さて、今回はLaboratoryテーマ23「選択肢メニューを開いて、選択したい」そのAです。
前回公開したサンプルの、スクリプトの書き方を説明します。
まず、YN命令。
記述:
YN,y,x,m1,m2,m3 |
因数の説明:
y,x | 選択ウィンドウ表示座標 |
m1 | キャンセル時メッセージ |
m2 | はい選択時メッセージ |
m3 | いいえ選択時メッセージ |
例:座標(2,2)に「はい/いいえ」の選択ウィンドウを開き、キャンセルならメッセージ4を、「はい」ならメッセージ5を、「いいえ」ならメッセージ6を表示する。
1 | 0,1,"げんきかい?",2,"YN,2,2,4,5,6" |
2 | 1,"はい ",2 |
3 | 1,"いいえ",2 |
4 | 1,"むしすんなよ!",2 |
5 | 1,"そりゃよかった!",2 |
6 | 1,"おだいじに。",2 |
メッセージ長は3桁固定ですが、「はい」と「いいえ」のメッセージも変更可能ですので、2択なら「SW命令」よりも「YN命令」を使う方が効率良いです。例えば、「あか/あお」、「けす/つける」等。
次に、SW命令。
SW命令は項目を選択するだけですので、SS命令やCF命令と組み合わせて使います。
記述:
SW,y,x,x2,y2,n |
因数の説明:
y,x | 選択ウィンドウ表示座標 |
x2 | ウィンドウ幅 |
y2 | ウィンドウ行数 |
n | 選択項目数 |
例:座標(2,2)に選択項目を7項目選択できるウィンドウを開き選択する。
1 | 0,1,"だいじなものは?",2,"SW,2,2,6,7,7" |
2 | 1,"いのち ",2 |
3 | 1,"おかね ",2 |
4 | 1,"きぼう",2 |
5 | 1,"ゆめ ",2 |
6 | 1,"かぞく",2 |
7 | 1,"しごと",2 |
8 | 1,"なかま ",2 |
選択項目のメッセージ長は揃えてください。
今回は最長が4桁なので、4桁に揃えてあります。
ウィンドウの幅は、4+2の6で設定してあります。
今回のテーマ、選択とは関係ありませんが、SW命令だけでは使い物にならないので、活用するためにSS命令とCF命令も説明します。
まず、SS命令。
SW命令での選択値をイベントのフラグ値に設定します。(SW命令でキャンセル時は「0」が入ります。)
要するに、イベントのフラグ値を変数として扱います。
記述:
SS,e |
因数の説明:
e | 設定するイベント |
次に、CF命令。
イベントのフラグ値に応じたメッセージbヨ飛ぶ。
記述:
CF,e,m0,m1,m2,... |
因数の説明:
e | 参照するイベント |
m0 | フラグ値0時のメッセージ |
m1 | フラグ値1時のメッセージ |
m2 | フラグ値2時のメッセージ |
例:じゃんけんをする。(選択値をイベント5のフラグ値に設定し、イベント5のフラグ値を参照し、メッセージを表示する。)
1 | 0,1,"じゃんけん…",2,"SW,2,2,5,3,3:SS,5:JP,5" |
2 | 1,"グー",2 |
3 | 1,"チョキ",2 |
4 | 1,"パー",2 |
5 | 1,"ポン! グー!",2,"CF,5,9,6,7,8" |
6 | 1,"あいこだ!",2 |
7 | 1,"まけた…",2 |
8 | 1,"かったー!!",2 |
9 | 1,"やらないのかよ…。",2 |
その他の命令も順次説明していきますね。