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2024年11月16日

11月、東京下町で七五三を祝う 西新井大師の魅力を知ろう

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東京都足立区に位置する西新井大師(正式名称:總持寺大師堂)は、東京都内でも有名な寺院のひとつ。

平安時代末期に創建されたとされており、長い歴史と伝統を誇ります。

特に厄除け、安産、子供の成長祈願にご利益があるとされ、外国からのお客様を含め多くの観光客が訪れる場所です。また、東京の下町の風情を色濃く残し、近隣住民にとっては心の拠り所となっています。

西新井大師の来歴

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西新井大師は、平安時代末期の1160年(永暦元年)に、僧・良弁によって開創されました。

現代でいう「厄除けのご利益」を求めて多くの人々が訪れました。

寺の象徴となる「大師堂(だいしどう)」には、弘法大師(空海)の像が祀られており、信仰の対象としても深い意味を持っています。特に弘法大師は、学問や健康、商売繁盛など広範囲なご利益があるとされるため、その信仰は今なお多くの人々に支持されています。

西新井大師は、明治時代の神仏分離令や戦後の復興を経て、現在の姿に至りますが、地元民からは「大師様」と呼ばれ親しまれています。寺院内の境内は四季折々の花が咲き、参拝者に癒しのひとときを提供しています。



西新井大師の参道の魅力

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セブンイレブンも地味仕様!

西新井大師の参道は、駅から徒歩数分の距離に広がり、参拝を待つ人々の足音が響きます。参道には多くの店舗が並んでおり、特に土産物や縁起物を扱った店が並ぶのが特徴です。

通りの両側には、昔ながらの和菓子屋やお守り、だるまなど開運グッズを売る店が立ち並び、参道を歩くだけでも十分に楽しむことができます。特に人気のあるお土産は、「大師巻き」というお菓子で、弘法大師様に見立て、揚げた煎餅を海苔で包んだ米菓です。

また、参道の途中には、境内へと続く大きな門があり、本堂へ向かう道は、どこか厳かな雰囲気。特に晴れた日には、境内の大きな木々や建物が美しく映え、静かな空間の中で精神を集中させることができます。

七五三の名所

西新井大師は、季節ごとの行事やお祭りで賑わう場所でもありますが、特に七五三の時期に訪れるとその活気を感じることができます。

毎年11月になると、参道は七五三参りをする家族連れで賑わい、着物を着た子供たちの姿が目を引きます。七五三は、子供が無事に成長したことを祝い、健やかな未来を祈る行事。寺院内には特別に用意された祈祷の儀式が行われ、子どもたちの健やかな成長を願う親たちの姿が見られます。

子供たちは、神社や寺院での参拝の後、必ずと言っていいほど記念撮影をします。その美しい着物姿は、観光客にも和やかな雰囲気をもたらします。西新井大師では、記念撮影を行うためのスポットもいくつか設けられており、特に紅葉の美しい季節には、素晴らしい背景での写真を撮ることができます。

季節ごとの行事

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西新井大師では、七五三以外にも、成人式や初詣など、家族の節目を祝うために多くの人々が訪れます。特に注目すべきは、正月の初詣や春秋の大祭です。

初詣には、毎年数万人の参拝客が訪れ、新年の健康や幸福を祈願します。また、春の桜祭りや秋の紅葉祭りなど、四季折々のイベントも魅力的で、参道や境内を歩いているだけで心が和みます。

特に春の桜や秋の紅葉の時期は、境内の木々が美しい色に染まり、写真愛好家にも人気のスポットとなります。花の季節や秋の景色を楽しみながら参拝できるのは、西新井大師の大きな魅力です。

ぜひ訪れてみてください
西新井大師は、単なる観光地ではなく、日々の生活に寄り添った深い歴史と信仰を感じることができる場所です。特に七五三の季節には、子どもたちと一緒に訪れるのにぴったりな場所であり、家族での思い出作りにも最適です。お参りの後には、参道でのお買い物や食事も楽しむことができ、日帰りで十分に楽しめるスポットです。

ぜひ、次の休日に西新井大師を訪れて、その歴史や風情、そして四季折々の美しい景色を感じてみてください。西新井大師での静かなひとときが、きっと心に残ることでしょう。




2024年11月05日

2024年酉の市は3回! 「おとりさま」の基礎知識、日程などをご紹介

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11月5日午前零時、台東区・浅草近く千束の鷲(おおとり)神社に「一番太鼓」が鳴り響きます

