2019年10月19日
アガベ・アテナータの増やし方(水挿し法)Part2
1.はじめに
アガベ・アテナータの増やし方について,胴切り法のほかに水挿し法を紹介にしたが,今回はその後にアガベ・アテナータのボーチンブルーを水挿しした時の情報である,前回の水挿し法の記事を先に読んでから,こちらを読んだ方がわかりやすいと思う,その時の記事(詳細は→こちら)
2.ボーチンブルーの水挿しを行う
前回,アテナータは,かぎ取った葉を水に挿しておくだけで,根が出て個体が再生できたので,今回アガベ・アテナータのボーチンブルーを胴切りしたときに,かぎ取った葉が出たので,トップの写真のように,水を入れたペットボトル容器に浸しておいた,これを行ったのが8月17日である
前回,水挿しを行ったとき,容器のまわりを覆って暗くした方が根が出やすいのじゃないかという反省事項があったので,今回はペットボトル容器をアルミホイルで覆ってみた,ただこれをやると根が出たかどうか観察がしにくいこととや,水の傷み具合が解らないので,1ヶ月ほどで除去した
3.ボーチンブルーでも根が出た
暑い時期なので2日ごとに水替えを行い,その都度,根が出ていないか観察したのだが,10月10日に3枚のうちの1つに根が出ているのが確認できた(下の写真),ボーチンブルーでも水挿し成功である,ここで前回水挿ししたときに,用土に葉挿ししたカラズストライプがあったことを思い出した
ほかの植物に隠れていたのでそのままほったらかしになってたのだが,これを取り出して見たら,下の写真のように,4枚のうち3枚からは,根がいっぱい出ていた,ただし,根はかなり伸びているにもかかわらず,芽はぜんぜん動いてないようである,用土が無肥料のボラ土だけだったからだろうか
これは葉挿ししたのが5月10日で,取り出したのが10月10日だから,約5ヶ月後の状況である,条件が良ければ,用土へ葉挿ししておくだけで元気よく根が出ることがわかる,芽が出ていないのは,無肥料の用土だったほかにも,他の植物の陰で日当たりが悪かったのも影響してるかもしれない
4.根の出る葉と根の出ない葉の違い
前回の水挿しでは白覆輪の方は3枚の葉から根が出たのに,カラズストライプの方はまったく何も反応が無かったのだが,なんとなく理由が解ったような気がした,この用土に挿したカラズストライプの葉は上の方の比較的新しい若い葉で,水挿しに用いたのは下の方の古い葉だったのである
白覆輪はそういう区別はせずにかぎ取った葉を全部水挿ししたので,上の方の若い葉から根が出たものと思われる,今回のボーチンブルーの水挿しに用いた葉は,下の方の古い葉は台風でひっくり返ったりして,傷みがひどかったので,たまたま上部の若い葉の3枚のみを水挿しに用いたのである
成長して充実した下葉の方が葉挿しには適しているように思っていたのだが,まったくの勘違いであった,具体的には上の写真の矢印で示したような葉が水挿し(用土への葉挿しも含めて)に適していると思われる,動物だって次の世代を生み出すのはより若い個体が有利なのは自然の摂理である
5.肥料のある用土に鉢上げする
ということで,ボーチンブルー1個とカラズストライプ3個を同日(10月10日)に下の写真のようにいつもの用土に鉢上げを行った,また,その5日後にもボーチンブルーの水挿しに,根がほんのちょっと出ているのが確認できたが,あまりに小さかったので,もっと根が伸びてから鉢上げすることにした
ちなみに前回7月1日に鉢上げした白覆輪は10月10日現在で下の写真のような状況である,これを見る限り,水挿しによる個体再生でも,ちゃんと白い覆輪が再現されていることが確認できる,水挿しの場合,胴切り法に比べれば数は望めないが,捨てていた葉を有効活用できる点は評価できるだろう
前々から疑問に思っていた,用土への葉挿しでも水挿しでも,まったく同じ条件で管理してるのにもかかわらず,根がでる葉と根が出ない葉の違いがどこにあるのかという点に関して,前回と今回の状況等を総合的にみると,葉の若さに要因があるといっていいと思う,これは大きな収穫であった
6.おわりに
単に水に浸けておくだけでいいんだから,何も難しいことはない,アテナータの葉をかぎ取るようなことがあったら,特に上の方の若い葉は水に挿しておくことをお勧めする,これまで捨てていたものなので,これで個体が再生できると,ものすごいお得感がある,お試しあれ!
