ゴリラと呼ばれるチームが犯罪組織クライムと戦うという話。
前半は一話完結で、クライムの下部組織vsゴリラと言う図式がメイン、後半は戦争編と言うか、クライムが大規模な攻勢を仕掛けてきて、それとゴリラ及び軍が戦って行くと言う話になっています。世界観的には地球人以外の異星人的なものがいくつか存在する世界なものの、一部の要素を除いて後半になるにつれてその設定は空気化。
元ネタはアメリカドラマのスパイ大作戦との事。
メカは大型メカスラングルと小型メカ、及び母艦等から成り立っており、他にはその他的なポジションの大型メカがたまに出てくるときがあるくらい。
大型ロボvs大型ロボ的な展開はその為か余りなく、ある意味国際映画社らしいといえばらしい内容に。
最大の特徴として?OPがかなりゴリラ連呼というかなりカオスなもの、ただしチーム名がゴリラというだけで、本編でのゴリラ要素はチームのロゴ及び名称のみで、ゴリラキャラやゴリラメカは(キャラはそれっぽいのが一応いるが、ゴリラではない)特に出てこない。
後半になると正統派スーパーロボットっぽい歌になり、ゴリラ連呼はなくなってしまう。
国際映画社らしく作画は微妙なれど、音楽はいい感じ。キャラデザは実はあの天野喜孝。
あらすじ
遥か未来、ギャラくスペースと呼ばれる特殊大気圏亜空に人類を始めとする種族は文明を、繁栄の一途をたどっていた。所がその裏ではクライムと呼ばれる国家をも凌ぐ犯罪組織が成長していたのである。
「Dr.マンディ」は地下で成長を続ける犯罪組織、「クライム」の存在に気がつき、それに対抗すためのチーム「ゴリラ」結成を決意する、そしてゴリラメンバーに対して課せられた最後のしれんが、刑務所からの脱獄だった。それを完了させたゴリラは正式にその存在を認められ、クライムと戦っていくことになる。
最初の任務として、クライムの息のかかった大統領が当選しそうな中、下部組織をもコントロールしようとタウンのコンピューターにも手を回そうとするクライムを撃退。その後も各地のクライムとの戦いが続く。
所があるときからクライム内でクライムアーミーの強化等の変化が起き始め、最終的にクライムの軍事部門の司令官フォルクレーザーがクーデターを起こしクライム・ボスを暗殺、さらにクライムの息のかかった大統領も暗殺、今までの犯罪を主とし影からギャラクタウンを操る路線をやめ、大規模な攻勢をかけてきたのだった。ゴリラの活躍によってなんとかクライムを阻止することが出来たが、ゴリラも大損害を受けてしまう。
フォルクレーザーに掌握されクライムとゴリラの戦いは続くのだった、その戦いの中で、フォルクレーザーはクライムが一体何のための組織であったかを知る事になるのだった。
登場メカ
全体的にトレッカーと呼ばれる模様。概ね胴体+足だけの外観で、例えるなら変形しない小ぶりな簡易ガウォークという感じ。
ゴリラ
クライムに対抗するためにドク・マンディが作り上げたスパイ組織。
スラングル
ゴリラの主戦力のロボット。他のメカと比べると基本的に大型で、また腕も付いており戦闘力は高い。この作品内では珍しいアニメ本編では別にゴリラには見えないが、イラストによっては割とゴリラ体型に見えるといえば見える。
エアロマイティ
スラングルのパワーアップメカ。スラングルと合体してハイパースラングルになる
ハイパースラング
エアロマイティと合体して誕生する強化型スラングル。
ゴリランオーキー
ゴリラの大型母艦、登場は中盤以降。
クライム
終始ゴリラと敵対する犯罪組織、ギャラクタウン内部に大きく勢力を伸ばしており、大統領の選挙にも影響を及ぼしている。レベルカンパニーと呼ばれる下の企業組織があり、そこにクライムバトラーと呼ばれる小規模な先頭集団を抱えている。
軍事部門も存在し、フォルクレーザーと言う男が指揮をとっている。中盤にそのフォルクレーザーがクーデターを起こし組織を乗っ取る事になる。兵器はレベルカンパニー製のトレッカー等を使用している。
実は亜空を最初に開拓した古代クライム原人が、後にやってきた人類等によって滅ぼされた時、復讐のために指導者の脳が集まって作られた闇の帝王の計画によって作られた組織である。闇の帝王の計画の意思でクライム原人の子孫であるフォルクレーザーをコントロールしていた。しかし構成員の多くが地球人等によって構成されている様子。
魔人ムーラー
予言にあった魔人、極東地区に出現、連合軍を壊滅させゴリラをも苦戦させた。
帝王の船
闇の帝王のメッセージにあったクライム勝利の鍵らしい。が割とあっさり破壊されてしまい、詳細は不明な部分が多い。
感想等
中盤は結構盛り上がって面白かったです。全体的に国際映画社的なちょっと大人な会話を楽しむアニメという感じもします。ただ終盤はいろんな要素を出して話を引っ張った割に色々未消化(意図的な気がしますが)で終わったあたり少し残念、中盤良かったけど終盤が引っ張った割にあっけない所等ゴーディアンに感覚が近いです。
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