個人的な趣味的な空間

ポリス・ストーリー　レジェンド

監督　ディン・シェン
主演　ジャッキー・チェン
※ネタバレありです

ジャッキーもアクションやらないのかなと思いましたが、
軽めですが、アクションもやってくれてましたね。
どちらかというとストーリーに力を入れたんだと思います。

お店に閉じ込められて、犯人に一人立ち向かうジャッキー。
なんだかダイハードのような展開かと思いましたが、
思ったより早くに、そんな展開もなくなってしまいます。

それでも、途中まではなかなか緊張感もあり、
犯人の動機を探る描写もありでよかったです。
ジャッキーの娘も、実は悪ぶってただけなんて
ベタな展開も好きでした。

ただ、最後のあたりで、犯人の犯行の動機がはっきりした
ところで、なんだかストーリが崩れた気がします。

犯人の動機は、5年前に妹が死んだことの理由を知りたいがために
その時に関わった人をお店にかき集めて、真相を知ろうということだったわけです。
そのためにこんな大掛かりなことをしたのかと思うと、もっと方法あっただろうと
つっこまないわけにはいかいわけです。
関わった人がわかるなら、一人一人に聞けばいいわけで
わざわざ犯罪に手を染めることもなかったのではないでしょうか。

しかも、いざ理由がはっきりしたときに、さらに犯人を追い詰める自体が
まずは、妹は自殺だったということ。
そして、そもそもの原因を作ったのは、犯人自身が妹の交際に反対したため
しかもしかも、実は、その交際相手は、今、自分のところにいる部下でした。
そんな怒涛の展開が最後に待ち受けたわけです。

そんなわけでした、最後には、犯人が自殺を図るわけですが、
（そりゃ、実は妹の死の発端は自分自身でしたみたいな事実をつきつけられたら
死にたくなりますね）
その方法が、電車にひかれるという方法でした。ほんと電車を止めるなんて
迷惑以外の何ものでもないんですが、いったいどこまで迷惑をかければ気が済むのか。
銃で自殺すればいいんじゃないですかね。効率の悪いことが好きなのかもしれません。
さていざ自殺をってところですが、犯人を死なせたくないジャッキーと争った挙句、
さあ、電車にひかれるぞって時に、
実は、立っている位置と違う線路を電車が通っていくという
なんとも間抜けな展開が最後に待っていたのです。

最後の最後は、なんとも残念な展開でしたが、個人的には、そんな面白ストーリーも
好きなので、それなりに楽しめた映画でした。

個人的な点数は　★★★☆☆

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