2019年09月30日
ZDR026の後方録画動画をパソコンに保存する方法
1.はじめに
ちょっと前にドライブレコーダーをコムテックのZDR026に買い替えた,画質や機能などに関しては特に不満はないし,使い勝手等もわかりやすく何ら問題は無いのだが,ZDR026という製品,最近,録画された動画をパソコンで再生してみたのだが,ちょっと不便に感じる部分があった
2.動画再生ソフトはダウンロードが必要
前に使ってたケンウッドの製品には,ビュワーソフトのCDが付いていたのだが,このコムテックのZDR026は,そこそこのお値段なのに,CDが付いていない,ビュワーソフトはメーカーのホームページからダウンロードして使うようになってる,このためパソコン初心者にはちょっと敷居が高い
それは少しでも価格を押さえるためだろうと解釈して,このソフトを使ってみたのだが,使い勝手で言えば可もなく不可もなく,一通り必要なことはできるし,普通に録画した動画を見るにはなんの問題もない,いろいろ操作した後に,動画の保存を行って,その保存した動画を再生してみた
3.保存ファイルで後方録画動画が見られない
ダウンロードした専用ソフトを利用すると,前方録画動画と後方録画動画が,下の写真のように同一画面に表示される,後方録画動画を大きく見たかったら,前後の画面は入れ替えることもできる,で,この動画をパソコンに保存して再生すると,前方録画動画しか再生されないのである
えっ,なんで? 専用ソフトで保存するときに,前方録画動画と後方録画動画の選択ボタンとか有るはずだと,いろいろ探し回るが見つけられない,説明書を細かく見てまわっても,そういう後方録画動画を保存するような記述が見つからない,これはいったいどういうことなんだろう
4.後方録画動画は保存できない
ネットでいろいろ検索した結果,後方録画動画は基本的に保存できない仕様というのがわかった,しかしこれは大いなる設計ミスだと思う,そもそも最近ドライブレコーダーがよく売れてる理由は,あおり運転に対応するために購入するという人が増えてる,という内容の報道がいくつもあった
あおり運転はとりあえずは後方からあおるわけで,この後方からあおられている状況の動画が,パソコン等に保存できないというのは,仕様としておかしいと思う,後ろからあおられて怖い思いをした時など,警察等に動画データを示そうにも,後方録画動画が保存できないと,持って行きようが無い
5.警察等にあおり動画が持ち込めない
警察に行って事情を話して,警察のパソコンに専用ソフトをインストールしてもらうという手も考えられないこともないが,通常これは不可能である,公的機関などで使われているパソコン等は,ほとんどの場合,決められたソフト以外のものをインストールするのは基本的に禁止されている
となると専用ソフトを入れた自分のノートパソコン等で持ち込むしかないが,そういうものが準備できない状況では,証拠の動画を示すのは不可能である,この後方録画動画が保存できない問題,けっこう困ってる人も多いようで,あちこちの質問コーナーに,解決策を尋ねる質問が寄せられている
6.それなりの回答や対応策
それなりの回答もあった,隠しファイルだから見れないのでは,とかあったので,隠しファイルを表示する設定に替えても,Windowsでいうところの隠しファイルのようなものは見あたらない,ZDR026本体で作成してる独自の隠しファイルだとすれば,Windows側では対応できないだろう
前方録画動画と後方録画動画は一つのファイルなので,解決方法はメーカーに聞くしかないとか,ほぼお手上げ状態である,あきらめかけてたときに偶然,機種は違うのだが,XMedia Recodeというソフトを利用すればいいという情報を見つけた,ということでZDR026用として紹介したい
7.後方録画動画を分離保存する
まず,XMedia Recodeという動画変換用のフリーソフトを入手する,ソフトはこちらから手に入れることができる→こちら,Win7, Win8, Win8.1, Win10対応で,64bit版や32bit版,ポータブル版が用意されている,自分のパソコンのOSに対応した囲み枠の下の方のDownloadの文字をクリック
