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菌類
ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2021年10月19日

思春期美少女合体ロボ ジーマイン

概要
サンライズが99年に制作した所謂「メカと美少女」系のロボットアニメ。タイトルだけが有名?担ってしまった感じがある作品。
実はサンライズのオリジナルOVA作品としては初らしい、(それ以前はガンダムとかのシリーズ系ばかりだったため)。

タイトルから受ける印象から見るとかなり中身は真面目な作品、しかし第二部構想のようなラストだったが、第二部はつくられず多くの伏線が未消化のまま放置されている。

タイトルがなんか色々とファ?となる感じなので、最後の感想欄に書きます。

あらすじ
花川戸一家は花見に来ていたが、父親辰之介は酔っ払って機嫌悪いものの平凡な日常だが、三姉妹はなにかに呼ばれて居る気がしていた。ところが長女あやめは突如謎の黒服に拉致されて連れ去られてしまう。追いかける花川戸一家だが、謎の少年に救出される。あやめはその少年に一目惚れっぽい雰囲気から辰之介と喧嘩して家出、ところが家出先の身内の屋形船で仕事していたら、突如謎の怪物オーガピエンスが出現、屋形船を追ってくる、そこにまたも謎の少年が出現、あやめを救ってそのまま謎のロボット「ジーマイン」の元へ導くのであった。

登場メカ

ジーマイン:花川戸さつき、れんげ、すみれ、さつき
マインアタッカー、マインバトラー、マインクラッシャーが合体して誕生する合体ロボット。中心部にブラックボックスがあり、そこになにか秘密が隠されているらしい。そのブラックボックスはいわば4人目のコックピット的なものだというのは判明したが、それ以上のことはよくわからず。発見されたのは月であり、また姉妹はその事に対する夢を見ているがそれについてもよくわからないまま終わっている。

Z1マインアタッカー:花川戸さつき
1話から登場、さつきに反応して起動した。

Z2マインバトラー:花川戸れんげ
2話から本格登場、1話では無人、それぞれ一度はれんげ、すみれに反応しなかったが、さつきの危機に2人に反応して起動。メカ名か各々パイロット組が勝手につけた。

Z3マインクラッシャー:花川戸すみれ
マインバトラー共に登場した、やはり最初は起動せず。

ジーベース:ジム・ペキンパー
ジーマインの基地兼母艦、独自に動くことができる。一応ペキンパーが艦長的な立ち位置。

登場キャラ
花川戸あやめ
長女、Z1に搭乗する。露出の少ない服のロングヘアーの真面目系、街がオーガピエンスの襲撃を受けた際にZ1を起動させてしまいそのままオーガピエンスと戦うことになってしまった。妹たちは戦わせたくないと言うことで妹たちが戦うことに反対していたが最後は納得して三姉妹で出撃することになる。

花川戸れんげ
あやめの妹、ショートヘアのへそ出しの方。

花川戸すみれ
あやめの妹、へそ出してないほう。基本的にれんげとすみれはセットで行動している事が多く、双方あまり個性がない。容姿、声こそ別なものの尺不足もあってか独自の人間関係が無い。そのため出番が多いわりにイマイチ影が薄い。

花川戸さつき
花川戸姉妹の末っ子。母親の亡霊のようなものが取り付いており、ジーマインの4人目のパイロットの立ち位置になっている。よく辰之介にお小遣いもらって姉のことをスパイしている。

花川戸辰之介
姉妹の伯父で両親を失った姉妹を引き取って育てている。江戸っ子のおっさん。

花川戸琴
辰之助の妻。姉妹をかなり大事にしている聖人。

花川戸琴
辰之介、琴の息子。

梅乃
祖母、肝っ玉ばあちゃん。

ゆりこ
姉妹の母親、コーン博士が死亡した際に同じく死亡。その後何故か幽霊のような状態でちょくちょく出現する。

ロバート・コーン
ジーマインの研究者。本来パイロットではなかったがなぜか彼以外にジーマインが反応しなかったためパイロット役をやっていた、オーガピエンスの侵攻の際にジーマインに乗って出撃、そのまま戦死した。

甲児
名前のモデルは兜甲児だと思われる。ただし甲児君要素はない。未来から来たらしく、あやめを守ろうとしていた。正体は敵のオーガピエンスの尖兵だったが、未来で人間の手で改造されてあやめを守るために過去に送り込まれた模様。ただ未来の世界で何が起こっているのかは断片でしか語られない。またオーガピエンスに正体を明かされてオーガピエンスによって再調整されて戻された際も普通にオーガピエンスの言うことを全く聞いてなかったり、イマイチ立ち位置がわからない。
ジム・ペキンパー
長官、あやめたちの父の死について辰之助に伝えている。ジーマインが再起動した際にはあやめたちの元に現れてジーマイン搭乗を依頼する、あやめたちが搭乗して以降はGベースの艦長的立ち位置に収まっている。あやめたちの勝手につけたメカ名に困っていたが、最後はその名前で発信コールしている。

プリンス・シャーキン
ライディーンのキャラ、劇中劇扱いでゲスト出演していた。

敵(オーガピエンス)
敵組織、敵種族の名前、てるてる坊主と劇中では呼ばれている、金属製の赤子のような外見をしている。未来の世界で地球を侵略しているようだが詳細は不明、最後までどういった組織なのかはっきりしなかった。

感想など
この作品、かなり低評価だということを前提に書きます。この作品が低評価な理由は多分7割タイトルのせいに感じます、タイトルがふざけすぎてそれがそのまま評価を下げる原因になっている印象があります。

正直タイトルが最大の個性であり、タイトルで損をしている作品でもあり、タイトルが普通だったら多分誰も存在に気が付かない作品という意味でタイトルで得した作品とも言える感じです。タイトルは決して嘘はついていないのですが、タイトルから受ける印象と実際の中身は別物。思春期というワードも中身を見るといかがわしい意味ではないのですが、如何せんこのタイトルだといかがわしいイメージを抱かれてしまう。美少女というのも、エヴァの数年後の作品と考えると少々垢抜けていない。

物語の内容はかなり普通です、なんか父親がロボット動かせる人物で、その子供の娘たちもロボット動かせるから乗ってくれという感じで導入は普通ですし、話のはこび方も普通ですし、ロボットのデザインも普通というか勇者やエルドランで出てきそうな感じですし、キャラデザもタイトル無視すれば普通ですし、作画すら普通、BGMも普通、キャラも普通、タイトル以外すごく真面目なんですよね。ただその上で難点を言うと、未消化の伏線がちょくちょくあり、消化不良感はあり。


なんかここまでチグハグだと最初はもっと真面目なタイトル考えてたけど商品としてのインパクトがほしいってなって急遽この名前になったのでは?と思わなくもないです。


なんかほぼタイトルについてしか感想言ってなかった気がしますが、如何せんタイトルの破壊力だけが独り歩きしてしまっている感じがある作品なので仕方ない。
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