しては破壊されての繰り返しだが、それには理由がある。彼は兜甲児の家も何もかも確認しているが、あくまで自分の機械獣でマジンガーZを破壊することを目的としており、兜甲児の暗殺は駄目らしい。あくまで機械獣でマジンガーを破壊することが生き甲斐らしい。
あしゅら男爵
お許しくださいDrヘルでお馴染みの半分男半分女の怪人。ミケーネ貴族のミイラが両方片側だけ腐って使えなかったためまとめて1人の人間として復元したらしい。最初はあしゅらしか幹部が居なく、ほぼあしゅら一人でなんでもやらされていた。部下は鉄仮面軍団。最初はDrヘルに大してかなり忠誠心が低く反乱を起こそうとしたりもしていた。毎回機械獣をつれて出ては負けて帰ってお許しくださいDrヘルという感じのキャラになっていた。最後はゴーゴンに妖機械獣を借りて最後の戦いを挑むも敗北し死亡した。Drヘルはあしゅらの像を建てて弔ったが、その像はヘル死亡後どうなったかは不明。
ブロッケン伯爵
Drヘルの新しい幹部。ナチスの軍人を復活させたものらしい、首が外れて普段は首を抱えて立っていることが多い。あしゅらとはよく喧嘩をしている。途中であしゅら、ピグマンが死亡した為終盤は彼しかヘルの幹部は居なくなっていた。その為ヘル死亡時はブロッケンしかそばに居なかった。部下は鉄十字軍団。
ピグマン子爵
一応Drヘルの幹部の1人だが影が薄いことで有名。登場が終盤だったためろくに出番がなく、光子力研究所を乗っ取るもそのままDrヘルに大して反乱、生身でマジンガーに挑んで小さいが故の回避率と幻術で翻弄するものの敗北する。それ以降の作品ではピグマンだけハブられる率が高いが、アニメ本編での出番が少なすぎて影が薄い事に加えてジャンプ版では出番なし、更にキャラデザ(マサイの下半身に首からピグミーの体が生えている際どいもの)もあり、いまいち扱いにくいキャラなので仕方ない。また登場があしゅら死亡後の83〜87話のため、Drヘルの幹部がフルに揃うことは無かったりする。
鉄仮面軍団
剣を装備した雑兵、あしゅらの部下。
鉄十字軍団
ブロッケンの部下、銃を装備。
ミケーネ帝国
Drヘルの機械獣の元になった古代兵器を残した謎の文明。滅んだとされていたが地底に潜っており、途中から尖兵のゴーゴン大公がDrヘルと接触している。
ゴーゴン大公
下半身がトラ。ミケーネ帝国の尖兵として登場。妖機械獣を操りDrヘルの同盟者としてマジンガーらと戦うが、最後はDrヘルを見捨てて戦闘獣を呼び出して光子力研究所を攻撃する。
この時代は幹部っぽい雰囲気があったが、グレートマジンガーではイマイチな感じになっており、最後はなんとも残念な死に方をしている(戦闘獣を庇って重症後死亡、肝心の戦闘獣はその数秒後に死亡)。
暗黒大将軍
ミケーネの将軍でグレートマジンガーのレギュラー、最終回に先行登場した。
感想等
最初のスーパーロボットとでも言うべき作品。なのでこの作品で大体の基礎が作られた。それまではジャンルとして確立されていなかったものなので、本作でジャンルとパターンが確率、それに追加のアイディアが加わり(ゲッターの頃)以降このフォーマットの上にどう上乗せしていくかになって(長浜の頃)、最後はフォーマットをどう崩すかという流れになっていった(ガンダムの頃)…と認識しています。
1つのジャンルの始まりだけにエピソード毎に結構ムラがあり、当たり外れ的なものは結構あります、特に前半は手探り感が強くどう動かすかを模索している感じで、後半はネタ切れとの戦いになってきている感じはあります。その中で基礎が作られていった感じがあります。
マジンガーについてリアタイ世代の話をある程度聞いた身としては、この時代というのはまだ「世代のアニメ」というものがあった時代なんだろうなという感じです。
私?もうアニメよりゲーム世代って何度も書いてます、世代のゲームはあるんですけど、世代のアニメって言われるとなんかあれもこれも違うなぁって感じ、なんか平成になって世代のアニメって半ばなくなったんだろうなという感じはあるんですよね。そして私より下の世代はもう世代のゲームも若干曖昧になってきてる感じ。
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