秋の風物詩、酉の市のはじまりです




鷲神社は、天日鷲命(あめのひわしのみこと)と日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る神社。

その一年に一度の例祭が「酉の市」です。

毎年11月、十二支の「酉の日」に執り行われます。年の干支が12年でひとめぐりするように、日の干支も12日めぐり。

11月の酉の日の回数は年毎に異なり、「二の酉」までの場合と「三の酉」まで行われる場合があります

そして今年2024年11月は一の酉が5日(火)、二の酉が17日(日)、三の酉が29日(金)。と「三の酉」まで行われます。

当日、鷲神社の周囲は多くの参拝客、見物客でにぎわい、社の回りの道路には出店が立ち並びます。

酉の市は0時から0時まで終日行われるため、一日中にぎやかです。

とくに二の酉は日曜日、三の酉は花金!多くの来客が予想されます。

酉の市の象徴といえば、「かっこめ」といわれる「熊手」のお守り。

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熊手とは、神社やお寺などで落ち葉を集めるときにつかうもの、学校の校庭なんかでも観たことがあるあの道具

これをしめ縄、小判やお多福、七福神等のおめでたい飾りで装飾したものが、境内の露店に所狭しと並びます。

熊手を商う出店は全国ニュースで取り上げられますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

熊手はその形状・用途から、お客様を集める、福を招き、呼び寄せるといった意味合いで大変縁起の良いものとされています

鷲神社の例祭はもともと、多くの日本の秋祭と同様、収穫祭として行われていましたが、いつしか、商売繁盛のお祭りとして知られることとなりました。

「おおとり」という、いっぱいのお客さん、福をとりにいく語感も、その風習につながったことは想像に難くありません。

酉の市の熊手売り場をにぎやかにしてくれるのは、参拝客、見物客の声だけではありません

熊手が売れると、お店の人たちが、いわゆる3本締めの手拍子で威勢の良い掛け声。

この声が、境内あちこちから聞こえてきます。これがなんともいえないハレ感を盛り上げてくれます

酉の市の日は、浅草界隈で、購入した熊手を持っているビジネスマン、家族連れがあちこちでみられます。竹の太い取っ手を肩に担いで歩くその姿は、どこか誇らしげで、観ているこちらまでうれしくなってしまいます

熊手は大小さまざま。大きなものだと、企業等が買い求める数十万円のもの、最高100万円のものまであるといわれます。

なお、福を呼び寄せるためには毎年買う熊手を大きくしていく、という風習もあり、地元企業の方は競うように大きなものを買うわけです

この風習、なかなか面白いのですが、ある意味悪魔的(こら)ともいえる風習でもあります。初めて買う人はちょっと不安かもしれません。

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大丈夫、酉の市の露店には、卓上の置物サイズのものや、数百円のストラップのような熊手のアクセサリーなどもたくさん。

ここからはじめればいいのです

ここから毎年大きくして、あと数十年・・・・・、って結局数十万円のものになってしまいそうですね。

まあ、もちろん毎年大きくしていくのは理想であって、懐具合で身の丈に合ったものを買っていけばよいのです。気持ちのモノですからぼちぼちややりましょう。

なお、酉の市の風習は江戸から始まり関東を中心に広がったもので、浅草以外にも新宿の花園神社、横浜金刀比羅大鷲神社などでも行われています

今年は三回、三の市まで開催されます。

ぜひ、立ち寄ってみてください。




2024年10月09日

秋サケシーズン到来 簡単でおいしい自己流「鮭の白子焼」を作ってみた

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今年も秋サケの季節になり、北海道産をはじめ正真正銘の国産の鮭が店頭に並び始めました。 この時期の楽しみの一つに、鮮度の関係から旬の時期以外は出回らない部位が楽しめることがあります。

昨日は、スーパーでサケの白子が魅惑の半額シール付き、200円以下で売っていたので買ってきました
秋味ともいわれる旬の鮭ですが、こういった特殊な雰囲気を醸し出す部位には手を出しにくさもあります。私のようにほぼほぼ料理をせず、技術もないならなおさらです

ここで知っておきたいことは、さけ白子は激安であるだけではなく簡単な料理ですごくおいしく頂けるんです

私がお勧めする簡単料理は「鮭の白子焼」、要は焼くだけ。以下手順をご紹介します
あくまで簡単な調理方法なので、本格的な料理はほかの媒体でご確認を!
まずは白子全体に塩をたっぷりかけてもみ、30分くらいおいておきます。