なお上記リンクが開けない場合は「XMedia Recode」でググってアクセスするか,あるいは窓の社やベクター等のダウンロードサイトへ行って探せば,すぐに見つけることができるだろう,ちなみに窓の社の「XMedia Recode」の紹介ページは→こちら
私のOSはWindows10の64bit版なので「XMedia Recode(64 bit)Installer」をダウンロードしたのだが,ダウンロードボタンを押せば,ほんの数秒でダウンロードが完了する,ダウンロードフォルダーを開いて「XMediaRecode3478_x64_setup.exe」をクリックしてインストールする
インストール時に最初に言語選択の画面が出てくるが,デフォルトは「English」になっている,ここは「Japanese」の選択肢は無いので「English」のままでインストールを行えばいい,どこかで日本語の環境を判断するのか,ちゃんと日本語版がインストールされる,頭のいいインストーラーである
8.XMedia Recodeを起動する
インストール時にデスクトップにアイコンを作成するを選択していたので,映像フィルムのようなアイコンをクリックしてソフトを起動する,とりあえずファイルを読み込まなくてはいけないが,MicroSDカードを開くと下の画面になる,通常の走行動画は「NORMAL」に保存されている
他のフォルダもGSENSORとか,MANUALとかの名前なので,何が保存されているがすぐにわかるだろう,ファイルを開く際は,ファイル表示を詳細にしていたほうが探しやすい,なお動画は30秒の動画で数が非常に多い,事前に専用ソフトで再生して目的の動画の撮影日時を確認しておいた方がいい
9.実際のファイルの読み込みから変換まで
まずはじめに,左上の「ファイルを開く」から目的のファイルをクリックすると,下の方の赤線の部分に読み込まれる,読み込まれたファイルの行をクリックして青反転して確定しておこう,さらに下の赤線部分を指定する,プロファイルは,特にこだわりが無ければ「YouTube」を選べばいい
その下は形式という項目なのだが,FULL HDで録画してる場合は「YouTube 1920×1080 FULLHD(mp4)」に切り替えておこう,ファイル拡張子は「mp4」のままでいい,次にタブを下の画像の左上の赤線部分の「映像」に切り替え,インポートと出力の部分の設定を行う
ストリームの1行目が前方録画動画,2行目が後方録画動画である,デフォルトで前方動画が出力側に記載されてるが,これは右端の×マークで消しておく,後方録画動画のストリーム,2行目の「2..MPEG-4AVC・・・」を選択する,また下の段にあるモードの設定を「コピー」に変更しておく
その後,中央にある三角矢印ボタンをクリックして,2行目の「2..MPEG-4AVC・・・」を出力側にコピーする,ここまで来たら,上部の「リストに追加」ボタンを押す,タブを「リスト」に切り替えると画面が下の図に切り替わるので,設定項目等を確認して,「エンコード」アイコンをクリック
30秒の後方録画動画1個のコピーだけなら作業時間は非常に短い,ほんの2〜3秒とあっけないくらい簡単に処理が終了する,これで晴れて後方録画動画の分離保存ができたわけである,なお,ファイルの保存先はデフォルトはPC-ビデオだが,ソフト起動画面の最下段で任意に指定可能である
10.おわりに
文章で読むと難しく感じるかもしれないが,基本的にシンプルなソフトだし,元ファイルをダウンロードして解凍・インストールができるような人なら,2〜3回使えばすぐに使いこなせるソフトだと思う,また作業手順なども,必ずしもここで示したような方法や順番にこだわらなくてもいい
このXMedia Recodeというソフト,容量は小さいソフトなのだが,パソコンの環境によってはちょっと動きが重くなるときがある,そのため2回クリックしてしまったりすることがある,しかし,こんな便利なソフトが無料で,しかもデフォルトで日本語対応してるとか,すばらしいソフトである
2019年09月19日
A8.netのFan Blogにおけるads.txt ファイルの設置
