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2017年05月29日

もしアドラーが上司だったら

もしアドラーが上司だったら

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★★★★☆
本の概要

もしも、アドラー心理学のアドラーが上司だったら日頃どんなアドバイスをくれるのか?というのを物語形式で展開している。
主人公は30歳くらいの営業マン。色んなパッとしない気分を抱えている。
ある日のランニング中に偶然、アドラー心理学を体現する男、ドラさんと出会う。彼は主人公の所属する課の課長となるべく海外から戻ってきたという。つまり、ドラさんは主人公の上司だったのだ。
ドラさんからの様々なアドバイスは、主人公を元気付け、ときに悩ませ、しかしその度に彼を飛躍的に成長させていく。
感想など

泣ける。アドラー心理学というのを抜きにして普通のドラマとして読んでも泣ける。
ドラえもんとのびたを彷彿とさせるようなキャラの組み合わせがグッド。
文体は、たまたま以前読んだことがある『仕事は楽しいかね?』の日本語みたいな優しい感じ。なので、ドラさんの言いたいことが頭にすーっと入ってきた。

読んだら色々なことを学べたけど、まず序盤の大きな収穫は、「機能価値」と「存在価値」の違いについてのことだった。
で、最後まで読み終わったら気持ちが少し楽になり、自分が他人に対してこれまでしてしまっていたであろうイケてない態度や発言も、けっこう反省することできた。

折りに触れて読み返したくなろうだろうな
あとは実際に上司がドラさんのような人だったらどんなにいいだろう・・と思ってしまうのだが、それは自分の課題ではなく他人の課題なので、考えても仕方がないということ。

アドラー関係の別の本

嫌いな上司に怯えない禁断の教え アドラー心理学


タグ:アドラー

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