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すると塩分により全体に汗をかくように水分が抜け、ヌメヌメしてきます。そのぬめりを洗い落とします。 次にそして、30秒ほど軽くゆでて、氷水につけます。 その際血合いを切り落とします。難しく考えることはなく、見た目に気持ち悪い部分を取り除くといった感じ。 筋のような部分は、竹串のようなとがったものをひっかけるようにはがしていくとうまくとれます。 血合いの部分は改めて水で洗い流しましょう。

血色をした部分は生臭さがあり、この下処理をしっかりしておくと、生臭いにおいがかなり消えるんです。

白子を食べやすい大きさに切り分け、フライパンに油をはり、中火で適当に焼きます。
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大体、ひっくり返して両面に焼き色が付いたくらいで、中まで火が通った状態になります。
私のお気に入りは、普通の油にごま油をまぜ、焦げ目をしっかりつけるくらい焼くこと。 IMG20241008195032.jpg
出来上がりはこんな感じで、見た目はあれな感じになってしまいました。見ようによってはフォアグラみたい?


味付けは、ポン酢が一番合うと思いますが、わさび醤油もグッド。バターで焼いて醤油で味付けしてもよいでしょう。塩もみしているので何もつけなくても意外とおいしいです。

焼き目をしっかりつけるくらい焼いても中はふんわりとしていて、ふくよかな食感がなんとなく高級感があり、たまりません。お酒のつまみにもぴったり。
もう一度言います。見た目は微妙ですが本当においしいんです(もちろんセンスがあれば見た目ももっと美しくできるはず)
ともかく、めちゃくちゃ簡単にできるので、一人暮らしにもちょうど良いです。

そして、料理の習慣がない人も失敗の心配はさほどあり
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ません。下処理も難しくはなく、調理はようするに焼くだけですからね。 もちろん、サケ白子は、鍋やてんぷらなど色々な美味しい食べ方がありますので、料理が得意な人はバリエーション豊かに使えます。ほかの料理も上の下処理後にそれぞれの料理を行えば大丈夫です そう考えると、見た目に似合わず、使いやすく万能な食材なのではないでしょうか

しかもめちゃめちゃ安いですからね。(しかも鮮度が落ちやすい部位なのでセール品になりやすい!)


秋味の季節、ぜひおすすめです

2024年10月08日

秋鮭の季節 改めてアニサキスについて「誤解」をとく

秋サケの季節が近づいてきました。この時期はスーパーで秋鮭が並び始めますね。
私もまたさまよいながら、最終的に生まれた場所に返ってくるのです。なんのこっちゃ。

さて、今日の話題。Twitter上で面白いつぶやきがありました
この衝撃のツイートを行ったのは「ねもぱい」さん

某スーパーで買った秋サケの切り身の中に、体内に入ると、胃の出血や激しい嘔吐、下痢を起こすことで知られる寄生虫のアニサキスがいたとの内容

「アニサキスって初めてみた!!!マジで居るのな...!!こわいこわい」というつぶやきとともに、その動画がアップされています
このアニサキスはかなり大型なもの。2,3センチはあるでしょうか。青白くうねうねしていてなんとも不気味。まるでエイリアンのよう

私も、おもわず「お見事」と声を上げてしまいました。

この動画、そのインパクトから、アップしたと同時に加速度的にアクセス増加。31日正午現在、約600万ビューを記録しています。

コメントも混乱状態。値札に名称が映っていたスーパー「ライフ」を糾弾するもの、アニサキスがいること自体が重大な問題であるかのような言葉が躍りました。

しかし「ねもぱい」さんは単に不安をあおるためにこのようなツイートをしたわけではありません。ねもぱいさんのすばらしいところは、アニサキスに関する知識をしっかり啓発していること。

生魚にアニサキスがいるのは普通です。特にサケは寄生が多い魚として知られます。生魚を扱うスーパーや飲食店では、目視できるものははねのけて商品として出すわけですが、当然、まれに残ることはあります。

もちろん、これは生で食べてはいけませんが、70度以上で死ぬといわれており、しっかり焼いたり煮たりすればノープロブレム。そもそも、秋鮭は生で食べるものではありません