1.はじめに
かなり前からグーグルから「要注意 - 収益に重大な影響が出ないよう,ads.txt ファイルの問題を修正してください。」のお知らせが来ていたのだが,修正方法を見ると「ads.txt ファイルをダウンロードして、次の各サイトのルートレベルのドメインにアップロードしてください。」との記載がある
2.無料ブログは対応できない
私が利用してるのはA8.netが無料で提供してる,Fan Blogである,ルートレベルのドメインにアップなんて対応のしようがない,ネットで調べたら,ads.txt ファイルを設置してなくても特に問題は無いみたいなので,ほったらかしていたのだが,今日(9/19)ブログ管理ページのお知らせに気づいた
タイトルが「【続報】ads.txtファイル設置について(09/12)」で,内容は,Fan Blogにおいてもads.txtへ対応するので,その前に(具体的には9/30までに),自分のブログのads.txtを入手して,該当する箇所に記入しなさいと言うお知らせである,続報とあるから2回目のお知らせなのだろう
3.グーグルでads.txtをダウンロードする
「要注意 - 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください」が表示されている囲みの右端にある「今すぐ修正」のリンクをたどる,そこを開くと「1つのサイトで使用する ads.txt ファイルを作成する」という囲み部分の下の方に「ダウンロード」ボタンがある
これをクリックして「ファイルを保存する」を選択して,ファイルをダウンロードする,小さなテキストファイルなので,ほんの一瞬でダウンロードできる,ダウンロードフォルダーを覗くと「ads.txt」というテキストドキュメントがあるから,メモ帳等でファイルを開く
4.Fan blogにads.txtを記入する
すると「google.com, pub-******」というテキスト行があるので,これをコピーしておく,なお******の部分は,数字や英文字の羅列で該当ブログの識別コードだと思われる,その後Fan Blogに戻って,設定→ブログ設定と進んで「ads.txt入力」の部分にさきほどコピーしたものを貼り付ける
この作業を9/30までにやっておけば,あとはA8.netの方で「ファンブログにおいても ads.txt を設置する予定です」とのことなので,待っておけばいいと言うことだろう,こういうのって,広告の透明性を高めたり広告詐欺を減らすための仕組みらしいが,素人にはなにがなにやら・・・
5.おわりに
最初,このお知らせが現れた時「要注意」とか「問題を今すぐ修正してください」とか,注意というよりほとんど警告のような内容なので,これを見るたび心穏やかでは居られなかったが,これでなんとか回避できるようになる訳である,ブログの管理画面のお知らせにもっと早く気づくべきだった
6.追加情報
今日(10/3)にグーグル・アドセンスの自分のホームページ開いたら,例の「要注意 - 収益に重大な影響が・・・」の文章が表示されなくなっていた,FanBlogの管理ページにも「ads.txtファイル公開のお知らせ(09/30)」というお知らせが有り,対応完了したようである
ドライブレコーダーのリアカメラの効果について
1.はじめに
使っているドライブレコーダーが,前方録画のみの機種だったので,最近増えてる後方からのあおり運転等に対応できるように,リアカメラ付きで後方録画もできる機種に買い替えた,このリアカメラがあることで,後続車がどういう反応をするのか,感じたことをちょっとまとめてみた
2.リアカメラは効果抜群
購入した機種はコムテックのZDR-026という機種である,コムテックはほかにもZDR-015というリアカメラ付きの機種も販売してるが,新しい方がいいだろうということでZDR-026を選択した,同機種の機能や使い勝手などに関しては,多くのレビュー等があるので,ここでは割愛することにする
