初代から30年後の世界を舞台に、新型のバルキリー(可変戦闘機)のテストパイロットに選ばれた幼馴染男2人と、やはり幼馴染でバーチャルアイドルシャロンのプロデューサーになっていた女1人による三角関係と、新型バルキリーのドッグファイト、バーチャルアイドルの暴走等を主軸に話が進みます。
歌姫がラスボスだったり、三角関係が男2女1と言ういつもと違う組み合わせだったりと、いつものお約束をベースに逆転させている設定が多く、雰囲気も90年代のOVA的なややドラマ的な雰囲気。男2のせいでお約束のマクロス勝ちヒロイン談義見たいなのからは例外扱いされている。
劇中でカラオケの私の彼はパイロットが歌われる等、初代マクロスに絡むネタが多い、また初代マクロスに関わる兵器がチョイ役で出演している等、マクロスの世界の話と言う事を見せる為の細かいギミックが見られる、他各脇役もマクロスを連想させるキャラが多い。
マクロスらしく三角関係+バルキリー+歌というパターンで進む、話の尺が短いためかなり急ぎ足。敵勢力は出てこず、話も地球及びエデンの範囲で、メインキャラも数名。
有名作品+OVAなので作画は非常によく、作画に関する逸話は多い様子。
よくよく考えると直接的にセントラーディの描写があんまりなく、ガルドはマイクローン(つまり人間サイズ)になっているし、冒頭の顔の見えないはぐれゼントラーディや演説で少し言及される位で、非常にぼかされた扱い。
DVDには地味に英語版を収録されている。
あらすじ
「イサム・ダイソン」中尉は味方を無視するような傍若無人な操縦のせいで味方を困らせていた、その為に惑星エデンの新型機のテストパイロットに任命されて飛ばされる、イサムはそれに喜びエデンに赴任して、説明を受けることになるが、そこにもう一人のテストパイロット「ガルド・ゴア・ボーマン」が現れ、イサムを挑発する。
その頃、バーチャルアイドルの「シャロン」の記者会見が行われ、シャロンのプロデューサーの「ミュン・ファン・ローン」が質問に答えていた、そのミュンはイサム、ガルドとはワケありでありガルドはミュンとあって話すが、その後現れたイサムと険悪ムードに。
その後のテストでは、イサムがガルドを妨害する形になったため、ガルドの記憶がフラッシュバック、結果ガルドは墜落、イサムはそれを救出するが、ガルドはそのイサム機をダウンフォースを発生させて砂漠に突き落とすのだった。そしてガルドはそのことで質問を受ける。
その後行われたシャロンのコンサートの最中、シャロンの人工知能は未完成で実はミュンが代わりに務めておりその為イサムに反応してイサムにキスをするような行動を行うのだった。
その後ミュンはかつての友達とカラオケに向かったが、歌はもう歌わないと周囲を心配させるのだった。その後帰ったミュンは火事にあい、ガルドに救出される。その後ガルドには精神を抑制している事が調査により判明するが、そのことは司令官の言葉により隠される。
その後、無人戦闘機「ゴーストX‐9」が採用される事になったため、プロジェクトは中止になった、イサムはそれに怒りYFー19に乗って地球へ殴り込む、ガルドは追撃の命令を受けてそれを追うが…。
登場メカ
政治問題になる反応兵器等を使用することなく敵の防衛網を突破し敵の中枢部を破壊する又は捕虜の救出を行うのが開発のコンセプトの2機のバルキリーがメイン。
YF‐19:イサム・ダイソン
新生インダストリー社の開発。イサムが搭乗してテストを進めていく。開発主任は17歳のヤン・ノイマン。操縦はかなり困難で、イサムも苦戦していた。
YF‐21:ガルド・ゴア・ボーマン
ゼネラルギャラクシー社の開発。パイロットの思考がダイレクトに反映されるシステムが搭載されているが、それ故にいろいろな問題を起こす。
ゴーストX‐9
地球で極秘に開発されていた無人戦闘機。これが完成したためYF‐19、YF‐21の計画が凍結される事になる。その後シャロンの暴走でコントロールされ暴走することになる。その性能は圧倒的で、無人であるが故にGの影響もなく、YF‐19と21の2機を圧倒した。ガルドの特攻でなんとか仕留める事。
マクロス
初代マクロス。地球のマクロスシティに鎮座している。特に戦ったりはしない。
モンスター
テストの標的にされていた。他旧式の兵器がチラホラ標的にされている。
感想
作画がすごい、このあたりはまさにOVA。話としては描き切るには話数がチョイ不足な印象も少し。話的にはある程度独立しているものの、一応初代を見た上の方がいいと思います。
しかしたった30年であれから凄まじい復興してるなとしみじみ。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image