また、ルイベのように24時間以上凍らせることでも死滅するといわれます(ただしマイナス20度以上の温度が必要なので家庭では避けたほうが良い)
ねもぱいさんは、アニサキスは普通に生魚には存在すること、スーパーに問題があるわけではないこと、そしてそのサケをちゃんちゃん焼きのように蒸し焼きにしておいしく食べたことなどを報告しています。

ちょっとショッキングな魅せ方ではあるのですが、当サイトは、ツイートを断然支持します

これを機会に、日本の大切な食文化である秋鮭について正しい知識が広がってほしいものです
もう一つアニサキスのニュースではこのようなものも 北海道・札幌の有名フレンチレストランでも食中毒が発生してしまったようです

報道によると、ミシュランガイドで一つ星を獲得している「オーベルジュ・ド・リル サッポロ」で、鮭料理を食べた50代、60代の男性が腹痛を起こし、胃からアニサキスを発見。

札幌市保健所は、同店を2日間の営業停止処分としたそうです。

食中毒の原因となったと考えられる料理が「鮭のミキュイ」。

ミキュイ(mi-cuit)とは、半焼けというか生焼けというか、途中まで火を通した状態のことを言います。

miというのが「半分の、中途の」みたいな意味、cuitが火を通した状態ですね

よく火を通した状態、いわゆるウェルダンのことをbien cuitなどといったりします。

定義から言って、いわゆる生焼けの状態で出すものですから、当然、料理の工程では、アニサキス対策は抜かりなく行うものであったはずです。

同店では冷凍と過熱、両方を行っていたようです。また、おそらく目視により確認できるアニサキスをはじくということもしていたはずです。

すでに書きましたが、サケにアニサキスがいるのは当然の事であり、それ自体は過剰に恐れることではありません。

さけは有史以来人間に楽しまれてきた料理ですから、料理法も確立しています

しかし今回、残念なことになってしまいました。処理が不十分だと、いつこのようなことになるかはわからないということ。

くれぐれも注意したいところですね。
秋サケの季節となりましたが、養殖サーモンの様に生食に慣れていると、忘れがちになるのが寄生虫の対策です

少し前、芸能人のアニサキスによる中毒がニュース等で取り上げられたこともあり、サケの寄生虫の知識は人口に膾炙したのですが、ちょっと間違った方向に傾きつつあります

まず知っておかなくてはならないのは、寄生虫がいることはおかしなことではないということです。

これを教えてくれるのは、冊子「魚屋が出会う身近な魚の寄生虫」

作者は魚屋さんで、寄生虫の対処を日常的に行っていることから、正しい知識を身に着けてもらおうと漫画を執筆したそうです。

アニサキスをはじめとした寄生虫の紹介、また料理時の対処を漫画で紹介するもので、寄生虫の写真も豊富に使われ、読みやすく、ためになるもの。

インターネットで販売した冊子は今売り切れ状態だそうです

寄生虫がいることは異常な状態ではなく、魚屋さんにとって寄生虫を取り除くことは日常茶飯事だというのがこの冊子のもっとも重要なところ

センセーショナルに話題にされると、まるで病気の魚を売っているといった解釈をされがちですが、基本的にいて当然なんですね。

アニサキスは、すし屋などでも、さばなどから包丁で取り除いている所が見られます

スーパーで売られている切り身も、目視で取り除けるものは取り除いています(とり切れているかどうかは別問題ですが)

怖がることも必要でしょうが、いることを前提に、しっかりと対策することが必要なのですね

なかでも私が「ほぉ」と感心(?)してしまったのは、魚の種類別に、アニサキスが内臓にどのくらいの頻度で寄生しているのかという表。

分類は至極かんたんなもので「9割寄生している」「たまにいる」「ほとんど見かけない」というものなのですが、そのなかでわれらが「天然さけ」は「9割寄生している」!

もう、絶対いると考えたほうがいい

対策としてはやはりしっかり火を通すことが基本。冷凍することもある程度は有効ですが、家庭用の冷凍庫では完全ではありませんので、やはり火を通すこと

せっかくの秋味ですから、むやみに怖がるのではなく、正しい知識をもとに安全に愉しみましょう

2024年09月07日

「秋サケ」文化を啓発し、シロザケの外食メニューを開発すべき

サケの季節になりましたが、家であまり料理をしない人にとって、とれたてのシロザケを選んで食べる方法って結構難しいな、と感じます。

わが国で天然で獲れる鮭は、シロザケだけです。だから、旬の季節はしっかりシロザケを食したいと思うのですが、魚屋やスーパーならともかく、外食やおそうざいではサケの種類がわからないことが多い。