リアカメラの有無がどれくらい効果があるかについてであるが,結論から先に言えば,リアカメラは効果絶大である,ちょっと車間を詰めて走ってた後続車が,赤信号で止まった時に,リアカメラに気づくのだろう,その後は車間距離をかなり開けて追走するようになる,ほとんどの車がそうなる
3.リアカメラに対する反応
次に赤信号で止まったら,その後続車はかなり車間を開けて止まるようになる,そりゃそうだろう,最近のドライブレコーダーのカメラは性能がいいから,後続車の運転手や助手席の同乗者の顔までしっかり記録される,勝手に自分や同乗者を動画で撮影されるのは,気分的にも敬遠されるんだろう
<後方カメラの装着状態>
それに,後続車の運転手が「前を走ってる車は後方も録画してるが,大して接近もしてないのに,勘違いされて,後続車にあおられたと,動画をネットにアップされたり,警察に動画提出なんかされたらたまったもんじゃない」と考えるドライバーもいるだろう,触らぬ神にたたりなしである
4.あおらせ運転には注意
話がちょっとそれるが「あおらせ運転」という,わざと後続車がいらつくような走行をして,後ろでいらついている車の様子を撮影する,その動画を悪意をもって編集し,動画サイト等にアップするという,まことに悪質というか幼稚というか,そういう連中も存在するらしいから注意が必要である
リアカメラが付いていて,後方録画してる車で,妙にゆっくり走ったりするような車は気を付けた方がいいが,田舎にいくと年式の古いセダンなんかが,時速35kmくらいでのんびりと走ってたりする,こういう場合は,ほとんど高齢ドライバーが車を電動車いす代わりに運転してると思った方がいい
5.リアカメラの効果が無い場合
ということで,ドライブレコーダーのリアカメラは,車間距離を詰めてくるような後続車にはかなり有効ということが解った,ただ,真性のDQNドライバーは,そういうのはまったく意に介さないだろうから,そういう車に遭遇したら,安全な場所でさっさと先に譲ってしまったほうがいい
そういう輩に対して,「交通法規的に私が正しい,あなたの行動は間違ってる」などという正義を振りかざしてはいけない,そもそもあおり運転するような人間は,基本的に順法精神なんてハナから無いんだから,法を振りかざしても意味が無い,先に行かせて難を逃れる措置を優先するべし
6.ダミーのリアカメラもある
効果があるとは言ってもリアカメラ付いた機種はそれなりのお値段がするので,すぐには購入できない,また買い替えられないという人も多いだろう,こういう場合の対処法として,とりあえず下の写真のような,ダミーのリアカメラが販売されている,価格も2,000円前後とリーズナブルである
しかもこの手のダミーカメラは赤や青のLEDが付いていて,常時点灯とかいかにも録画してます的な点滅動作する製品まである,この点滅LEDが付いた製品なんて,本物のリアカメラより存在感をアピールできる訳で,たぶん本物より後続車への「録画してるぞ」の効果は高いのではないだろうか
7.後方録画機能について
購入したコムテックのZDR-026という機種は,リアカメラが分離した製品である,こういうリアカメラ分離型は後方の状況もしっかり録画できるのは確かだが,取り付けがちょっと面倒である,車いじりに慣れた人ならなんてことはないだろうが,そうでもない人は手こずるかもしれない
そういう人はフロントガラスに装着して前方カメラと室内を通して後方を撮影するカメラが一体化した製品もあるので,そちらを装着して,後方には前述のダミーカメラを装着するというのもありかもしれない,ただしこういう前後カメラ一体型の後方録画機能は,おまけ程度と思った方がいい
8.おわりに
「後方録画中」とか「インターネット LIVE配信中」等のステッカーもあるようだが,録画アピールのLED点滅に,この手のステッカーまで貼ってしまうと,逆に「それがどうした,俺の運転に文句あるのか?」と,逆ギレされて絡まれる恐れもあるので,あまりに挑発的なことは止めた方がいい
片側1車線の最高速度70km/h制限の自動車線専用道路を,流れに乗って80km/hくらいで走っていても「オラオラ,もっと速度あげろ〜」なんて感じで迫ってくる輩がいることも確かである,いまからドライブレコーダーを購入しようという人は,絶対にリアカメラが付いた機種の購入をお勧めする
