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2015年02月15日

読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)

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★★★★☆

早速、この本に書かれていた通り、「要約」+「コメント」という形式で気負わずレビューしてみようと思う。
要約

読書経験を机上の空論のために使うのではなく実際に効率的に生かすための、技や考え方について書かれている。
それらは、本の選び方から、本の読み方、そしてアウトプットのやり方、そしてこれらの実践による様々な効能についてである。
また、著者おすすめの本に対する著者自身による紹介文も載っている。そこでは、それらの本の内容の重要ポイントが分かりやすくまとめられているので、あたかもそれらの本を読んだ気分になれる。
コメント

読んでよかった本 色々学べたと同時に、共感もできた。

濃い内容&頭にすんなり入ってくる文章だったので、すいすい読めた。
同時に、読書マニアな感じの著者の読書愛がこっちにも伝わってきて、ワクワクしながら読めた。

この本に書かれていることをできるだけ実践してみたいと思えた。
もっと色々な本を読みたいとも思えた。
早速、読みながらこの本に単色マーカーを引いてみた。電子書籍版のマーカーだけど。読後に、マーカー部だけはもう一度読み直してみた。

また、「読書」の中で私が今まで懐疑的だったいくつかの事柄に対する著者の見解もあり、自分だけがそう感じていたんじゃないと分かり、読んですっきりした。
具体的には、いわゆる「速読」への見解や、意訳が甘い翻訳本や小難しい本に対する見解である。

そして、全般的に信頼できた。そう感じたのは、著者が膨大な読書経験の持ち主で、かつ論理的かつ初心者にも分かりやすい文章を書ける人だからだろう。

ただ、ここで指南されている内容の中には、普通の読者にとってはかなり厳しそうなこともある。
それは、読書量と読書への投資額。本を買うのに月に何万かけていた経験や、読みまくる経験というのは、読書の観点からすると理想的なのかもしれないが、多くの人にとって実践するのはかなりきつい。
読書を生業にしてる人や組織全体のリーダークラスや多分コンサルみたいな人にとってはいいのかもしれないが、それ以外の多くの職種の人にとっては、いわゆるアウトプットにより生活を効率化させることができたとしても、読書だけにそこまで入れ込むのは難しいと思う。
しかしながら、頭を使って働く人がより増えていく時代なので、誰もが目指すべき方向性ではあると思う。

あと、「99%」というのも大げさで、実際には「アウトプット」の前の段階、つまり本選び〜読み方のフェーズについても、色々と重要な要素が指南されている。


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