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2019年08月14日

アガベ・アテナータの増やし方(胴切り法)Part2

アガベ・アテナータの増やし方・増殖法(胴切り法) (1).jpg

1.はじめに
 以前,アガベ・アテナータの初緑を用いて,数を増やす方法として胴切り法を紹介したが(詳細は→こちら),今回は同じアテナータの斑入り種を用いて胴切り法に挑戦してみた,具体的には上の写真の左の白覆輪と右のカラズ・ストライプの2種である,この元株は小株を2年ほど養成した株である


2.前回斑入り種の胴切りは大失敗した
 アガベ・アテナータの初緑で胴切り法を紹介した時にも書いたが,このアテナータの斑入りの2種については,秋にこの作業を行って大失敗している,かなりの高額で購入した子苗を大事に育てて,ようやく胴切りできるような大きさになってから行ったんだが,失敗したため大損害であった

 大事なことなので,再度記載しておく,「アテナータの胴切りは,夏の間に大きく株が成長し,株が充実した秋に行うのが良い」,というネットの情報を信じて秋に行ったのだが,この情報は間違いである,アテナータの胴切りは,春〜初夏の木々が芽を吹く「目に青葉」の時期が最適と覚えておこう


3.胴切りを行う(5月10日)
 今回,改めて斑入り種の胴切りを行ったわけだが,具体的な切り方の要領や注意点は,初緑の記事で紹介してるので,そちらを参考にして頂きたい,実際に胴切りした状態が下の写真である,左が白覆輪,右がカラズ・ストライプである,カラズ・ストライプの方が若干株が大きめである 

アガベ・アテナータの増やし方・増殖法(胴切り法) (2).jpg

 今回も最初は切り口に保護剤等は何も使用しなかったのだが,カラズ・ストライプの方が鉢土の水分状態が多かったのだろうか,いつまで経っても切り口が乾かずジュクジュクした状態で,このままではまずい状況になりそうだったので,カルスメイトという切り口保護剤を塗って対処した


4.カットした上部は挿し木
 カットした上部は前回も書いたが,余分な葉を除去して挿し木しておけば株が再生できる,これまで用土は,挿し木や種まき用のものを使用してたのだが,この手の用土は多少肥料分あったり,あるいは保水性よすぎるからかもしれないが,発根する前に株元が腐ってしまうことがあった

アガベ・アテナータの増やし方・増殖法(胴切り法) (3).jpg

 ということで最近は上記の写真のように肥料成分などは一切含んでいない,ボラ土の細粒を使用するようにしている,またイロイロやってるうちに気づいたんだが,切り取ってすぐに挿し木するより,カットした上部は,葉を除去してから1日程度日陰で切り口を乾燥さしてから挿し木した方がいい


5.胴切り後1ヶ月(6月11日)の状況
 1ヶ月後の状況が下の写真である,白覆輪の方は8個ほど小さな子株が吹いてるのだが,カラズ・ストライプの方は,ようやく芽が動き出したばかりである,元々の株はカラズ・ストライプの方が若干大きいし,鉢も白覆輪は5号鉢だが,カラズ・ストライプは6号鉢なので,これはちょっと意外だった 

アガベ・アテナータの増やし方・増殖法(胴切り法) (4).jpg

 一般的に斑入り種など,基本種から変異したバリエーションは,生物学的な活性は低くなってる場合が多い,斑入りで葉色が淡くなったり白くなれば,それだけ同面積の正常葉にくらべ葉緑素が少なくなるわけで,基本的に同化量は少なくなり,生育的には劣ってしまうのは必然とも言える


6.胴切り後2ヶ月後(7月10日)の状況
 ということで2ヶ月経ってみたら,あら不思議,カラズ・ストライプは,アテナータの基本種からかなり変異したもので生物学的には弱いんだろうと思っていたのだが,2ヶ月経過した株を比べた下の写真を見てもらえば一目瞭然,これはもう明らかにカラズ・ストライプの圧勝である

アガベ・アテナータの増やし方・増殖法(胴切り法) (5).jpg

 子株の数を数えたら白覆輪の方は10個,カラズ・ストライプの方は,なんと14個である,圧倒的な差である,出だしは遅かったが,もともと株が若干大きかったし,鉢も一回り大きかったので,潜在能力が高かったということなのかもしれない,この点に関しては私の認識ミスであった


7.胴切り後3ヶ月後(8月7日)の状況
 さらに1ヶ月経過した状況が下の写真である,かなり子株が混雑しているが,これまでは大ききくなった子株から順次かぎ取って挿し木していたのだが,今回はそのままの状況でどう成長していくのか,ちょっと様子を見たかったので,子株を外さないでそのままにしておいて様子を見てみた

アガベ・アテナータの増やし方・増殖法(胴切り法) (6).jpg

 ここで詳細に子株の数を調べたら白覆輪が11個,カラズ・ストライプが17個であった,多少元株が大きかったとはいえ,数的にもカラズ・ストライプの圧勝である,胴切りを行う場合,元の株はそこそこの大きい株を準備した方が,数を増やすという面では圧倒的に有利と考えた方が良さそうである


8.子株の挿し木を行う
 3ヶ月を過ぎると大きな子株は,株元に小さな根のような突起が出ているものもある,挿し木の作業に慣れてないとかで不安がある場合は,少々時間がかかるが,親株に付いたまま子株がある程度の大きさになるまで待ってから挿し木を行った方が,成功率は高くなるだろう

アガベ・アテナータの増やし方・増殖法(胴切り法) (7).jpg
 
 実際の挿し木を行った様子が上の写真である,このような子株を挿し木するような場合,黒いポリポットを使う場合が多いのだが,希少性の高い植物などの場合,とにかく失敗は避けたいだろうから,ちゃんとした鉢を準備して,水はけが良いように鉢底石も入れて挿し木したほうがいい

 ポリポットの場合,鉢底には水があるのに表面は乾燥するので,どんどん水かけしてしまい過湿で株を腐らしてしまうことがある,また特に夏場は黒のポリポットは鉢の温度が上がりやすいという点もマイナス要因である,なお用土は腐敗防止剤等が入った挿し木等の専用用土を利用するのが無難


9.おわりに
 前回,胴切りは秋に行った方が良いという情報を信じて,高額で購入した大事な株をダメにしてしまったのだが,今回のアテナータ斑入り種の胴切りチャレンジは,成功したといっていいだろう,ということで,アテナータは斑入り種でも,胴切り法で子株を簡単に数多く得られることが解った
 
 以前,アテナータの数を増やそうと何度も葉挿しに挑戦したんだが,単に数を増やすということならば,効率性で言えばこの胴切り法が一番と言えよう,胴切りができるまでの大きさに育てるのが少々時間がかかるが,アテナータは比較的成長が早いアガベなので,特に問題にはならないだろう


10.関連記事
 アガベ・アテナータの増やし方(水挿し法)(詳細は→こちら)


11.追加情報
P1100273.jpg

 昨年8月に鉢上げしたものが,葉の展開幅が10〜15cmくらいになったので,4月10日に枯れた葉や冬の低温で傷んだ葉などを除去して4.5号鉢に植え替えを行った,上の画像がその状況である(撮影は4/28),ここまでに途中でダメになった株は全く無かったので,だいぶ数を増やすことができた



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