2019年09月15日
ドライブレコーダーの接着用両面テープを剥がす方法
1.はじめに
使ってるドライブレコーダーは,前方録画だけだし,少々古くなってきたので,後方も録画できる最新の製品に交換することにした,とりあえず付いてるものを外さなきゃいけないのだが,このドライブレコーダーの本体を固定してるステーの部分の両面テープが,もう超絶剥がれにくいのである
2.非常に頑固な両面テープ
とりあえず手で引っ張ってみるが,びくともしない,少々のことで剥がれるようなシロモノでは無いようである,取り外す品物が不要なものなら,強引にやるのもありだが,ちょっと古いとはいえ機能的には問題が無いので,オークションに出すなり活用方法があるだろうから壊さないで外したい
ドライバーなどでこじるとガラスにキズが付きそうだし,薄手のスクレイバーもあるのだが,これも金属製なので使えそうもない,プライヤーレンチでステーをこじってみようかとも思ったが,とにかくステーを手で揺すってみた感じでは,物理的な方法で(力任せで)剥がすのは不可能なようである
3.DIY精神で両面テープ剥がしに挑戦
悩まずにイエローハットとかオートバックス等の,それなりのショップに駆け込めばどうとでもなるんだろうが,ここはDIY精神でいくことにして,自宅にある物で何とかならないかと,思いを巡らすというか,その手の資材等を置いてる納屋みたいなコーナーや自室の工具棚等を覗いてまわる
見つけたもので使えそうなシロモノが,3M(スリーエム)製の「のり取りクリーナー」,「6号の釣り用テグス」,「無水エタノール(エタノール99.5%)」の3点,これでなんとかならないか,フロントガラスに強力に張り付いてる,ドライブレコーダー用ステーの両面テープ除去に挑戦してみた
4.両面テープ剥がしの実際の作業
こののり取りクリーナーをステーを少しこじってちょっと隙間を空けてスプレーする,スプレーの液が浸透した頃にステーとガラス面の隙間にテグスを通して左右にゴシゴシこする,またのり取りクリーナーをスプレーしてからテグスでゴシゴシの作業を繰り返す,これをステーが剥がれるまで繰り返す
この方法でドライブレコーダーを固定するステーの部分をガラスを傷つけることなく,剥がすことができた,要するにのり取りクリーナーで接着剤を軟化・分解して,テグスでかぎ取ったと言うことになるだろう,ということでテグスよりたこ糸のようなねじりのある糸がいいかもしれない
5.両面テープ剥がし作業終了後
この後,前に付いていたのりの成分を綺麗に除去するためと作業時についた手などの脂分を除いて,新しいドライブレコーダーのステーがうまく固定できるように,周辺を無水エタノールで綺麗に拭いておいた,たまたま無水エタノールがあったから使ったが,薄めた中性洗剤なんかでもいいと思う
ほかにもクリーナー液が垂れたときのために,ダッシュボードには新聞紙を敷いておいた方がいい,また余分に吹いたクリナー液を拭き取るためのティシュペーパーやウェスも準備しておこう,テグスでゴシゴシ作業をやると。テグスが手に食い込んで痛いので軍手をして作業したほうがいい
6.作業を終えてからの感想
このドライブレコーダー等の接着に使われている,強力な両面テープはいずれのメーカーも3M製の両面テープが多いのだが,今回使った,たまたま自宅にあった,のり取りクリーナーが3M製だったのは偶然なのだが,相性が良かったのだろうか,意外と簡単に綺麗に剥がすことができた
この手ののりはがし材は,テープはがしとかのりはがしとかいろいろな種類が出てて,容量が少なく価格も安い製品もイロイロ販売されている,ホームセンター等の該当するコーナーに行くとけっこう迷ってしまうくらい種類があるが,ニチバンや3Mの製品ならどれを選んでも大丈夫だろう
7.おわりに
この作業はたぶん冬とか気温の低いときより,気温の高い時期の方が接着剤が柔らかくなっているから,作業はスムーズに行えると思う,またスプレーのガスには芳香剤が添加されてる物があるが,けっこうにおいがきついので作業時は,ドアや窓はなるべく開けて作業した方がいい
2019年09月04日
オークションの「送料無料」は入札増に効果があるか?
