私の場合ロボットよりも先に宇宙戦艦に興味を持つ→全然無いので諦めてロボットアニメに軟着陸という流れがあっただけに、宇宙戦艦というジャンルに対して興味を持ち続けてきました、そして今は昔よりは知識がついたので宇宙戦艦というジャンルがろくに発展しないまま消えた理由を考えていきたいと思います。
基本的に日本のアニメ、それ以外に海外作品や実写、更にロボット母艦や実在戦艦ものも含めて考察していきます。
ある宇宙戦艦モデル製作チャンネル
ある宇宙戦艦系モデラーのYouTuberのチャンネル、そのチャンネルはヤマト、ガンダム、SW、銀英伝を中心にやっているのですが、それしか無いのかというと割とバリュエーションが少ない。本当に作品そのものが少ないんです。
探しても見つからない
探しても見つからない、私なんかは学生時代に探しまくった結果何故か仮装巡洋艦バシリスクを発見したのを覚えています。逆に言うと有名所であるヤマト関係等一部を除くと本当にこの手のジャンルが少ない。
そもそもリアル戦艦ものが少ない
そうなんです、そもそもリアル戦艦ものが少ないんですよ。理由はやっぱり作るのた大変だからというのが大きいかと思います。市場、パイに対して使うリソースが大きすぎる。全盛期すぎた後の怪獣映画みたいなもので、需要が無いわけじゃないけどそれ以上に費用がかかるから難しいというやつ。逆の事例が多分紙芝居ゲー、最低限の需要はあるけど売上は小さい、でも費用がかからないからなんとかやっていけるという。
艦これなんて擬人化だしね。
宇宙戦艦というジャンルの問題
そもそも先の記事でロボットアニメは作画カロリーが結構ヤバいと書きましたが、宇宙戦艦は更に高速戦闘がやりにくい等制約も大きいです。
銀英伝は作画カロリーがヤバいのわかってて限界までデザインを簡略化しているんですよね、あの話を表現するなら有れくらい有れば良いという事を理解していたからこそ出来たんだと思います。
そして玩具CMとしては地味だし、作品そのものを売ろうとすると宇宙(SF)と戦艦というジャンルが持っているニッチ性が頭をもたげてくる。
バトルとして見た場合の宇宙戦艦の欠点
これが厄介なのですが、宇宙戦艦(若しくはもっと小型の武装宇宙船)の戦闘スタイルは、1砲撃戦等遠距離での戦闘、2移乗攻撃、3艦載機による攻撃、この3つに分けられるかと思います、3の艦載機はロボット母艦なども含まれます、移乗攻撃も1人でブラスター持って乗り込むのから白兵戦まで様々、砲撃戦もバリュエーションは豊富ですね。
ただよく考えるとこの3つは「需要がそもそも違う」んですよ、1は戦艦が主役、2は人間が主役、3は艦載機が主役と全然違う、それだけにある要素がスキでも別の要素は別にみたいなことになりかねない、SWは割と全部やってますね。
更に単艦か艦隊かで更に変わってきます。
SF作品は割と派手な宇宙戦艦との相性が悪い
宇宙戦艦がでてくるというと結局広義のSFに入るのですが、SFというジャンルは小説を中心に発展してきたジャンルなんですが、小説だと「艦内の人間模様」や「砲撃戦のときの艦内の惨劇」や「艦を運用する組織」や「宇宙戦艦を実際に宇宙で運用する場合の考察」みたいなものを描くのには向いているのですが、「宇宙戦艦そのものの派手な活躍やキャラクター性」を強調するには向いてません。
然し映像作品にすると今度は金がかかりすぎて作れない、キャラが会話するだけみたいなものと比べて映像製作のコストが比較にならない。
意外と多い海外スペオペ戦艦ゲー
Steam漁ると結構な数があります。やや緩めのPS2強くらいのグラフィックで程々に作っているゲームが結構あります。ゲーム分野だとそれなりに買えます、ただし基本戦略ゲーが多いですね。
結局
・商売になりにくい
・制作費がバカ高い
・小説媒体ではキャラクターとしての戦艦を表現しにくい
・戦艦描写の幅が大きすぎて需要がうまく拾えない
・なぜかゲームは多い
という問題があるのかなと。
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