2023年03月23日
特捜最前線 登場人物コラム「特命課課長・神代警視正」
今週は、ドラマ解説ではなく、ちょっとした小話を書きます。題して「登場人物コラム」。
登場するのは、リーダーである特命課課長の神代警視正です。
神代警視正を演じるのは二谷英明さんで、言うまでもなく特捜最前線の顔です。太陽にほえろなら石原裕次郎さん、西部警察なら渡哲也さんの役どころでもあります。
ただし、リーダー像は裕次郎さんや渡さんとはかなり異なります。二谷さんの神代警視正は、課長という立場をとても強く意識しているのと同時に、組織の序列にも厳格だと思います。
部下である特命課員には、かなり厳しい面があり、文句を言おうものなら「課長命令だ」の一言で退けます。ただ、この言葉は決して、何かを押し付けるために使っているわけではありません。
一見理不尽な命令であっても、実は捜査の突破口を開いたり、窮地を脱したりするきっかけになることが多々あり、だからこそメンバーもブツクサ言いながら従っているのです。
もう一つ、神代課長は「全責任は私が持つ」という言葉もよく口にします。メンバーに全幅の信頼を置き、ミスやトラブルがあったら自分が守るという姿勢を貫いているのです。
神代課長は警視正という警察組織でも上級官僚にあたる立場ですが、決して自己保身に走ることはありません。いざとなれば、泥をかぶる肝の座った人物として描かれています。
神代課長には、冷静沈着であり、順法精神を貫いているというイメージがありますが、時々メンバーが心配するほど、暴走とも言えるような単独行動を起こすことがあります。
代表的なエピソードは、娘の夏子が射殺された「凶弾II・面影に手錠が光る!」。この回の神代課長の常軌を逸した行動はすさまじいものがあり、二谷さんの鬼気迫る演技が光るドラマでした。
私だけの特捜最前線→7「兇弾、凶弾U〜神代課長の娘とその死」
神代課長が理想的な上司かと問われると、私も即答できないのですが、少なくとも神代課長の下で働けば、仕事の厳しさを学び、スキルアップが図れることは間違いないだろうと思います
今回のコラムはここまでといたします。
★最新回までのコラムをまとめています
noteマガジン「私だけの特捜最前線」
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神代警視正を演じるのは二谷英明さんで、言うまでもなく特捜最前線の顔です。太陽にほえろなら石原裕次郎さん、西部警察なら渡哲也さんの役どころでもあります。
ただし、リーダー像は裕次郎さんや渡さんとはかなり異なります。二谷さんの神代警視正は、課長という立場をとても強く意識しているのと同時に、組織の序列にも厳格だと思います。
部下である特命課員には、かなり厳しい面があり、文句を言おうものなら「課長命令だ」の一言で退けます。ただ、この言葉は決して、何かを押し付けるために使っているわけではありません。
一見理不尽な命令であっても、実は捜査の突破口を開いたり、窮地を脱したりするきっかけになることが多々あり、だからこそメンバーもブツクサ言いながら従っているのです。
もう一つ、神代課長は「全責任は私が持つ」という言葉もよく口にします。メンバーに全幅の信頼を置き、ミスやトラブルがあったら自分が守るという姿勢を貫いているのです。
神代課長は警視正という警察組織でも上級官僚にあたる立場ですが、決して自己保身に走ることはありません。いざとなれば、泥をかぶる肝の座った人物として描かれています。
神代課長には、冷静沈着であり、順法精神を貫いているというイメージがありますが、時々メンバーが心配するほど、暴走とも言えるような単独行動を起こすことがあります。
代表的なエピソードは、娘の夏子が射殺された「凶弾II・面影に手錠が光る!」。この回の神代課長の常軌を逸した行動はすさまじいものがあり、二谷さんの鬼気迫る演技が光るドラマでした。
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神代課長が理想的な上司かと問われると、私も即答できないのですが、少なくとも神代課長の下で働けば、仕事の厳しさを学び、スキルアップが図れることは間違いないだろうと思います
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