1.はじめに
オークション(ヤフオク)をやってるのだが,最近は発送方法に関しては,ほとんどゆうパック(おてがる版)を利用している,出品物のサイズが100サイズとか120サイズとか大きい物は,送料がかなり高くなってしまうので,多少送料が安くなる送料出品者負担の出品を試してみた
2.送料無料での出品
私の例だが,送料は落札者負担で,開始価格500円で出品すれば,だいたいいつも3,000円前後で落札される商品がある,梱包サイズは120サイズの場合,東京から大阪に送るとして,おてがる版の通常送料は1,390円かかる,これが出品者負担の送料は1,000円となり,ちょとだけ安くなる
普通に考えれば送料無料なら落札者は送料を390円得することになる,ということで通常は500円の開始価格にするところを,出品者負担の場合の送料1,000円を上乗せして,開始価格を1,500円で出品してみた,実質的な商品価格は,同じ500円なのだが,これが落札者には嫌われてしまう
3.送料無料の認識
オークションやってる人は,よほどの変人でも無い限り,目的の品を安く手に入れたいという人がほとんどだろう,商品を検索したら,価格順でソートして安い出品物から見ていく,この段階で500円なら見てもらえるんだろうが,1,500円ではアクセス自体してもらえない可能性がある
実際によくわかるのがウォッチの数である,私の場合,訪問者の約10%がウォッチに入れてくれるのだが,送料込みの1,500円にすると,極端にウオッチ登録が少なくなるのである,ほとんど半分以下まで落ちてしまう,1,500円という表示価格を見て,単に「高い!」と敬遠されるのだろう
4.送料無料の勘違い
目の前に示された数字,つまり500円という価格と,送料込みの価格1,500円を比べると,落札者は500円の方は,後で1,390円の送料を加えることになるわけで,送料込みの1,500円の方が価格的にはお得なのだが,訪問者には,そのような細かな価格構成が見えていないのである
つまり1,500円という価格がその商品の価格と認識されてしまうのである,そういう風に認識してるから,500円の送料別の方が入札されやすくなる,この場合商品価格はあくまでも500円で,その後必要になる送料は商品価格とは別の,商品を手に入れるための必要経費と認識されてるのである
とにかく入札しようとしてる人にとっては,目の前に見えている価格が商品の価格なのである。じゃ送料無料で開始価格を500円にすればいいじゃないかという意見が出そうだが,これは,例えばたまたま競合がおきなくて1,000円で落札された場合,出品者は何も利益が無い状態になってしまう
5.送料無料は入札増に繋がらない
この送料無料の出品と,普通に送料を落札者が払う出品を,いくつかの商品や価格帯の違う商品で試してみたが,私の扱う商品の範囲では,一部の例外を除いて,送料無料が特に有利に作用するようなことはなかった,ウオッチ数が減ることから見れば,逆効果になっている場合も考えられる
ということで,今後は原則としてだが,送料無料の出品はやめることにした,送料が少々安くなるから,落札者のためによかれと思って送料無料で出品しても,私の出品物の範疇ではあるが,入札参加者の増加や落札価格の向上には,あまり大きな効果はないという結論に達した
6.送料無料が有利な場合もある
植物の種をオークションで手に入れることも多いが,このような商品は「送料込み」が絶対的に有利である,軽い品物だし,第4種郵便を使えば送料は極めて安いので,送料を負担しても出品者にとってはさほど負担にならない,こういう商品は送料無料でないものは逆に見向きもされないだろう
この送料無料の効果に関しては,出品物の種類や競合する出品物の数や,またその商品の人気度合いや希少性などにも影響されるだろうから,ものによりけりで一概に「効果有り」とか「効果無し」と断定できない面があることは確かだが,絶対的に有利な設定では無いということだろう
7.おわりに
まあ,なにが正解ってのは意外と難しい,というか,それが解れば苦労は無いわけで,正解なんてはじめから無いと思ってた方が良いのかもしれない,先週,多人数で競りあって,5,200円で落札された商品と同じ物が,今週は710円だったりするのがオークションの世界である(←私の実例です)
2019年08月25日
アガベ・アテナータの増やし方(水挿し法)
1.はじめに
