2011年05月22日
無縁社会といわれても・・・
NHKスペシャル制作者の造語「無縁社会」が
2010年の流行語大賞になったが、
今や日常生活語?の感がする。
32,000人もの「無縁死」と報道されるや
大きな反響があったようです。
「引き取り手のない死」を「無縁死」として
全国の自治体が公費で葬った遺体数を調査した。
身元不明の自殺、生き倒れ死、餓死、凍死、溺死等、
それが上記の数字だ。離婚、死別等で家族を失い、
郷里を離れての仕事では地縁・血縁が薄くなって、
定年等での社縁も失い更には独身高齢者となると
新しい縁を結べるのは容易ではない。
放送後に30から40代の反響が大きかったとされ、
「明日は我が身」との思いもあったそうですが、
将来に不安の理由に2つの「非」をあげられていた。
その一つが非正規雇用の「非」今や終身雇用・年功序列の
旧来の雇用形態が、アルバイト非正規雇用が増加したため
社内での縁も深まらない。
後の一つは非婚の「非」で生涯未婚率を予測2030年には
男性の3人に1人は結婚しない。(女性は4人に1人)
結婚しなければ新たな家族・血縁もできない。
地域へのつながり「地縁」もできにくくなる。
報道記事を読みながら想いを深くしている。
「人は生まれてくる時も、死ぬ時も一人」と言われるが、
果たして人生は一人ぼっちで終えていいのか?
私の先輩の多くは、若き頃から人との関わりを大切に、
時に自分の悲哀をも慈愛に変えて生き抜いてこられた。
だからこそ晩節を諸病・難題をも乗り越えつつ尊敬を集めて、
かつ生涯現役を現実化されている。
たとえば善をなす時に一時は孤独になっても
他者への思いやりと行動は、自身をも輝かせることにもなる。
まさに「一期一会の縁」を大切にすることが、
人の道と学ばせていただいてきた。
90歳になったよ!元気で車を運転しているよ!と、
87歳・83歳・80歳と75歳になったから
“人生は今が旬”とばかりにお声をかけてくださるのが
私の関わる人々です。人生は気合いだ!!
何のため、誰のための人生かと、夢・目標を持ち続けて
行動していくかどうかの差と思えてなりません。
血縁・地縁・社縁も自分自身の生き方次第だと
心いたしております。
「人は生きたようにしか死ねないものです」合掌
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posted by 特許健康楽々くん at 19:42| 健康楽々くん 冷え性