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この事件はどうもおかしい。
被告が遠隔操作をしたことを裏付ける直接の証拠はない、というのだ。
今後の展開が注目されるが、あまりに時間がかかっている。
これで不起訴であれば、損害賠償、名誉回復など大変なものになるだろう。
最後は警視庁で働くのか？

yahooより。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140210ddm004040123000c.html

醜いアヒルの子―幕張署サイバーポリス課事件簿Ｉ―

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ＴＨＩＳＷＥＥＫ:今週の予定　ここがＰｏｉｎｔ！　パソコン遠隔操作事件初公判
毎日新聞　2014年02月10日　東京朝刊

　◆２／１２（ＷＥＤ）
　◇試されるサイバー捜査

　他人のパソコン（ＰＣ）を遠隔操作し、無差別殺人を予告したなどとされるＰＣ遠隔操作事件で、威力業務妨害罪などに問われた元ＩＴ関連会社社員、片山祐輔被告（３１）の初公判が１２日、東京地裁で開かれる。一連の事件では４人が誤認逮捕され、警察が謝罪に追い込まれる異例の展開をたどった。弁護側は「片山被告も遠隔操作の被害者」と無罪を主張するとみられ、公判はサイバー犯罪捜査の真価が問われる場になりそうだ。

　片山被告は、横浜市の小学校襲撃予告（２０１２年６月）や日航機爆破予告（同８月）などの犯行予告９件と、遠隔操作ウイルスを他人のＰＣに感染させたウイルス供用６件の計１５件で起訴された。警視庁と大阪、神奈川、三重の各府県警は当初、犯行予告の送信元だった男性４人を逮捕したが、４人のＰＣは何者かに遠隔操作されていた。サイバー犯罪の捜査能力に疑問符が突きつけられ、警察当局はその反省から、不正プログラム解析センターの新設などの態勢強化を図ってきた。

　片山被告については、遠隔操作をしたことを裏付ける直接の証拠はない。しかし膨大な通信記録を解析した結果、勤務先のＰＣで遠隔操作ウイルスを作成した痕跡が確認されたという。また、ウイルス情報が入った記憶媒体を首輪に付けた猫が見つかった神奈川・江の島で、被告とみられる男が猫と防犯カメラに映っていたことや、被告の携帯電話に「猫、首輪、江の島」と検索した履歴があったことも状況証拠とされる。

　捜査幹部は「他の人物が実行したとは考えられない」と自信を見せる。一方、足利事件の再審無罪を勝ち取ったことでも知られる佐藤博史・主任弁護人は「証拠は脆弱（ぜいじゃく）で、いくら積み重ねても有罪には届かない」と語る。・・・

−自白を取れると思って長期拘留したのだろうが、自白は取れなかったということ。
　この時点でおそらく敗北の予感・・・