前々回アガベ・アテナータの斑入り種の胴切りに関する記事を紹介したが(詳細は→こちら),これをやると,当然だが,かぎ取った葉がたくさん出てしまう,この葉をそのまま捨ててしまうのは,もったいないと思い,これまでやってきた用土への葉挿しではなく,今回は水挿しに挑戦してみた
2.水挿しを行う(5月10日)
方法は簡単,かぎ取った葉を綺麗な水に葉の基部を浸しておくだけである,水挿しの容器として2リットルのペットボトルを半分にカットした物を利用した,この容器に3cmほど水道水をいれて,かぎ取った葉を入れておくだけ,なお葉に付いている土ホコリ等の汚れは事前に綺麗に洗い流しておいた
上の写真が実際の水挿しの状況である,左が白覆輪,右がカラズ・ストライプである,これを東側の窓辺に置いて,随時ブラインドの角度を調節して,直射日光は当たらないようにしながら,なるべく明るい環境で管理した,気温が高い時期なので,水が腐らないように3日に1度は水を入れ替えた
3.根が出た(6月30日)
水を入れ替えるたびに何か変化がないか確認したのだが,ペットボトルは全部が透明なので,この確認作業には便利であった,水挿しを行ってから51日目に,容器の底をよくよく見たら白覆輪の方に根の出ている葉が確認できた,しかも2本も出てる,感動である,下がその実際の写真である
植物は基本的に明るい方へ芽を伸ばし,暗い方へ根を伸ばす性質があるのだが,この水挿しを行う場合,葉の上部は明るく,水に挿してる部分は,多少観察がしにくくなるがアルミホイルで覆うなどして暗くしたら,もっとスムーズに根が出てくれたのかもと,後で思ったが,いわゆる後の祭り
4.鉢上げする(7月1日)
根を傷めないように注意しながら4号鉢に鉢上げしたのが下の写真である,葉挿しを行った時のように,葉の上部をカットしてないので,そのままでは後ろにひっくり返ってしまうので,針金で支えている,用土は観葉植物用とサボテン用の用土を半々に混ぜた,いつもの鉢上げ用土である
根が出たんだから芽も出るだろうとかなり期待しながら,しばらく様子を見ることにしたのだが,気温が高く日差しも強い時期なので,置き場所や水管理に結構気をつかう,午前中少しばかり日が当たる場所において,水に関しては,他の鉢などとは別に,状況をみながら細やかに水かけした
5.芽が見えた(8月14日)
台風等の対応で植物を屋内に避難したり,ネットで囲ったりしてて気づかなかったが,よくよくみたら下の写真のように用土から芽が顔を出してる,お〜やったぁ,水挿しでの個体再生に成功である,本来なら捨てる葉なのだが,水に浸けておくだけで個体が再生できるなら極めて楽チンである
ドラセナなど挿し木で簡単に個体を再生できるような植物は,枝などを水につけておくだけでも,根が出てくるものが多い,ただこの場合は節があるから,そこから根を出すのだろうが,今回のような葉だけの場合はやや状況が違う,それにしても根が出る葉と出ない葉の違いがよくわからない
6.そのほかに2枚から根が出た
6月30日に最初の根がでた後も,白覆輪の方はあと2つの葉から根が出てきたので,同様に鉢上げしておいたら,こちらもちゃんと芽が出てきた,白覆輪は最初に水挿しした葉は8枚だったから,3/8,つまり約38%の成功率ということになる,用土への葉挿しと比べると成功率は高いと言えよう
用土への葉挿しの場合は,天気の状況にもよりけりだが,たまに水のかけ忘れとかで,鉢の用土を乾燥させてしまうことがある,この点,水挿しはそういう心配が無いので管理が簡単である,アテナータの場合,かぎ取った葉がたくさん出たら,捨てるくらいならとりあえず水挿ししておけばいい
7.おわりに
アテナータはかぎ取った葉を水に挿しておくだけでも,状況次第だが個体が再生できることがわかった,ただ,この状況次第の「状況」がなんなのかがよくわからない,この点がはがゆいところである,今回成功したのは白覆輪だけで,カラズストライプの方は,まったくなんの反応も無かった
なぜカラズ・ストライプは,根が出ないのか,前々回の胴切りでの芽の出方を見ていると,カラズ・ストライプの方が株としての勢いは強いのに,この辺がどうもよくわからない,その後8月25日まで様子を見たが,特に変化は無かったので,同日でこの水挿しチャレンジは終了ということにした
8.関連記事
◆アガベ・アテナータの増やし方(水挿し法)Part2(詳細は→こちら)