弁当の鮭は、ニジマスなどのいわゆるサーモンでもサケ弁と表示してもよいと行政が指針を示していますし、パッケージ裏のラベルを見ても結局は種類がよくわからないことがおおいんですよね。

わたしは養殖のアトランティックサーモンやニジマスの刺身なんかも好きですし、そこら辺の事には寛容なのですが、種類を知りたいと思うことはしばしば。

今の時期にとれたてのシロザケを食べるということは、日本に住んでいるからこそのことですからね。とかく、日本人に食べ物の旬とか季節感がなくなったといわれる昨今ですが、その感覚は大切にしたいものです。
マーケティング的にも、そういう旬の知識が人口に膾炙したほうが、物が売れると思うんですよ。

ブログを始めてから、特にそう思います。

単にサケが好きだからはじめたブログですがいろいろ調べていくうちに、知ったうえで食べてみたいというか。これはシロザケに限らず、サーモン含めすべての種類で。

前回は「秋鮭が新鮮な季節だから、白子を食べてみよう」とか、1年前では絶対思わなかったことです。確実に啓蒙されてます。

これきれいごとで言っているのではなく

知識が増えると、購買意欲もわいてくるんですよ。

人々の欲望を喚起するパワーがあるんです。

コンビになりファストフード、ファミレスの季節限定メニューのCMとかで「秋サケの季節になりましたー」なんて言って紹介してくれたら、食欲はかきたてられるし、教育的な意味も大きいんじゃないかしら。

個人経営の飲食店なら、いますぐメニュー開発やるべきですよ。

とりあえず今の時期、外食や中食(おそうざい)で、サケの種類を知るためには、シロザケでなくては概念的に成立しない「秋サケ」の言葉に注目していけばいいのでしょうね。

それに加え、春の「時知らず」なんかも、シロザケにしかない概念です。マーケティングに使ってほしいですね。大量生産するほど獲れないから無理なのかな。

2024年07月13日

利根川の鮭激減の理由とは?遡上調査でわかるサケの「南限」

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寒い場所に生息する鮭。日本では北海道や東北、北陸が主な生息地となっています。
では、日本で鮭の稚魚が育ち、海にわたり、再び帰ってくる「遡上」が定期的に行われている川の最南端、つまり南限はどこなのでしょうか 太平洋側においては千葉県の栗山川(くりやまがわ)であると考えられています。 この栗山川の近くにあるのが、日本第二の川、利根川。

利根川には毎年、太平洋から生まれ故郷に帰るサケの遡上が確認されています 遡上した鮭は上流部、群馬県内の川で自然産卵し、成長、再び降海するというサイクルです。

利根川に遡上する鮭は、非常に貴重。
利根川では稚魚の放流事業も行われるほか、環境資源の保護のため、基本的に鮭を獲ることは禁止されています。

また、利根川に遡上する鮭の個体数は、水資源機構利根導水総合事業所により毎年調査が行われています 同事業所では1983年以来、毎年10月1日から翌1月にかけて利根川のサケ遡上数を調査。 調査される場所は、利根川の上流へ遡上するために必ず通らなければならない、同川中流部、埼玉県行田市・群馬県千代田町にあたる「利根大堰」。 堰を通る魚道に設置したカメラ3台により、遡上する鮭の数をカウントする方法です。

このほど、令和5年度(同10月から6年1月調査分)の結果が発表されています。 その結果、同シーズンのサケの遡上数として確認されたのは何匹くらいだと思いますか なんと、わずか8匹でした。
この数字、ちょっと心配になるものです。というのも、前年の令和4年は64匹、21年は36匹と明らかな減少傾向であり、最少レベルになってしまっています。
過去の遡上数は、調査開始時の83年が21匹と少なかったものの、95年から97年にかけての河川改修で急増。2011年には1万匹超、13年には最多の1万8696匹を数えるまでになっていたのです。 16〜18年は4千匹前後で推移。 様子が変わったのが2019、20年で百匹代に激減し、回復の様子を見せていません
要因として考えられているのは海水温の上昇、餌場など生育変化などがありますが、鮭は年によって数の上限が激しいことでも知られ激減の説明ははっきりとはわからない状況。
このまま利根川の鮭は減少の一途をたどってしまうのか。今後の状況に注意しておきたいところです。 カムバック・サーモン!
posted by むらにしゆうか at 11:00 | Comment(0) | (カテゴリなし)
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